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室戸岬の空と海

今読んでいる本です。
西荻窪の、
旅の本屋のまどさんで
購入しました。

「お遍路さん」。
もちろん言葉としては
知っていましたが、
これは大師様信仰と
結びついているものだと、
恥ずかしながら最近知った次第です。

お遍路さんが道中に
持っていらっしゃるのは
金剛杖、これは杖を
お大師様に見立てていて、
お大師様との二人旅を
意味しているそう。

「お接待」という、
お遍路の旅人をもてなす地元の方達。
お大師様が一緒。なので、
旅人は素直にその好意を受けて、
断ることは基本的にはしない
しきたりなのだそう。
そうなんだ…!

空海さまが若い頃、
修行に励んでいた室戸岬。
ここで悟りを得て、
この空と海から名前を頂いて
「空海」と自ら名乗るようになる…

と、言ったら俄然、
行ってみたくなるでは
ないですか!
室戸岬。

この本の著者の方は、
「通し打ち」という、
一気にお遍路を旅する
やり方で、しかも
ほぼ歩き。という超!
ハードモードで巡っています。

その道中に室戸岬も出てきて、
そこでの思い出を
書かれているのですが、
近くの宿の女将さんのひとことが
印象的でした。

「空海」というと、
真っ青な空と海を
何となくイメージしていたのですが。
女将さんが言うのには、
“夜の”、空と海の
イメージだったのではないか。
と。

夜。
きっと、今よりずっと澄んで
真っ暗だった空には
無数に星がまたたき、
海にもその姿を映し出して
いたのかもしれません。

夜の暗闇の中で、
空と海の境目は曖昧で、
それはまるで、宇宙のような。
全ての理、真理の姿を
彷彿とさせる…、

な〜んて。
最近読んだ、漫画「阿・吽」の
空海さまの姿のイメージで、
想像が膨らみます。

私が空海さまに興味を持つ
きっかけになった雑誌には、
確か悟りを得た時に
明けの明星を飲み込んだ、
とあって。

そうすると、
夜明けの空と海の
イメージになるのでしょうか。
海の夜明け。
それもまた荘厳ですよね。

どのイメージも素敵で
甲乙つけ難いですね。
室戸岬。
行ってみたいです。

✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

ここまで読んでくださいまして、
どうもありがとうございます!



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