![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/148919813/rectangle_large_type_2_8d363b74889b7ffccf4182efe0ee31d4.jpeg?width=1200)
#418 渓谷
今日も猛暑だった。シャツの上から、日差しが差し込んできた。熱風が吹き危険な暑さだった。
夕方6時を過ぎた頃、私と妻は近くの渓谷に行った。すでに、渓谷の入り口付近はひんやりとしていた。観光客は帰り、売店は閉まっていた。滝につながる小道には、木が繁っていて薄暗かった。ヒグラシの鳴き声だけが聞こえてきた。晴れの日が続いたので、水が少なく、川が細くなっていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1722243687479-nAjhL6aiEp.jpg?width=1200)
私たちは、渓谷の入り口から300mほど行ったところにあるベンチに腰を掛けた。渓谷を通り抜けてきた風は涼しく、気持ちがよかった。しばらく休んでから、私たちは帰り道についた。岩を伝って水が流れていた。手を入れると、とても冷たかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1722243775011-hYoMZnzbuu.jpg?width=1200)
家に着いた頃には、あたりが暗くなっていた。ひと時の夕涼みだった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?