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#208 聖林寺
昼食後、私と妻は、桜井にある聖林寺に行った。駐車場から坂を上り、山門をくぐった。
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免震機能付き鉄筋コンクリートでできている観音堂の中に、国宝・十一面観音が祀られていた。
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フェノロサも、和辻哲郎も天平文化の傑作として、この十一面観音をほめたたえていた。
右手を下げ、左手に水瓶を持ち、均整の取れた像が、台座の上に立っていた。私と妻は、約3メートルの十一面観音の周りを、ゆっくりと一回りしながら、仏様を拝むことができた。
本堂には、ご本尊・子安延命地蔵菩薩が座していた。今でも、安産や子育て子授けのお地蔵様として人々に親しまれている。本堂を出たところには、良縁を願うたくさんの絵馬がかかっていた。
その中に「わたしとままが、しあわせになりますように」と、つたないひらかなで書かれた絵馬があった。「幼い子どもとママが、このお寺に来たこと。ママが、このお寺を選んだこと。今の気持ちを、この絵馬に書いたこと。」などなど、私は考えてしまった。
その後、私たちは、本堂を出て茶所に行った。
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茶所から右手には三輪山が、左端には箸墓古墳が見えた。お寺の中の、眺めのよい茶所で一休みして、私たちは帰路についた。
#わたしの旅行記
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