ダービー7番勝負⑦門別/北海優駿
ダービー7番勝負の7発目、
北海優駿の予想/考察です。
北海優駿は門別競馬場で行われます。
3歳限定戦となり、ホッカイドウ競馬三冠競走の
2戦目に位置付けられています。
(北斗杯、北海優駿、王冠賞)
1戦目北斗杯はシルトプレが勝利してますが、
距離も代わり他の馬達も巻き返しを図ります。
出走資格
サラブレッド系3歳
(地方全国交流)
負担重量
定量56kg(牝馬54kg)
■コース
門別競馬場 ダート外回り2000mコースで
行われます。
1周1600mと地方競馬では最大級の大きさを
誇るコース。
北海優駿のスタート地点は4コーナーの奥で、
1コーナーまでのおよそ 470mという長い直線を
どうクリアしていくかが最初の勝負どころと
なります。
各馬のポジション、隊列はじわじわ形成されて
行くので理論上内/外の有利不利は起こりづらい
ですが、傾向としては少し外の方が勝率が
高いです。
また、長い向正面でどれだけスタミナを
温存できるかという点も勝負につながる
ポイントとなっています。
距離が長いので他の距離と比べると逃げ馬の
勝率は低く、2-3番手あたりが絶好ポジションと
なります。
■今週の馬場状況
昨日は良馬場での開催。
いつも通り前が有利で、
最終コーナーで中団より前の馬で決まるレースが
多かったかと思います。
ただし本日北海道が午前中雨予報のため、
どれくらい影響でるかは前のレースで確認が
必要です。
■過去レース傾向
-枠順
上にも書きましたが最初の直線が長く
ポジション取りができるため、また頭数も
そこまで多くないので、内外で大きく有利不利の
影響はありません。
-人気
過去10回のうち7回で単勝1番人気が勝利しております。
また、3着馬20頭中16頭を2~5番人気が
占めており、基本的に上位馬は信頼して
いいかと思います。
-年齢
3歳が勝ちます。これは言いきれます。
(7戦連続7回目)
-前走北斗杯組
北斗盃が1600mに延長となった2015年から
関連が強くなり、過去7回の連対馬はすべて
北斗杯組となってます。
北斗盃1着馬が4勝、4着馬が1勝で、
不出走馬は3着3回のみとなっています。
間隔も短いので北斗杯に出れる力のある馬が
順当に上位に来ることが多く、素直に北斗杯組
から考えていいかと思います。
-過去距離実績
他のダービーもそうですが、
距離が2000mになりほとんどの馬が未経験、
距離に適応できるかというのが1つ大きな
ポイントとなります。
ひとつ傾向として門別か南関東の1800mで
連対実績がある馬は、出走15頭と少ないものの
5勝、2、3着各2回の好成績となってます。
血統や展開もあり一概には言えませんが、
1800m連対経験のある馬は2000mもこなせる
ことが多いようです。
■参考レース
-北斗杯
まずは外から⑧エンリルが逃げます。
①シルトプレが内の2-3番手の位置。
⑧エンリルが軽快に逃げて
⑤スダワールドが2番手。
その後ろに①シルトプレと④プリサイスニードル
がいて、
最後方それほど離されてない位置で
⑨マナホク。
最終コーナー⑨マナホクが捲ってきて、
直線、①シルトプレが思ったよりズブくて
おいおい大丈夫かと思いましたが、
エンジンかかってからは
伸びが鋭く①シルトプレが1着。
逃げ残った⑧エンリルが2着。
差してきた⑨マナホクが届かず3着といった
結果でした。
■各馬の評価
①モリデンブラック
北斗杯で5着だったモリデンブラック。
その後の前走はA2レベルで古馬戦を戦い、
3着。
1着トウカイラルゴはこの前連勝止まった
ものの5連勝中だったので致し方なしですが、
2着のサンケイワールドはそのあとマナホクに
負けているのでトウカイラルゴ以外のメンバー
レベルは高くなかったと思います。
今回メンバーレベルでは厳しいかと思うので、
消しておきます。
②エンベルト
中央で結果出ず、門別に転入した馬。
門別転入後は(1-2-1-0)となっているが、
C4レベルなので今回はかなりの格上挑戦に
なります。
後ろからの競馬になりそうなので
展開も向かなそうで消しです。
③エンリル
過去には南関ダービー馬カイルに
7馬身差をつけ圧勝したこともある馬。
ただしカイルも調子を落とし本格化前だった
時期で場所も金沢なので過度な期待は
禁物でしょうか。
北斗杯で逃げ粘り2着となりましたが、
・1700より長い距離は未経験
・今回距離延長、外回りで逃げの優位性は
薄くなる
・北斗杯で単騎逃げ今回も逃げは明確
なので標的とされる
などプラスよりマイナスとなる部分が多く、
今回は評価を下げようと思います。
④クラグローリー
デビュー後に新馬戦、未勝利戦でなかなか
勝てず、やっと勝ち上がった10月に競走中止
となったクラグローリー。
3月に叩き1走目で4着、前走叩き2走目で3着と
調子は上げてきているものの、前走はクルー
ドラゴンに5馬身差、プリサイスニードルに
2馬身差と敗れており、逆転までの上積みが
あるかは疑問。
今回は消します。
⑤クルードラゴン
名古屋からの再転入となりますが、
再転入後は(2-0-0-0)
今回走る、プリサイスニードル、
クラグローリー、スダワールドなどに
勝っております。
北斗杯組以外で選ぶとするとこの馬か。
後ろから捲っていくタイプなので前が早く
なり潰れたらチャンスがあるかもしれません。
⑥プリサイスニードル
3走前鎌倉記念、2走前北斗杯とシルトプレが
勝ったレースで惨敗しており格付けはすんで
しまっているように思います。
前走のオープン戦でも
クルードラゴンに負けており短い期間での
上積みも考えにくく、今回は厳しいでしょう。
⑦シルトプレ
前走北斗杯で一冠目を取ったシルトプレ。
デビューから4走を門別で走った後は
南関の重賞に挑戦していました。
5走前鎌倉記念ではママママカロニに
競り勝ち1着、4走前全日本2歳優駿は中央馬も
いる中で5着と健闘。
3走前は雲取賞でシャルフジンに敗れたものの、
そのシャルフジンは京浜杯勝利、羽田盃3着。
2走前京浜杯は明らかな不利を受けたので
度外視でいいと思います。
上記のように、実績/能力はいまのホッカイドウ
競馬のなかでは上位かと思います。
ズブさと距離がどうかと言われてますが、
門別の長い直線なので多少ズブくてもエンジン
かかれば間に合いますし、
距離については、雲取賞1800mでも
直線伸びてきてたところを見ると問題ないと
判断してます。
しかし1点懸念があり、昨日騎乗予定の
石川さんが疾病?怪我?のため全馬
乗り替わり。
これを書いてる現段階では乗れるのか
誰かに乗り替わるのか決まってません。
乗り替わりとなった場合、
誰が乗るかも大きなポイントになります。
(南関から笹川さんが飛んできて俺が乗る!
となってほしいですが、現実的に無理です
かね)
本命候補ですが、
鞍上とパドックによっては他の馬と
入れ替えがあります。
⑧マナホク
北斗杯は後方からの捲り差しでしたが、
届かずに3着。
その後、前走古馬相手に後方からの
捲り差しを決めて1着。距離1800mを
こなせた、上がり37.9秒というところは
素直に評価できます。
北斗盃は内周りで、大外枠から捲って行く
形でしたが、今回は外回りで末脚が更に
生かせる状況となります。
北斗杯でのシルトプレ、エンリルとの
差は詰まってくるかと思います。
鞍上は成長著しい落合玄太くん。
ダービー騎手になってしまえ!
対抗評価予定。
⑨スダワールド
門別から1度園田に移籍し、
門別に戻ってきたスダワールド。
門別転入初戦は3歳戦3着だったものの、
北斗杯で先行し上位3頭には敗れたものの4着
と健闘。
前走は古馬相手にクビ差2着と着実に
成長している感があります。
しかし上位と戦うにはもう一歩という成績。
だが、鞍上に秘密兵器金沢の吉原さんを
配置してきたところにかなりの勝負気配を
感じます。
吉原さんの2022年の勝率39%、連対率53%
(こき調べ)と驚異的な数字となっており、
さらに金沢の成績を除くと、、、
おっと、野暮なことはやめましょう。
高知含め全国重賞でたびたび好騎乗をみせて
ます。
スーパージョッキー吉原さんが
スダワールドをダービー馬に導くか。
馬は前に行く競馬ができるので、
エンリルの後ろ2-3番手のベストポジションを
確保し、道中うまく運べれば。
⑩ボニーマジェスティ
中央でデビューしたが16着と結果でず、
2戦目から門別に転入してきている馬。
門別転入後は(2-0-1-0)といった結果だが、
2勝はいずれも1200mの実績。
1700mより長い距離は未経験、
重賞および今回のメンバーレベルでの対戦も
未経験と読みきれないが、よっぽど能力を
秘めてるか覚醒しないと今回は厳しいかと
思います。
■展開
逃げ:③
前方:⑨
中団:①④⑤⑥⑦⑧⑩
後方:②⑤
③エンリルが逃げます。
⑨スダワールドが番手につけて後の馬は
中団でポジション争い。
⑨スダワールドと中団が早めに
③エンリルを捕まえにいき、⑤クルードラゴンと
⑧マナホクは外から捲ってきて、
直線勝負となる想定です。
■予想
◎⑦シルトプレ
○⑧マナホク
▲⑨スダワールド
△⑤クルードラゴン
☆③エンリル
あとはパドック次第🔥
馬の状態によって変わりますので
パドックでしっかり取捨選択しましょう!!
※現時点での予想で、当日の馬場状況、パドックで
変わる可能性があります。
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↓↓↓ パドック後に記載予定
■パドック評価
■最終予想
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