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ダービー7番勝負⑥川崎/関東オークス


昨年優勝馬 ウェルドーン

ダービー7番勝負の6発目、
関東オークスの予想/考察です。

関東オークスは川崎競馬場で行われます。

牝馬3歳限定戦となり、南関東牝馬三冠の
3戦目に位置付けられています。
(桜花賞、東京プリンセス賞、関東オークス)

注目は桜花賞、東京プリンセスと勝利してきた
スピーディーキックが三冠達成となるかと
いったところ。

しかし関東オークスは中央馬も参加する上に
距離が今までより伸びるのでかなりハードル高く
これまで南関東牝馬三冠を制したのは2006年の
チャームアスリープただ1頭となっています。

昨年もケラススヴィアが二冠達成し
関東オークスに挑んだものの、ウェルドーンに
敗れて2着となってます。

出走資格
サラブレッド系3歳牝馬
(指定交流)

負担重量
定量54kg

■コース

川崎競馬場 右回り2100mコースで
行われます。

スタートは2コーナー出口から。

最初のコーナーまでに距離があるため枠順の不利
はあまり無いですが、脚質の並びで外枠に逃げ
先行馬が揃えば、内枠が不利になりやすいです。

逃げ先行馬が好走しており、全体的には、
中団からの差し馬まで。

関東オークスの場合、勝負どころの3角手前で
JRA勢のスピードについていけるかが
ポイントになります。

■今週の馬場状況

14日馬場状況

昨日はパラパラと雨が降っていたものの、
稍重での開催。

川崎競馬場らしく逃げ、先行馬が有利で
プラス上がりタイムの速い馬の中団差しで
決まっていた印象です。

直線入口で中団より後方にいる馬は
届きません。

今日は雨予報のため予報通り降れば
重馬場開催になる可能性があります。

そうなるとさらに前有利の展開になるかと。

■過去レース傾向

-所属別

過去10年 所属別

過去10年で地方馬による勝利は三冠達成した
12年アスカリーブル(船橋)の1頭のみ。

JRA馬が9勝と圧倒的な強さを見せてます。
しかし2,3着に注目すると、南関東4場の所属馬が
2着4回、3着5回と上位に食い込んでいます。

過去10年では13年以外の全ての年で地方馬が
3着以内に入っており、オープンの交流戦に比べ
JRA馬にまったく太刀打ちできないわけでは
ありません。

-枠順

最初の直線が長くポジション取りができるため
内外で大きく有利不利の影響はありませんが、
過去傾向からいくと大内枠、大外枠よりも
真ん中よりの枠の方が結果が出てる傾向に
あります。

-人気

過去10年 人気別

4番人気以内の馬が9勝、2着7回、3着6回で
3着内率は55%と、人気上位4頭で決まる確率が
高くなってます。

言い換えると中央馬+地方上位馬で
決着することが多いです。

-年齢

3歳が勝ちます。これは言いきれます。

-東京プリンセス組

地方馬では前走東京プリンセス組が好成績を
残しております。
(中央と戦える能力があるのに桜花賞、東京
 プリンセスに出てないというケースが
 稀なため)

ちなみに桜花賞・東京プリンセス賞を勝ち、
南関東牝馬三冠をかけて挑んだ19年トーセン
ガーネットは3着、20年アクアリーブル、
21年ケラススヴィアは2着となり三冠を逃して
おります。

■参考レース

-昨年の関東オークス

2021年 関東オークス結果

ケラススヴィアが逃げ、
ウェルドーンはスタートそこまでよくなかった
ものの早めに上がっていく形になりました。

そのまま道中進んでいき、

ウワサノシブコ他先行馬は垂れていき、
ウェルドーンとケラススヴィアの叩き合いに。

3番目には中団で脚を溜めついてきた
ランスオブアース

ウェルドーンがケラススヴィアを振り切り
そのままゴール といった形でした。

やはり前々で競馬をした
ウェルドーンとケラススヴィア、
最終コーナーで3番手まで上がってきた
ランスオブアースで決まった形です。

■各馬の評価

①スピーディーキック

 桜花賞・東京プリンセスと二冠を達成し、
 南関牝馬三冠に挑むスピーディーキック。

 個人的にはスピーディーキック全力応援🔥
 なのですが、気になるのは、

 桜花賞(1600m)→東京プリンセス(1800m)
 と距離が伸びた前走、

 レディオスターと散々競ったのちに、
 最後差してきたコスモポポラリタに
 ギリギリまで追い詰められたところ。

 そしてそのコスモポポラリタが勝ち馬に
 地元の利はあったものの、高知優駿で3着に
 敗れたこと。

 もしかして適正距離としてはいっぱい
 いっぱいで2100mは少し長いのでは?と
 思ってしまいました。

 また今回最内枠ですが、
 ハナを切るタイプではないので外から被せ
 られて後ろにずるずる下がることがないように
 走らないといけません。 

 ネガティブな話から入ってしまいましたが、
 東京2歳優駿、桜花賞をぶっちぎり、東京
 プリンセスもしっかり勝ってるので現時点で
 南関馬で世代トップなのは間違いありません。

 重賞ハンターみかぽんの捌きも期待して
 対抗評価にしたいと思います。

②トキノゴールド

 桜花賞4着、東京プリンセス5着と
 着実に掲示板には入ってきています。
 
 しかしスタートからうまくポジションを取れず
 中団後方からの競馬から追い込んできての
 4、5着といった印象で、今回のメンバーレベル
 ではポジションが取れず中団後方からに
 なってしまうと致命的かと思います。

 しかし枠がスピーディーキックと中央馬
 リッキーマジックの間になってしまい、
 ポジション争いも一苦労でしょう。

 ポジションうまく取れれば
 内でうまく脚を溜められるかと思うので、
 パドックよければ穴候補へ。

③リッキーマジック
 
 新馬、1勝クラスと連勝しヒヤシンスSは
 状態面が上がらず回避。

 休養後の前走の青竜S(OP)では1番人気に
 推されたものの10着敗戦。ハイペースについて
 いった先行馬が全滅した展開で、牡馬混合戦
 だったのもありそこまで10着という結果には
 拘らなくてよさそうです。

 砂を被ると嫌なタイプなので、
 前に出てラブパイローの後ろあたりに
 つけたい。 

 ただ懸念は2つあって距離が長いんでは
 ないかというのと、ルメール。

 前者は、ここまで1600mしか走っておらず 
 いきなりの2100m、しかも地方の特殊な
 馬場で走り切れるかどうか。

 後者はルメールが地方重賞で快勝するイメージ
 はあまりないんですよね、、賞金にテンション
 が上がらないのか馬場が読みづらいのかは
 わかりませんが。

 ということで紐まで。

④ソレイユスマイル

 川崎2000mでの好走歴があるのは
 大きいものの、やはり重賞を戦ってきた経験
 のあるスピーディーキック、トキノゴールド、
 ティーズハクアよりは現時点で期待できない
 のではと思ってます。

 森さんが上手くなったらわかりませんが、
 いまの時点では消しておきます。

⑤ティーズハクア
 
 前走桜花賞は2着。

 最終コーナーで捲ってきて直線先頭に立った時
 ティーズハクア自身ももらった!と思ったの
 でしょう。
 
 しかしさらに外からスピーディーキックが
 きてええっ!?っと振り返ってるのがかわい
 かったです。
 
 展開にも恵まれたものの、
 ロンスパできる能力があるので頭は無理でも
 追い込んでの3着くらいはないだろうか。
  
 鞍上人気なのかトキノゴールド、
 ソレイユスマイルより人気しておらず妙味も
 あるので、穴候補にしときます。
 
⑥サンオルソーライズ
 
 川崎所属で頑張っている馬ですが、
 前走オープン戦でソレイユスマイルに負けて
 おり、重賞経験も無し。さらに町田さんが
 テン乗り。
 
 ソレイユスマイルの評価を下げてるので、
 この馬も自動的に消しです。

⑦グランブリッジ
 
 新馬戦は敗れたもののその後(2-0-2-0)と
 安定して走ってきており前走1勝クラス勝利。

 持続力があり、操縦性も高い。
 血統的に渋った馬場も合いそう。

 仕掛けどころと地方の馬場が合うかだが、
 馬場読み職人福永さんがおそらくちゃんと
 前につけ、伸びるところを選択してくるはず。
  
 ただしやはりラブパイローと直接戦って
 大差をつけられてるのは気になります。
 
 今回展開も前に行くラブパイローに向きそうで
 相手まで。
 
⑧グラーツィア
  
 前々走は名古屋/東海クイーンカップ、
 前走は水沢重賞と遠征して快勝。

 しかし名古屋はダービー馬タニノタビト、
 水沢もダービー馬グットクレンジングがおらず
 メンバーレベルは高くなかったか。

 そして4走前ユングフラウ賞、5走前
 東京2歳牝馬優駿で南関牝馬に格の違いを
 見せつけられています。

 そもそも南関クラシックで勝負できるのであれ
 ば陣営もそちらの路線できてるはず。

 ということで消しときます。

⑨クレールアドレ

 こちらは笠松からの参戦ですが、
 2走前グラーツィアが快勝したレースで惨敗。

 1走前、3走前は園田、笠松の重賞に出てますが
 惨敗しており、グラーツィアよりも2、3段
 落ちる印象。
 
 今後笠松から頑張って各地の重賞に
 出るようになって欲しいです。
 ナラちゃんの後継者か!?

⑩ラブパイロー
 
 前走は記憶に新しいオークス。
 スタート前にごちゃごちゃあったのと、
 メンバーレベルが段違いなので15着という
 結果自体は問題なし。そもそもオークスに
 出れる自体レベルが高いですね。
 
 ここ4走は芝で走ってますが、
 その前はダートで勝ち上がってきてるので
 ダービー適正も問題なし。長い距離も
 経験済み。
 
 また昨年グランブリッジとの対戦時は
 10馬身差をつけて圧勝してたりします。
 
 外枠に入ったことで
 この馬のテンの速さであれば気持ちよく
 逃げられるでしょう。
 
 地方ダートで大活躍するパイロの血が
 爆発すればそのまま逃げ切りもあり。
 
 ザキヤマさんを確保して乗せてきたのも
 勝負気配高いです。個人的には野中くん
 にオークスリベンジさせてあげればいいのにと
 思いますが、、、
 
 本命候補。
 
⑪ドライゼ
  
 中京ダートで2連勝しており、
 勢いがあるように見えるものの実戦経験は
 少なく調教では子供っぽいところを見せてる
 ようです。
  
 ここまで2戦は後方からの差し競馬で、
 同じような競馬をすると川崎では間違いなく
 届きません。
 
 レーンへの乗り替わりで早じかけが噛み合えば
 能力的にはきてもおかしくないのですが、
 そこで幼さが出てる感じでベストタイミングで
 あがっていけるのかどうか。

 また過去2戦は直線勝負の競馬なので、
 コーナー6回の小回りが必要な競馬場で
 能力を発揮できるかどうか。
 
 なかなか紙一重の厳しい競馬になると
 思っており、私は評価を下げときます。

⑫コーミズアムール
 
 逃げたポッドヘイローを9番手から
 差し切った新馬戦はかなりのインパクト。

 その後2戦はママママカロニに敗れるものの
 2着、3着と好走、しかしその後の重賞では
 結果が出ず伸び悩んでます。

 基本後方からの追い込み競馬で、
 今回中央馬の勢いについていけなさそう。

 残念ながら消しです。

⑬ケウ
 
 前走園田ののじぎく賞は出遅れから
 捲っていくも力尽きて8着。
 これは度外視で良さそう。

 2走前の佐賀の重賞では勝利してますが、
 メンバーレベルは今回に比べるとだいぶ低く、
 今回のレベルでは厳しいかなと思います。


 
■展開

逃げ:⑩
前方:③⑦
中団:①②④⑤⑧⑪
後方:⑥⑨⑫⑬

⑩ラブパイローが逃げます。
③リッキーマジックは前につけたいはず。
⑦グランブリッジも馬場を考えたら前目に
つけるかと思います。

①スピーディーキックはどこにつけるか
みかぽんのセンス次第。

中団の地方馬はなるべく前につけて
脚を溜めながら中央馬に離されないように
したいところ。

⑪ドライゼはおそらく中団後方だが、
どこでレーンがしかけるか。

私の予想では前々+中団前で脚を溜めた
差し馬で決まると思ってます。

■予想
◎⑩ラブパイロー
○①スピーディーキック
▲⑦グランブリッジ
△⑪ドライゼ
☆②③⑤

軸は逃げて展開が向く
⑩ラブパイロー

対抗は本当は全力応援したい
①スピーディーキック

相手は福永さんが上手く乗ってくる
⑦グランブリッジとレーンの早じかけが
決まった時に怖い⑪ドライゼ

穴候補に
②トキノゴールド
③リッキーマジック
⑤ティーズハクア

あとはパドック次第🔥

馬の状態によって変わりますので
パドックでしっかり取捨選択しましょう!!

※現時点での予想で、当日の馬場状況、パドックで
  変わる可能性があります。

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↓↓↓ パドック後に記載予定

■パドック評価

パドックはみんないいけど、
スピーディーキック
ラブパイロー
リッキーマジック
ティーズハクア
かなぁ

ドライゼちょっと発汗してるの気になる

■最終予想
◎⑩ラブパイロー
○①スピーディーキック
▲⑦グランブリッジ
△③リッキーマジック
☆②⑤⑪

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