もち腹 ねどこ

鴨川の近くでのんびりライフ。 詩と短文、つぶやきが中心です。

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記事一覧

自粛

暗くなるまで残って勉強している こういう時のカップ麺のうまさはよく知ってる でも今日は食べない。 えらいぞ、自分。

いなくなった人の歌を紹介する

好きだったアーティストが亡くなった。 酸欠少女 さユりさん 28歳。 その人の曲は数曲しか知らない。 けれど私にとっては大切な曲だった。 今更だけど、本当に今更だけ…

クリームソーダ

喜びも、苛立ちも、悲しみも、 少しのことで 爆発しそうな私の感情は ストローを 挿せば溢れる クリームソーダ。

2

明日は満月なんだね。 今日も月きれいだね

3

雑草の輝き

「盛者必衰」という言葉のように、栄えていたものもいつかは衰退する時が来る。 わたしの暮らすアパートの庭に生えている雑草も今年、同じ運命を辿ることになった。 それ…

2

夏から秋へ

夏から秋へ マロンクリームのパンを食べる 夏から秋へ 日差しの割に暑くないや 夏から秋へ 夕焼けがパステルカラーだ。 少しずつ、少しずつ、変わっていく。

4

五感日記③(2024/09/02)

夕焼け バスを降りたら見えた。 涼しい風と去っていくバスのエンジン音。 隣のお家からは焼き魚の匂いがする。 焼き魚は好きではないが、魚を焼いている匂いは深みがあっ…

5

チキンラーメン

お腹が空いた。 帰ったら絶対チキンラーメン食べてやる。 塩っからいスープに卵を溶かして、 ちょっとまろやかにして、 汁まで飲んでやる。 やったるぞ。

7

五感日記②(2024/09/01)

扇風機の弱い風が心地いい気温になった。 夏の終わりを感じる。 携帯からは「雲と幽霊」という曲が流れている。明るい曲調にsuisさんがきれいな歌声で歌詞を歌い上げる。…

6

五感日記①(2024/08/31)

私は今、まぶしいLED照明の下にいる。 冷蔵庫のヴーンという音が聞こえる。静かな夜だ。身体の下にはマットレスを下に敷いた、しっかりめのお布団がある。そう。私は寝転が…

4

夜の釣り人

わたしの恋人は、お布団を横に並べて2人で寝る時、腕を私の方に少し伸ばして寝る。 普段ぬいぐるみを抱いて寝る私は、そうしているとたまに間違えて腕にしがみつきに来る…

6

春花火

みなさんご覧ください。 これが春の花火です。

9

いい日

今日はカワセミを3羽見た 意外といるね。青い鳥。

8

Action

これまでずっと口を閉じてきました。 何を言っても一緒だと思っていたから。 どうせ届かないと思っていたから。 わたしの言うことは有象無象の1つに過ぎない それでもわた…

4

やきもちの分析

やきもちを焼いた。 焼いた自分は子どもっぽくて、 恥ずかしかった。 なんでやきもちを焼いてしまうんだろう。 考えてみた。 やきもちの原因は 嬉しかった思い出。 わた…

6

日常へ

あのひとの秘密を またひとつ抱えて 私は今日も まちに出る

2
自粛

自粛

暗くなるまで残って勉強している
こういう時のカップ麺のうまさはよく知ってる

でも今日は食べない。
えらいぞ、自分。

いなくなった人の歌を紹介する

いなくなった人の歌を紹介する

好きだったアーティストが亡くなった。
酸欠少女 さユりさん
28歳。

その人の曲は数曲しか知らない。
けれど私にとっては大切な曲だった。

今更だけど、本当に今更だけど、
その曲を紹介しようと思う。

「花の塔」

リコリス・リコイルというアニメのエンディング曲。気になっている人がいて、どうしようとモヤモヤしはじめた頃。
その人が観ていたこのアニメを見てみたら、この曲が流れてきた。

「君の手を

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クリームソーダ

クリームソーダ

喜びも、苛立ちも、悲しみも、

少しのことで
爆発しそうな私の感情は

ストローを
挿せば溢れる
クリームソーダ。

月

明日は満月なんだね。
今日も月きれいだね

雑草の輝き

雑草の輝き

「盛者必衰」という言葉のように、栄えていたものもいつかは衰退する時が来る。

わたしの暮らすアパートの庭に生えている雑草も今年、同じ運命を辿ることになった。

それは今年の春に生えてきた。とても小さな雑草だった。特に思い入れもなかった。

しかしそいつは梅雨にたくさん水を吸い,夏の強い日差しに恵まれてぐんぐん育っていった。布団を干そうとベランダにつながる窓を開けると、そいつはでーんと視界に入ってき

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夏から秋へ

夏から秋へ

夏から秋へ
マロンクリームのパンを食べる

夏から秋へ
日差しの割に暑くないや

夏から秋へ
夕焼けがパステルカラーだ。

少しずつ、少しずつ、変わっていく。

五感日記③(2024/09/02)

五感日記③(2024/09/02)

夕焼け
バスを降りたら見えた。

涼しい風と去っていくバスのエンジン音。
隣のお家からは焼き魚の匂いがする。
焼き魚は好きではないが、魚を焼いている匂いは深みがあってなんか好きだ。

晩ごはんは何にしようかな。
食べたいものの味を思い浮かべながら家に向かって歩き出した。

チキンラーメン

チキンラーメン

お腹が空いた。
帰ったら絶対チキンラーメン食べてやる。

塩っからいスープに卵を溶かして、
ちょっとまろやかにして、
汁まで飲んでやる。

やったるぞ。

五感日記②(2024/09/01)

五感日記②(2024/09/01)

扇風機の弱い風が心地いい気温になった。
夏の終わりを感じる。

携帯からは「雲と幽霊」という曲が流れている。明るい曲調にsuisさんがきれいな歌声で歌詞を歌い上げる。今年の盆を思い出して切ない気持ちになる。
実は今年、大事な仲間を亡くした。
あの子もこんな風に世界を歩き回って、送られていったんだろうか。

そう思っていたらなんだか視界がぼやけてきた。鼻がつまって涙が落ちる。

今日も部屋は埃っぽい

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五感日記①(2024/08/31)

五感日記①(2024/08/31)

私は今、まぶしいLED照明の下にいる。
冷蔵庫のヴーンという音が聞こえる。静かな夜だ。身体の下にはマットレスを下に敷いた、しっかりめのお布団がある。そう。私は寝転がっている。夏用の薄い掛け布団からは汗と埃の混じったような匂いがする。
そろそろ干さないとな。

お腹が空いた。この前もらって食べたドーナツのことを思い出す。久しぶりに食べたミスドのドーナツ。チョコ味の生地にクランチチョコが乗っていた。少

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夜の釣り人

夜の釣り人

わたしの恋人は、お布団を横に並べて2人で寝る時、腕を私の方に少し伸ばして寝る。

普段ぬいぐるみを抱いて寝る私は、そうしているとたまに間違えて腕にしがみつきに来るらしい。昨日もそうして釣られてしまった。

そんなことしてないでちゃんと寝てほしい。でもちょっと嬉しい魚の気持ち。

春花火

みなさんご覧ください。
これが春の花火です。

いい日

いい日

今日はカワセミを3羽見た
意外といるね。青い鳥。

Action

Action

これまでずっと口を閉じてきました。
何を言っても一緒だと思っていたから。
どうせ届かないと思っていたから。

わたしの言うことは有象無象の1つに過ぎない
それでもわたしは、
この社会をつくっている1人の人間なんだ。

聞いてもらえないのは言い方が悪いからか
わたしの言葉が取るに足りないからか

いいや違う。相手が聞かないからだ。
泣いても、叫んでも、聞いてくれない。

それなら変えよう。
彼らが私

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やきもちの分析

やきもちの分析

やきもちを焼いた。
焼いた自分は子どもっぽくて、
恥ずかしかった。

なんでやきもちを焼いてしまうんだろう。
考えてみた。

やきもちの原因は
嬉しかった思い出。
わたしがその人を好きになったきっかけだった。

やきもちの中には
ほかの人には知ってほしくない
わたしのしあわせが詰まっている
……かもしれない。

日常へ

日常へ

あのひとの秘密を
またひとつ抱えて

私は今日も
まちに出る