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【ウマ娘】ライブラ杯を振り返って~「アガってきた!」考察他

皆さん、アオハルしてますか?固形(@kokekarasu_URA)です。

現在地固め因子掘りはお休み中。
今回のチャンピオンズミーティング「ライブラ杯」はジェミニ杯以来の長距離レースということで、
全身全霊を捧げる想いで育成に注力していました。

ジェミニ杯・・・つまり長距離レースはうちの子たちが初めて私を決勝ラウンドまで連れていってくれた距離でして、私としても思いの強い舞台ということで、何としてもうちの子たちを決勝まで導きたかった。大人気なくもこの固形、かなり本気でした。疲れました。もうやりません(n回目)

とはいえ育成環境がURAからアオハルへと変わり、同じ長距離でもジェミニ杯のそれとは全く異なる激戦だったライブラ杯。
レースの興奮が落ち着く前に反省会を兼ねて振り返り記事を書きます。7分くらいで読み終わるようにまとめます。
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1.初っ端から想定外の事態

今回のメンバーはゴールドシップ、スーパークリーク、ナイスネイチャの3人。
長距離レースということで追込が無双することは予想に容易かったので、追込ためらいをはじめ各種デバフを積んだ2人をサポーターに回し、ゴールドシップでブチ抜く作戦を選択します。

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◆ゴールドシップはスピパワで育成

当然ガチャ産の完凸SSRなんか持っていないのですが、持ってないなりに自分で言うのも何ですが情報収集と試行回数を尽くす育成スタイルで中の上くらいにはいる自負はあったんです。
あったんですが・・・第1ラウンド初日はまさかの惨敗。4回も挑戦できたにも関わらず、です。流石に焦りました。
予選敗退とか雑な準備の中挑んだタウラス杯以来の屈辱、周りが許しても私が許せません。

勝てなかったレース(つまり全部)を見返して問題点を洗い出します。

レースを見直してみると、全てのレースでゴールドシップは終盤上がれていませんでした。回復も直線一気もしっかり発動していたにも関わらず、です。
一瞬上がる素ぶりを見せても前のウマに押し返され加速できず後方に沈む・・・一度や二度ではないため、最早運の問題ではなく根本的な修正の必要を感じました。
まず、スピードがSSを確保しているにも関わらず終盤まで後方を走っていること。
「不沈艦、抜錨ォ!」が中盤割と早い段階で発動してしまい、後から固有を発動した他のゴールドシップに抜かれた状態で終盤に突入するケースが殆どでした。
ラストスパート時に前を走っているウマが多ければ多い程進路を妨害されて加速できないリスクが高まるわけですから、これではどんなにスピードやパワーがあったとしても活かしきれず終わってしまう。例え逆噴射することになろうとも、中盤の前半で前に行き、固有を発動させないスキル選択が必要、と仮説を立てました。


第1ラウンド2日目をギリギリまで育成に充て、
「アオハル点火・速」を覚えたゴールドシップを用意し、大方予想通りの動きをしてくれたため、何とか第1ラウンドを3勝することができました。
・・・また新しい課題が生まれてしまったのですが、後述します。

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2.第2ラウンド敗退の危機

未央「ぜんぜん違うじゃん!」

固形「……」

未央「言ったよね!?『今回のライブラ杯は菊花賞を想定した長距離コース。高い水準のスピード、スタミナ、パワーを要求され、賢さを叩いている暇はない』って…なのに、この結果は何!」

固形「ジェミニ杯と比較して育成環境はURAからアオハルへと大きく変化しました…何度も同じ練習を行わなくても施設レベルは上昇し、また新たに追加された『アオハル爆発』により全体的なステータス水準の底上げに繋がったのです。最早URA環境のようなスピスタだけ叩いていれば良かったウマ娘は終わりました。当然の結果です」

未央「当然?ひどいよ、なんで…私がスピパワ育成で調子に乗ってたから?もういいよ、私、育成やめる!」

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◆いやマジで脳内こんな感じでした


・・・ちょっと考えれば簡単なことだったんです。
レース中の追い抜きに大きく影響するのは「賢さ」ステータス。いやそんな事当然理解はしてたんです。
ただ、「長距離レース」というカテゴリに加えライスシャワーや土壇場でのマンハッタンカフェの実装、デバフが飛び交う環境を考えた時にスタミナは最優先で伸ばすべきで、加えてアオハル育成でスピードパワーもSSはほぼ当たり前、必然的に賢さのプライオリティは下がるという「思い込み」が私を思考停止に追い込んでいました。

結果から書くと、第2ラウンド初日もボロ負けでした。
頑張って走ってる彼女らに申し訳なくて申し訳なくて、それでも諦めるわけにはいかなくて一度ゼロベースで練り直すことにしました。
ただ、今回の課題点は恐ろしい程に分かりやすかったため、レースを見返して反省点を洗い直すまでもなく育成に入ることが出来たのは救いでした。最早1時間たりとも無駄にはできなかったので。

中盤から終盤までのレース運びはスムーズに行うことができました。しかし終盤で直線一気から加速するとほぼ必ずと言っていい程、前のウマに詰まって追い抜きに失敗するのです。
完全に賢さで負けてます。賢さなんて400もあれば何とかなると思っていたのですが実のところ更に高い水準を求められていたみたいです。追込Sだったりコツでも持ってればまた話は違ってきたとは思うのですが…

ゴールドシップの固有イベントで賢さを20盛るチャンスがあるとはいえ、基本的にスピパワ育成では賢さまで見る余裕がありません。レースボーナスで賢さに偏るのを祈るのも現実的ではありませんし、そもそもSSRスイーピー直線一気ガチャと平行して狙うには余りに時間が足りない。

急遽スピスタ育成に切り替え、それと同時に継承を見直すことにしました。
URAシナリオ因子がどうとか最早言ってられる状況ではなく、継承一人目はパワー9のマックイーン、もう一人はスピスタパワー3+URAセイウンスカイです。

第1、第2ラウンドと散々負けてきて、しかし終盤最初の直線で追い抜きに成功さえすれば次に控える最終コーナーに先頭で突っ込む事ができるという確信はありました。
スピスタ育成で足りないパワーをパワー9で補い、賢さ高めの育成なら終盤の追い抜きに成功する可能性に懸けて「アングリング×スキーミング」を搭載。

そしてギリギリ完成したのがこちらのゴールドシップ▼

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◆序盤で愛着を引き切れ者も獲得し芝Sまで・・・URA因子は掠りもしませんでしたが残り時間でこれ以上を生み出すのは難しいかと

芝Sを引けたとはいえパワーは1000、スピードもギリギリSSといった仕上がりですが、(最終ターンの33%を叩く勇気がありませんでした)それ以外は完璧な仕上がりです。
切れ者があったお蔭で「後方待機」や「アガっってきた!」など余分にスキルを覚える余裕も生まれました。
賢さを高めに確保したので、思い切って「視界良好!異常なし!」は外しました。元々最序盤で発動するスキルで終盤に影響を与えるとは思い難いですし。
また、アオハル速を引けず消去法的に取った「アガってきた!」が結果として大きな成果を齎した、という話は後ほど。


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◆残していたラストの挑戦権で決勝進出!しかも4勝をもぎ取ってくれました!

ここで気づいたんですけど、少なくとも第1、第2ラウンドでデバフ2本立てって相当賭けだなぁ、と。
ゴルシちゃんの調子で全てが決まると言っても過言ではないですし、全員絶好調になる決勝ラウンドでもなければやはりエースを2人用意した方が良かったのでは・・・と思わない事もないのです
ただ基本的に今回は追込ゲーも追込ゲーなので、タイシンも追込因子も持ってない私は結局彼女を信じる意外に選択肢は無かったのかも。次回はもう少し考えます。

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3.「アガってきた!」考察


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今回のチャンピオンズミーティング「ライブラ杯」、レース中盤のゴールドシップの挙動に大きな影響を与えたのが「アガってきた!」でした。

元々SSRヤエノムテキの実装と同時に登場したスキル「アガってきた!」ですが、「レース中盤に追い抜きに成功すると速度が上がるスキル」ということで、「不沈艦、抜錨ォ!」とシナジーのあるスキルである、と当初は思っていたのですが…

ただ、実際に走らせてみるとゴールドシップの固有と噛みあうケースも殆ど見られず、育成で覚えさせてみても大抵の場合発動しないか、したとしても中盤の早い段階で発動し途中で粛々と適正ポジションに戻っていくケースが殆どで、「あれ?死にスキルなんじゃねこれ」と思っていたのは事実です。
ただ、今回のチャンピオンズミーティングで私の中で評価が一転したスキルがこの「アガってきた!」です。
当然のように中盤で暴発したあと適正ポジションに帰っていくのですが、実はこのムーブこそがゴールドシップの追込に噛み合っているんですね。

ゴールドシップ「不沈艦、抜錨ォ!」は走行距離50~60%区間で順位が50%以下にいると発動し、確か6秒間だかのロングスパートに移行します。長距離コースともなれば終盤に差し掛かる前に効果が切れるため、ゴールドシップ同士の勝負になった際、後出しで固有を発動する程有利が取れることになります。
そこで「アガってきた!」なのですが、固有発動前に強引に前に行くことで他のゴールドシップが先に固有を発動し、こちらは走行距離55~60%に入ってからの固有発動を狙う、「前に行くためではなく、レース運びを安定させるためのスキルである」と解釈しました。まさにゴールドシップのために存在しているかのようなスキルだったのではないでしょうか、今回は。

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4.アングリング×スキーミング炸裂

前述で軽く触れた通り、菊花賞のコース終盤は直線→最終コーナー→最終直線となります。
そのため、最終コーナーまでに先頭をもぎ取ることができれば先行だろうが追込だろうがセイウンスカイ「アングリング×スキーミング」を発動するチャンスがあるわけです。

ゴールドシップはレース中盤、固有により先行レベルまで位置を上げることができ、そこからの追込脚質特有の超強力な加速で先頭に飛び出す、というのが主な勝ちパターンです。
イケると踏んで覚えさせたアングリング×スキーミングですが、

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これが見事に刺さった結果ライブラ杯はAグループ優勝!
・・・いやほんと、第1、第2ラウンドの惨状からよく持ち直したと思います、ええ…


精密な計算をしていないので、最初からパワーが1200あって芝Sを取れてさえいればひょっとしたら終盤の直線のうちに加速が終わり、アングリングスキーミングなんて小細工は必要なかったのかもしれません。
ただ今回のゴルシはパワーも1000と心許なかったですし、現にSランクのゴルシやタイシンを置き去りにしてゴールしたレースもちょくちょくあったわけで。
まさに辛勝、と言えるライブラ杯でしたが随分と引き出しが増えた気がします。あとは自信もちょっと戻りましたね。「SRサポカでもまだやれるぞー!」みたいな。

まあそんな事より何よりも、今回頑張ってくれたゴルシ、クリーク、ネイチャに祝福と感謝を。
3人とも、良く頑張った。ありがとうね。

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