見出し画像

片付けとは、心の整理

仕事を辞めて、数週間経過しました。
元々社畜なので、すぐに次の仕事を探そうとしましたが
体力の限界で辞めたので、体の方が悲鳴を上げてきました。
一旦再就職は置いておき、まずは自分の身の回りの整理を始めています。

今まで色々なことに興味を持ち、手を出してみたり情報を集めたり。
とにかく収集癖のある自分は、書籍やらグッズやらが山盛りであります。
準備態勢を整えて、やったつもりになっておわるやつです。
教室に通ったりすると、余計に専門用具が増えます。
そうした物たちが、収納場所を圧迫しているのですが
仕事も忙しくて顧みる余裕もなく、積み重なっていく部屋。
物が多いというのは、情報量が多いということ。
そのうち、知らずのうちに自分の余裕もなくなっていくのです。

今回、何日もかけて少しずつ荷物の棚卸を始めました。
まずは、「収納先がいっぱいで床や机に積まれている状態を改善する」ことを目標にしました。

とはいえ、片づける先がないのではどうにもなりません。
そこで、まずは本棚にある書籍で不要なものを選別し、空の棚を一つ作ることにしました。
最初は、もう読まなくなった小説や漫画、古くなったマニュアル本を抜いていきました。
少しずつ各棚に隙間ができ、あちこち分散していた本をカテゴリー別に仕分けします。
そして本棚に戻す。
また不要な本が見つかる。
抜いて、できた隙間に仲間の本を引っ越し来る…。
これを繰り返していくうちに、だんだん隙間が広がって、ひと棚空きができました。

隙間のある空間は、なんとなく心持が軽くなります。
そしてできた空間に、机などに積み上げていたものを移します。

しばらく休んで(数時間~週単位)、気力が戻ったらまた隙間を作る作業に入ります。

余裕ができてくると、段々「本当に必要なもの」「以前は必要だったが、今はもうなくてもよいもの」がわかってきます。
収集家なので、大変な思いをして集めたものは手放しにくいのですが、それを今後も持ち続けていく事で自分が癒されるのかどうか、をじっくり考えます。
また、整理し始めると「こんなところにあった!」と今まで探すこともできなかったものや、存在すら忘れていたものが次々と出てきます。
そこで感じるのは「自分が管理できる量は、それほど多くない」ということです。
存在を忘れてしまうようなもの、今後も使わないであろうもの、持っていても楽しくなくなってしまったものは、私の管理の許容範囲を超えてしまったものでした。
それらを手放すのは、今しかない。
踏ん切りがついたものは、振り返らずに捨てていきます。
人によっては、中古品として売ったりリサイクルに出すのもよいでしょう。
でも私にはそこまでの元気はありませんので、ただただ捨てていくのみです。

そうして少しずつ捨てて、空間を取り戻していく。
空間があると心にもゆとりができる。
今まで、自分を圧迫していたのは仕事の忙しさにかこつけて物を持ちすぎ、管理できないストレスも相当あったのではないか…と今は思います。

クローゼットや収納箱、雑貨や食器、趣味で集めたモノたち。
集めた時は確かに自分を支えてくれたそれらに、卒業する思いを込めて別れを告げます。
捨てた日は、夜にゴミ収集車が来る音を聴きつつ、運ばれていく姿を想像しながらモノと清掃業の方達に感謝しつつ、寝ます。
明日は、どこそこの棚を片付けよう、と考えながら。

片付けには、集中力と体力が必要なので、できれば早いうちから、まとまった時間ができたら始めていくといいですね。
私にとっては、失業中の今が絶好のチャンスです。
まだまだこれからも片付けは続きます。
いろんなことから身軽になれますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?