エッシャー展に行った方がいいよ!
先日、上野の森美術館でやっているエッシャー展に行ってきました。
夏休みの日曜日ということで、酷暑の中でしたが、なかなか人がいました。
1時間くらい並んで、中に入りました。
客層は30〜40代多めで、家族で来ている人もそこそいました。
20代カップルも多かったかな。
今回の主な目的は2つ
サカナクションの「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」がテーマ曲になっている。
バカリズムがナレーションを担当。
この2組がかかわっているので、行かないわけにはいかないと。
そしたら、意外にもエッシャーが面白い。
失礼ですが。
特徴はというと、
版画
錯視
科学的な美しさ
まず、版画。
飾られた多くの作品が版画でした。
なので、削って作られた白黒の絵がほとんどです。白黒だからこそなのか、構図で惹きつけるような作風なんだと思いました。
そして、錯視。
教科書に載っている
見方によると瓶だけど、
見方を変えると2人の人間が向かい合ってる
というようなものです。
これが、すごい!
階段で一周しているんだけど、永遠に登っていってるように見える。
なにをいってるかわからないかもしれないですが、見ると、目が持っていかれるんです。
鳥が上の方に描かれていて、目線を落としていくと、鳥が魚に綺麗に変わっていったり。
普通の絵に見えるんだけど、よくよく見ていくと繋がるはずのない場所に道があっていて人が立っていたりと。
絵を見ようとする入り口になりますね。
最後に、科学的な美しさ
正多面体やらせんなど美しい構図も多用していたようです。
どこまでも続いていくかとか、左右対称とか研究者が美しいとしてるものを描いている。
初心者が見てもきれいだ。
この科学的な美しさと錯視が重なった
メタモルフォーゼという作品が終盤にあった。
どこまでも続いていくこと。
その中に錯視を用いた楽しみを入れること。
きれいだった。
そこに、
サカナクションとバカリズムが重なる。
エッシャーはバッハをよく聴いていたそう。
バッハの音楽の中にも旋律の循環や変容は通ずるものがあるらしい。
バカリズムがナレーションで教えてくれた。
よくよく考えたら、自分の発想のヒントを発見した。やっぱり好きなもの同士はつながっていて、影響を与えあっている。それが嬉しい。
バカリズムがナレーションで軽いコントをやっていたのも面白かった。
この手のオプションナレーションを注文することはあんまりなかったけど、聞けてよかったです。550円だったかな。
エッシャー展おすすめです。
確か今週末まで!
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