遺品整理でバイトをしてます。

始めて4年くらいは経つでしょうか…。
芸人の収入だけでは家賃も払えず、遺品整理のバイトをしながらなんとか生き長らえております。
このバイトを始めるきっかけになったのは、遺品整理をやってる芸人からの紹介で、

①普通のバイトより時給に換算すると割高(ほんの少しですが…)
②1ヶ月前にシフトを出さなくていい

これら2点の条件をクリアしていたからです。

①に至っては誰もが望む条件の為、説明は割愛させていただきます。
②は、バイトのシフトは、だいたい1ヶ月単位で出したり、曜日を固定されたりしないといけない為、『じゃ、来週ネタ見せね』とか、『明後日オーディションだから』と急に言われて、急遽休みたくなった時に、代わりを見つけるのに一苦労だからです。             
そんな事ばかりしていたので、店側からクビを宣告されたり、一時はバイトの仕事内容より代わりを見つける作業の方がツラ過ぎて、何度もバイトの職種を変えたりしたものです。
以前、クリスマスの日に仕事が入り、バイトを休む為に生贄を探していたのですが、なかなか見つからず苦戦していると、
『オレ、代わりに出ましょうか?』
と言ってくれた子が居たので、
『ホント⁉︎マジで助かる!ありがとう!』
と礼を言っていると、向こうから一緒に働いているその子の彼女が鬼の形相でやって来て、
『クリスマスは2人で出掛けるんで無理です。もう彼も予定入ってるんで…』
と一回りくらい下の女の子にブチ切れられました。正直、私からしたら、
いやいや…君達、同棲してて職場も一緒やから、クリスマスくらい別に一緒に居なくても問題ないでしょ!こちとら何年1人でクリスマス迎えてると思ってんの!こっちもクリスマスを楽しみたいんじゃなくて、仕事なんだよ!仕事!
と思いましたが、思い届かず…
結局、店長に頼み込んで
休ませて貰い、1人少ない状態で営業して貰う事になりました。
とにかく、生贄探しはしんどいし、モメる…。
なので、この作業が1つ減るだけで、気持ち的にかなり楽になるのです!
その辺の苦労、お分かりいただけましたでしょうか?

そんな事はさておき…
遺品整理のバイトをやっている…と人に話すと、何を勘違いしているのか、
『えっ⁉︎じゃ、遺体を運んだりするの?』
とか
『遺体がある所で作業してるの?』
等とよく聞かれますがそんな事は一切ありません。更にお伝えすると、このバイトの現場は亡くなった方の遺品を片付けるだけではなく、
1人暮らししてたお年寄りの方が施設に移るから、 施設に持って行く物だけ残して後は撤去
とか、
一軒家で一部屋だけ片付けて下さい
とか
区や大家や身内の依頼でゴミ屋敷の方の部屋の清掃
とか、
シンプルにお店の移転
など…
家主がご健在でも依頼に応じ作業をします。
(何だかCM…)

という事でこちらのnoteでは、
私が行った現場のお話や現場に入って感じた事などさせていただければと思ってます。

#遺品整理#芸人バイト

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