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息子には何を望みますか?

令和6年9月27日(金)   曇り時々雨晴れ 最高気温31.5℃

「虎に翼」の最終回をのぞみ車内で爆泣き視聴。ごめんよ、隣のおじさん。
自分の意志で飛び込んだ地獄に「最高!です!」と言い切れる寅ちゃんの生き様も、優しく見守ってきたはるさんの眼差しも、どちらも眩しい。
活力や癒しもくれたけど、何より自浄能力を強化してくれるドラマでした。
半年かけて強化されたこの心身で、現実社会を生きていこう。寅翼 always on my mind🐯

AM11:00 京都 大覚寺
般若心教写経、発祥のお寺。
本殿にて写経をしている人もちらほらいるが、私は「一字一願般若心教」なるものに課金。(1字100円)
指定の巻物に、般若心教に出てくる文字を一字書けば、願い事を一つ書いて良いという仕組み。
商魂逞しい寺や神社、嫌いじゃないんだよな。
より良く生きるために添えられる有難いお言葉とは一線を画した「生きていくって、こういうことだろ?」を態度で示すストロングスタイル。
ていうか、お布施だけに頼らず、主体的に錬金する姿勢は、決して非難されるようなことじゃないしな。
寺が物理的に存在してないと、不安に感じる人がたくさんいるんだもん。
私はミスユニバースなので、願い事の欄には「世界平和」と書いた。
平安時代、当時の嵯峨天皇も、病で苦しむ人々の平癒を祈り、般若心教写経をしたらしい。
祈られたってどうってことはないんだろうけど(勇気づけられた人も一定数いたとは思う)、嵯峨天皇自身の心の平穏に一役買ってたんじゃないかな。
「祈り」って、祈る行為自体に意味があると思うし、実はそれこそが宗教の正体なんじゃないかとも思う。

PM13:30 嵐山
母と合流し、豆腐料理屋の松ヶ枝さんへ。
人波にぽつり後ろ姿、なんか小さく感じたな…   いや、元々150cmでしたよね。
こんな風に向かい合って食事をするのは何年ぶりだろう…   いや、春に2人でお好み焼き食べましたね。
「いちいちドラマチックに捉えんな、等身大で受け止めろ」と言い聞かせ、無駄に感傷的にならないよう自分の神経をガンガン殴る。
母はいつもの調子で、さっき行列に並んでエクレアと豆大福をゲットして来たことを、運ばれてきた湯豆腐の写真を撮りながらしゃべり続けている。
年に数回しか会えない(会わないとも言える)ので、会うたびに親の老いを感じたりして、色々と思うことはあるが、とにかく楽しそうにしているのを見ると安心する。

湯葉を一枚一枚剥がしながら、経営中の店は後何年続けるのか聞くと、「8年。始めた時から10年って決めてるから」と簡潔な返答。
「その後は、犬とか猫とか飼える家に引っ越して、お父さんとゆっくりするよ」と続けた。
「あの…息子には何を望みますか?」と聞きたかったけど、それを聞いちゃあおしめぇよ。これ以上甘えられん。

松ヶ枝を出た後は、鈴虫寺で説法を聞き、イオンで京野菜の漬物を買い、温泉に入り、のろのろ下道で帰宅。
親と一緒に過ごす時間を、イベントごとじゃなくて生活に落とし込みたいという思いもあるけど、東京にいちゃあ難しい。工夫が必要だな。



令和6年9月28日(土)   曇り 最高気温29.5℃

AM9:00 淡路島
8年住んだ、ここが私のアナザースカイ。
海沿いの見慣れたイオンの駐車場に、かつての同僚2人が待っていた。
仕事の上で100%信頼を置いていた人たち。安心するわぁ。

AM10:30 香川県高松市 うどんバカ一代
とんでもなく長い行列に一瞬怯むも、ぺらぺらしゃべっていたらあっという間にレジ前。
ぶっかけ温玉うどん(中)をオーダー。690円。
香川のうどんって生命力を感じる。信じられないくらいギュウギュウに踏んづけて、うどん粉活性化させてんじゃない?
そんな話を2人にしたら「違う、香川のうどんは塩分が多いからコシがあるんやって」とKが言った。信頼できるわぁ。

PM12:00 北浜alley
高浜港近くのレトロな倉庫街が、海の見える趣あるカフェに変貌。
コーヒーを飲みながら、かつて一緒に暮らした子どもたちの話。
あの子がどうなった、こうなった、どうなりそう、こうなりそう、飽きもせずに3時間。
元気でいてくれたらそれだけで良いと思いつつ、元気にしている姿を見たいと欲が出てしまう。
今の施設の在り方に「あの頃はこうだった、もっとこうした方が良いのに」と苦言を呈したくなってしまう。
相手が求めていないことを、自分本位で動こうとし始めたら黄色信号。
それに私の方から離れたってことも、忘れちゃいかん。

PM16:00 琴弾廻廊
瀬戸内海を一望できるお風呂屋さん。
全部で11種類のサウナが待ち構えていて、整う(呑気になる)喜びを知っているFと私は狂喜。
2人は女性なので、別行動。
サウナと水風呂を往復し、副交感神経優位になってくると、仕事のことが頭をよぎり交感神経が引っ張り出される、いつもの変な癖。
この性分は何なんだろう。天邪鬼と言うか、臆病と言うか、面倒くさいねぇ。
結局整いませんでしたー

しらす丼食べて、淡路島に戻ったのが22時30分。
おしゃべりに夢中で一枚も写真撮ってないことに気づき、車のヘッドライトを照明にパシャリ。
来年はもっと写真撮ろうと約束してバイバイ。
去年も同じこと言ってた気がする。

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