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おしっこをかけられると、生温い情愛が染み出してきた

令和6年8月20日(月)  雨のち晴 最高気温34.7℃

ますます虎翼の轟に夢中である。
仲野太賀演じる優三さんも心から愛しているが(多摩川のほとりを見るだけで泣けてくる)、轟は何というか私の心に存在している。
轟が同性愛者だからということではなく、同性愛者の轟が、葛藤しつつも自分も他人も丸ごと受け止め、人生を豊かにしていく姿がたまらなく格好良いんである。
今日の放送で、轟は「じいさんになって人生を振り返った時、おれは心から幸せだったと言いたいんだ!」と言い切った。

優しい優しい轟は、相棒のヨネさんと一緒に、どんな弁護士人生を歩んでいくんだろう。
私生活も描いたスピンオフ作品撮ってくんないかなぁ。

それにしてもこの「虎に翼」という朝ドラの抜群の安心感たるや、革新的。
「虎翼以前、虎翼以後」と語られるような転換点として位置付けられる歴史的な作品になる。断言。
こういうドラマが支持を得ている2024年の日本、大流としては良い方向に流れてんじゃないか?


令和6年8月23日(金)   曇りのち雨 最高気温30.5℃

夜の首都高。
車両事故の影響で、山手トンネルの中では、車が全く前に進まない。
私の隣に座る小さい人の膀胱は、限界に近づいていた。
急遽テイッシュとナイロン袋で簡易トイレを作り、座席を後ろに下げ、小さい人をその場に立たせた。
私の肩に片手を置かせ「出していいよ」と声をかける。
次の瞬間、丸まっていた小さい人の先っぽが、尿圧により躍動し、ナイロン袋を持つ私の左手に誤射。
親指の付け根付近に、じんわりとした温かみが広がった。


あ、なんか懐かしい。


施設で働いていた時、風邪をひいた子に付き添ってクリニックへ行くと、ほぼ毎回尿検査を求められた。
ふらふらする子の腰を支え、紙容器へ放尿させると、体温が高いことも影響しているのか、アンモナイトのようにますます丸まった先っぽが暴発し、よくひっかけられたもんである。
不思議と「汚い」とは思わなかった。
むしろ「これがこの子の温もりなんだな」「そっか、生きてんだもんな」と思うと、何とも言えない慈しみの情がじんわりと心に滲んだ。
小さくて柔いこの子らを、強く健康に育てなきゃと思うと、力が湧いた。

久しぶりにおしっこをかけられると(なんか語弊がある)、あの時の生温い情愛が染み出してきた。
ねぇみんな、元気にしてる?
先生は、おしっこひっかけられながら、東京で踏ん張ってるよ。

ところで、おしっこをかけられて興奮する人は、興奮する理由として、相手の温もりが感じられて嬉しいってのもあんのかな?
慈しみとエロは共存し得るんだろうか。


令和6年8月24日(土)  曇り時々晴れ 最高気温34.4℃

AM10:00 西新宿
「冷たいんだね」
「それってすごく乱暴なやり方だと思わない?」
「そう思わないんだ、すごいね」

良心の呵責を促す、相手を不安にさせるような言葉選びだけでも癪に障るが、こういうやり口でつけこまれる世界中の良心を思うと、ますます腹が立ってきた。
人それぞれ、考え方も、価値観も違う。
自分と違うということだけで非難しちゃいけないし、非難されちゃならない。
その違いによって傷ついたと主張するなら、はじめから自分の価値観示せよ。こっちは示したぞ。
その手間を省いておいて、ぐじぐじ言うのは、ただのぐじぐじでしかないので、寄り添う気持ちはこれっぽっちもねぇ。
反論はしたが、私は相手の価値観を不安にさせるような言葉も、尊厳を下げるような言葉も使わなかった。
それこそ私の価値観であり、プライドだ。


令和6年8月25日(日)  ほぼ晴れ

PM18:50 フジテレビ湾岸スタジオ
久保みねヒャダこじらせライブ♯43。
土日仕事で悔しかったので、千葉雄大くん見るために、やや無理をしてチケットを取った。
大人がふざけているのを見ていると、自分に対して「甘えてんじゃないよ、まだまだやれんだろ」って気になる。
楽しめるって、知性なんだよ。

夜のお台場、フジテレビ界隈の虚ろな感じ、すごく独特で、すごく好きだなぁ。

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