バリューとバリューチェーン


事業というのは顧客から選ばれるゲームである。

選ばれる理由をバリュー(顧客価値)と呼ぶ。

顧客にニーズがある。

競合がアプローチしていない。

自社のリソースをいかせる。

この3つがバリューには必要だ。

受注理由と失注理由を見ればバリューが成り立っているかが分かる。

その際に「こういう顧客には売れない」と見切ってしまうと、一気にマーケットが小さくなる。

出来る限り、あらゆる顧客に売れるという前提で、バリューを何回も練り直す。


バリューが成り立てば、後はどう届けるか。

それをバリューチェーンと呼ぶ。

継続理由と解約理由を見ればバリューチェーンが成り立っているかが分かる。

同じく、その際に「こういう顧客は続かない」と見切ってしまうと、一気にマーケットが小さくなる。

出来る限り、あらゆる顧客が続けるという前提で、バリューチェーンを何回も練り直す。


この繰り返しで事業は出来上がる。

気が遠くなるくらい何回もやる。


特に新規事業は「この顧客には売れない」「この競合には勝てない」と言いたくなるのをグッとこらえ、バリューとバリューチェーンを磨き込むことが大事。

目先の楽な方に流れて、小さいTAMのビジネスを僕はやりたくない。

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