仲間集めの3つの観点〜創業メンバーに求めるもの〜
4月から創業するために、メンバー探し・メンバー集めの日々です。
プロダクトオーナーが僕、プロダクトマネジャーとコーポレートスタッフは決まっているので、後はソフトウェアエンジニア2-4人、プロダクトデザイナー1人に加わってもらたいと思っています。
友人や知人にご紹介頂いたり、Twitter やFacebook でDMしたりもらったりしながら、泥臭く仲間集めに取り組んでいます。
仲間集めに関しては、僕たちがイメージしているソフトウェアをしっかりと作り切るために必要なスキルセットを持っているというのはとても大切なんですが、やっぱりマインドセットが合うかどうかはとても大切だと思います。
特に前職では組織人事コンサルとして、創業間もない頃の仲間集めや資金集めで大きなミスショットをして、後々から大きなロスに繋がるというケースを沢山見てきたので、不要なミスショットは避けたいものです。
では、このタイミングでチームに加わってもらいたいメンバー、つまりは創業メンバーに求めたいことを考えてみました。
それは一言で言うと「会社をつくる意識」です。
逆に言うと「会社からもらう意識」が強いと、このタイミングで一緒にやる仲間としては難しい感覚を持っています。
では、「会社をつくる意識」とは、どんな観点の、どんな質問の、どんな回答に表れるでしょうか?
3つの観点に分けて考えてみました。
①ミッションへの共感(⇄ロールにだけ基づく行動)
1つ目に「会社をつくる」ために大切なことはミッションへの共感です。
対義的にあるのは決められたロールだけに基づいて行動することです。
創業メンバー「僕は入社したらどんな役割ですか?」
私「どんな役割を担ってもらうのが良いですか?」
創業メンバー「⚫︎⚫︎というポジションがやりたいです」
という感じよりは、
創業メンバー「僕はどんな役割を担えば良いですか?」
私「どんな役割を担ってもらうのが良いですか?」
創業メンバー「そのプロダクトをつくるなら、こういう役割が必要ですが、今のメンバーだと⚫︎⚫︎ができる人がいないので、⚫︎⚫︎と⚫︎⚫︎をやります」
みたいな回答をする人の方が創業のタイミングに合っている気がします。
ジュニアなメンバーなら「ミッションの実現のために何でもやります!」という感じでも良いと思います。
(逆にそういってくれるメンバーひとりひとりのキャリアにきちんと貢献することは僕の大切な役割です。)
②スタイルの体現(⇄スキルのみの発揮)
2つ目に「会社をつくる」ために大切なことはスタイル(行動指針)の体現です。
対義的にあるのはテクニカルなスキルのみを発揮することです。
創業メンバー「僕はどんな貢献をすれば良いですか?」
私「どんな貢献ができそうですか?」
創業メンバー「プロダクトの⚫︎⚫︎はつくれます」
という感じよりは、
創業メンバー「僕はどんな貢献をすれば良いですか?」
私「どんな貢献ができそうですか?」
創業メンバー「プロダクトの⚫︎⚫︎はつくれます。あと⚫︎⚫︎というスタイルを⚫︎⚫︎な感じで実行して文化づくりにも貢献します」
みたいな回答をもらえる人だと最高な気がします。
ジュニアなメンバーなら、「自分の気になるところは何でもフィードバック下さい!」という感じでも良いと思います。
(逆にプロダクトをつくるためにエンジニアやデザイナーがプロダクトに集中できる環境をつくるのは僕の大切な役割です。)
③ルールの提案(⇄ルールの運用)
3つ目に「会社をつくる」ために大切なことはルールの提案です。
対義的にあるのは定められたルールを運用するだけの状態です。
創業メンバー「僕は報酬いくらもらえるんですか?」
私「どんな報酬が良いですか?」
創業メンバー「ストックオプションが⚫︎⚫︎くらい欲しいです」
という感じよりは
創業メンバー「僕はストックオプションいくらもらえるんですか?」
私「いくらくらいが良いですか?」
創業メンバー「これから⚫︎年後にIPOしていくとして、SOプールが⚫︎%だとすると、毎年⚫︎%くらいの配賦だから、僕はこれくらいが適切だと思います」
みたいな人が理想ですね。
ジュニアなメンバーなら「そもそもSOとかこだわらないです!」という感じでも良いと思います。
(逆にフェアな報酬を提供するというのは僕の大切な役割です。)
以上が創業メンバーに求める3つのポイントです。
ここまで偉そうに書きましたが、まだ何もない状態(まだ登記すらしてない(笑))僕たちの会社に興味を持って頂けるだけでも涙が出るほど嬉しいです。
これからジョインして下さるメンバーが人生の貴重な時間を使って下さるのにふさわしい会社を僕が率先してつくらねばなりません。
仲間集めと共に頑張っていきたいと思います。
(ちなみに、今年入って仕事始めの初日に社名と共にミッション・スタイルを定めました。)
(勿論、最初のプロダクトイメージはそれ以上に掘り下げてあります。)
※優秀なソフトウェアエンジニア、プロダクトデザイナーを絶賛探し中です。ご興味を持って頂けた方は是非お話させて頂きたいので、気軽にTwitter でDM頂ければ幸いです!
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