見出し画像

21世紀は日本の伝統工芸がアツいワケ~過去の話その1~

21世紀になって13年経過しました。私は最近、世の中がものすごい勢いで20世紀型の常識が崩れていっている感じがしています。
大量生産、大量消費の社会はとっくに終わり、マスメディアの力が弱くなり、新しいコミュニティがどんどんWebの世界で生まれています。
そんな時代の変化の中で、日本の伝統工芸がどのような役割を果たすかを考えたとき、21世紀は伝統工芸がアツい存在になるのではないかと思い始めました。

日本の伝統工芸がアツいワケについての具体的な話をする前に、まずは明治時代以降の伝統工芸の話をしていきたいと思います。
江戸から明治になって日本はどんどん西洋の文化を受け入れ、産業が発達していったのは、みなさん承知のことだと思います。
そんな中で伝統工芸はというと、西洋の文化が日本に入ってきたことで衰退した部分もあるかもしれませんが、その一方で欧米に向けて大量に輸出する産地もあり、一概には伝統工芸にとって悪い時代とは言えない気もします。そもそもの話、明治では伝統工芸などという言葉はきっとなかったことでしょうが・・・。
そして大正、昭和と時代が移ると、どんどん日本は西洋化、欧米化していきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?