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政府が目指す恐ろしい目標

政府が目指している目標
知ってますかぁ?

【プライマリーバランス黒字化目標】
というやつです。

この目標が最終的に目指しているところ
つまり、ゴールはどこかというお話です。

日本がデフレに突入して
早23年目でございます。

それを考えると
現在23歳から33歳ぐらいの人は
インフレでバリバリ経済成長していた頃の日本を
知らないんですよね。

というか
23年前に高校を卒業して
就職したとしたら
今、40歳とか41歳ぐらいですよね。

そう考えると今40歳ぐらいの人たちでも
国が経済成長している状態を知らない
ということになります。

ちょっと怖い話じゃないですか。

普通に働いていれば
普通に給料が上がっていく
ということを経験していないんですから
可哀想というか
悪ことしてるなぁ
僕を含め上の世代が。

そんな思いが強くなります。

プライマリーバランスとは
基礎的財政収支のことを言うんですが
プライマリーバランスの黒字化というのは
国債関係費を除く政府の歳出と歳入の差
基礎財政収支を黒字にするということなんです。

なので政府は新規国債発行をしたくない
国債発行を減らしていくということなんですね。
国債発行ってのは、貨幣発行ですから
貨幣を発行しない 増やさないと言っているワケです。


【図1】

画像1

上の【図1】は政府の新規国債発行ですが
今年、2020年には9.2兆円まで減らそうとしていましたが
新型コロナ対策でグーンと増えています。

リーマンショックや東日本大震災のときの
倍以上になっています。
もっと必要なると考えられますが。

いままで、日本は借金で大変だ
破綻すると言っていた人たちがいましたが
その嘘がバレるときがきました。

破綻する 破綻すると言われ続けていた
2002年から18年間の間で最大の国債発行
つまり、彼らの言っていた借金が
70兆円近く増えるワケですが

残念なら破綻しませんからね。

上述しましたが、新規国債発行は
政府による単なる貨幣発行に過ぎません。

下の【図2】を御覧ください。


【図2】

画像2

日本政府の純負債額のグラフです。
1980年から2018年ですが
めちゃくちゃ増えてますよね。

【図1】のグラフは単年度のグラフですが
【図2】のグラフはそれらを累計したものです。

いつ破綻するんでしょうか?(笑)

こんなに政府の負債が増えているのに
インフレ率も長期金利もほぼゼロですね。

これでも政府は支出を削減してきて
おかげでデフレから脱却できないんですね。

その影響で若い世代の人たちは
所得が増えないという状況です。

これによってどんな現象が起きているのか?

若年層の婚姻率は減り
結婚したとしても出生率も激減
その結果、少子化が進んだ。

正規雇用より非正規雇用が増えている
非正規雇用って所得が増えないですよね。

生活ができるのか 将来が不安だ
そう感じる若者が多いということなんです。

実際もうすぐ30歳になる僕の姪っ子も
付き合っている人はいるけど結婚しないので
なぜ?と聞いてみました。

答えは、生活が苦しいから
そんな話をしています。

これを無責任な自己責任論で
片付けようとしているのが今です。

政府が財政拡大をせずデフレから脱却できない
その影響で「所得が増えない国民」
ということなんですね。

安倍政権は統計を取り出してから
歴史上初の生まれてくる赤ちゃん人数が
10万人を切った政権です。

財政破綻を煽る人たちh
過去に政府が財政拡大したおかげで
所得が増えていったんですね。

その人達が今、財政赤字を増やしたら破綻するぅ〜
そういっているんです。

これは将来世代のツケの先送りだぁ〜
今の世代が返済しなければと

でも、この人達は過去の財政赤字を
返済してきましたか?

してませんよね
だってドンドン増えていますからね。

政府の赤字は
増え続けるのが当然なんですからね。

新規国債発行をしたくないと政府が思うなら
デフレから脱却して、経済成長させれば
国債発行はそれほど必要なくなるんです。

ここで資産と負債についてみてみます。

国民経済の絶対原則というものなんですが
まず、下の【図3】を見て下さい。

【図3】

画像3

誰かの資産は誰かの負債ということで
資産と負債の額は必ず同額になります。

あなたが、もし銀行から100万円の融資を受けたとします。
銀行はあなたへ債権100万円という資産を持ち
あなたは銀行に対して100万円の債務という負債を持ちますね。

この時あなたの銀行預金が150万円増えていて
銀行は100万円しか融資していないとなったら
ラッキー!って感じですけどありえませんよね。

資産と負債は同時に同額増えるということなんです。

政府が負債を増やすということは
その反対側に資産を増やす存在がいる
ということなんですね。

誰でしょう?
はい、それは民間です。

民間企業や一般家計ということです。

最近それが起こっていて
実感している人も多いんじゃないですかぁ?

新型コロナウイルス対策ということで
政府は新規国債発行によって
国民1人あたり10万円の特別給付を行っていますね。

政府は新規国債発行で赤字を増やしました
つまり、負債が増えました。
国民は1人あたり10万円の資産が増えました。

国民の数 x 10万円とそれに対する政府の赤字は同額です。

ほらねっ!

ということで政府の負債は民間の資産なんです。

政府が赤字というのは我々民間にとっては黒字なんですね。
ということは、
政府が頑張っているプライマリーバランス黒字化というのは
民間の赤字化ということです。

政府の財政は黒字にするから
国民よ お前らは赤字になれ〜 借金を背負え〜
そう言っているのがプライマリーバランス黒字化目標ですね。

これをあと5年で達成しようとしているんです。
このまま行くと5年後はあなたも 僕も
借金返済に明け暮れる人生になるかもですね。

いやだぁ〜と思いますよね。
僕は足掻き続けますよ。あなたはどうしますかぁ?

ここまでお付き合いくださり
本当に、ありがとうございます。

説明が下手で申し訳ないのですが
なんとなくでも、理解できましたでしょうか?

日本の未来のためにも、何ができるか考えて
1人1人 なにかアクションを起こしましょう。

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