続:GPTsにもヘルプ機能を付けたい【コピペ一発でOK】
アップデートでさらに利用が拡大しそうなカスタムGPT(GPTs)を公開するにあたり、ヘルプ機能の整備も必要だねという話を先週書きました。
ところが、自作GPTsにこの記事で提案したような手法を適用しようとすると、方法が回りくどいわりに思いのほか期待通りの効果が見られないことが判りました。
今週はこの問題について試行錯誤しました。その結果、もうすこしベターなヘルプ実装手順を見いだせたような気がします。そこで、あらためて「自作GPTsにヘルプ機能を付ける方法」の紹介記事を書こうと思います。
ヘルプ機能をGPTsに組み込む手順
1. まず紹介記事を書く
noteでもmediumでもzennでもquiitaでも自分のwordpressサイトでもいいので、まずはGPTsの詳細な情報を記した記事を用意します。これがないと始まりません。GPTsの目的、利用方法、典型的なプロンプト例など、きちんと説明しておきましょう。
2. GPTsのインストラクションにヘルプ対応指示を書き加える
テンプレートの挿入
次に対象GPTsの編集画面に行き、「GPTs編集画面」→「構成」→「指示」と進みます。
この「指示」の中には、そのGPTsの機能を実現すべく既にいろいろな指示が書き込まれているはずです。その指示の先頭に、以下の文言を挿入します。
GPTsに合わせた微調整
まず、Output format直後の"This is a sample GPT."の箇所を当該のGPTsに合わせて書き替えます。
次に、"[guide article](URL)"の中のURLを、上で用意した解説記事のURLに置き換えます。
3. 完成です
プレビュー画面で、helpとだけ入力してみます。
以下のように、英語と日本語で簡単なヘルプ文章が表示されるはずです。
同じ内容のヘルプ文章を英語と日本語で繰り返して出力するよう指示しているので、必ずバイリンガルになるはずです。インターナショナルでグローバルでワールドワイドな時代に合わせて、どうせなら世界にアピールしないとね。翻訳も得意なChatGPTを使っているのだから機能を活用しない手はありません。
実装
とりあえず自作して公開しているGPTsのうち上記2個についてヘルプ機能を実装してみました。
おわりに
ChatGPTの上でGPTsを検索してはみたものの、その使い方が今ひとつわからない。今のところ、GPTsの世界はデフォルトでそんな感じですが、まあ有体に言ってこれは酷い。もっと初見者の前進を阻むハードルを下げる工夫をしなければと思います。
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