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新GPTs「いかがバスター」で「いかがでしたかブログ」を打倒しよう!

GPT「いかがバスター」は、ブログから「いかがでしたか?…」を取り除き、要点抽出・構成改善を半自動的に行ないます。


「いかがでしたかブログ」とは

記事の最後に必ず「いかがでしたか?」 で始まる段落が置かれる、内容が薄っぺらなブログ記事。これを「いかがでしたブログ」と呼びます。

いわゆる「まとめサイト」の問題が顕在化しつつあった数年前、ブログ界でもアフィリエイト狙いの安直な仕立ての「いかがでしたかブログ」が増えていました。なにしろ、検索に引っかかりそうなキーワードをちりばめることにしか興味のない人達の作品です。結局のところコピーとその引き延ばしに過ぎません。

とはいえ、それらの全部が嘘という訳でもなく、贅肉を取り除いて情報の濃度をあげれば、それなりに使えるコンテンツにグレードアップさせられるかもしれません。

「いかがでしたブログ」をGPTで改善しよう

「いかがでしたか」で始まる「まとめ」という名目の贅肉を取り除き、要点をまとめ直す。こうして構成を改善し、よりマトモな記事に再生する。このような試みを半自動的に実現するための新しいGPTsを筆者はこのたび開発しました。名付けて「いかがバスター」です。

「いかがバスター」の機能は、ユーザーが提供するプロンプトに基づいて動作します。対象となる文章から「いかがでしたか」で始まる文言を特定し、それを削除することから始まります。その後、対象の文章をツイッター向けに要約し、論点を箇条書きにして提示します。出力は、要約、本文、論点の順で行われ、読者にとってわかりやすく、かつ情報が凝縮された形で提供されます。

使い方

1. プロンプトに編集対象の文章を丸ごと書き込む

プロンプトに「以下の文章をインストラクションに従って書き換えてください」と入力したあと、編集対象としたい文章をつづけて貼り付けます。

プロンプト入力の一例

処理の効果をわかりやすく見たいので、この例では「いかが…」のあとに意識的に「関係ない話」をだらだら挿入しています。

2. 返ってきた結果を見る

プロンプトを打ち込んで1-2分。次のように、段落構成の改善された出力が得られます。

いかがバスター結果

処理の詳細

「いかがでしたか」段落を除去する

「いかがでしたかブログ」は、本文の最後の方に、「いかがでしたか?」・「 いかがでしょうか?」などで始まる段落が置かれる特徴があります。このようなパターンが出てきたら、それ以降に有用な内容は含まれていないと判断できます。いかがバスターは、本文中でこのパターンをサーチし、見つかるとそこから末尾までをバッサリ消去します。消去後の文章を次の段階に持っていきます。

これを実現するために、インストラクションの中に文字列除去を実現するpythonスクリプトを直接書き込んでいます。このように前処理の方法を明示的に指示してやらないと、「除去系」の処理はうまく行かないようです。

要約を作る

これぞChatGPTの真骨頂。前述の除去処理を施した後の「本文」を対象として要約を作ってもらいます。ツイッター風の短い文章でまとめるようにとインストラクションに指示を書いています。
要約の対象を「いかがでしたか」を含まない本文に確実に限定する工夫をしているのが本カスタムGPTの肝です。

論点を列挙する

同時に、同じ「本文」から論点を箇条書きにしてもらいます。

構成のやり直し

「要約」は、リード文として本文の前に置き、「論点」は締めとして最後に置きます。これにより、全体がSDS形式の構成になります。

いかがでしたかブログを昇華させて!

いかがでしたか? このツールによってブログの品質を効率的に向上させる可能性が見えてきましたよね☺?

過去に「いかがでしたか」スタイルの文章を多用していたライターの皆さん。このツールを活用して、ブログのリライトをやってみませんか?

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