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ヤッチャの学校ってなに?【体験記】_とい

初めまして! ようこそヤッチャへ!

 やあ! この記事を読んでいるキミはまさに今、ヤッチャの学校に参加するかどうか悩んでいるのではあるまいか? あるいは、ちょっと新しい世界に踏み出してみたい気持ちがある? うんうん、わかるよ。

 友達に教えてもらったのか、授業の講義で知ったのか、はたまたインターネットの荒波に揉まれて辿り着いたのか...…。とりあえずキミはヤッチャの学校についてなんとな〜く知っていて、ちょっぴり興味はあるけど、具体的な中身がわからないから二の足を踏んでいる。違うかい?

 おっと、自己紹介が遅れたね。僕の名前は”とい”だよ! ヤッチャの学校に行くと、ニックネームを授かることになっているんだけど、中々イカしたあだ名だとは思わないかい? ”とい”だよ! 覚えてってね。イントネーションは鯉と同じだから。

自分をイメージするイラストを書くワークショップ後の僕

僕はヤッチャの学校の八期生として、2024年の2月中旬から三月中旬にかけてこのプログラムに参加したよ。このプログラムに参加した一ヶ月と、もし参加しなかった場合の一ヶ月を考えた時、間違いなく参加してよかった! そう思っているから、これから参加するかもしれないキミにその魅力をアッピールするためにこうやってキーボードをバチバチ叩いているってわけ。

 僕は本当に実在する人物だよ! 九期生募集のHPに乗っている売れないマジシャンみたいな格好をしている男が僕さ(上の写真)。こいつ、シャツしわっしわだね。


ヤッチャの学校ってなに?

 ヤッチャの学校っていうのは、一番それっぽい単語で表現すると「地域留学プログラム」なんだけど、いまいちピンとこないよね。今日の料理は肉と野菜よ! って言われているようなもんだ。

 ホームページでは主催者(実は”主催者”って言い方は好きじゃないんだけど、便宜上ね)がそれっぽいプログラムに見せているけど、本当のところを言いますとね...…。このプログラムはズバリ!

 主催者が宮崎県の好きな場所に学生を連れ回したり、尊敬している大人に合わせたりしながら楽しく遊ぶプログラム 〜そして最後に残る一つの大きな問い〜

 ...…です。これはマジ。

 ヤッチャの学校に参加すると、主催者や同期のメンバーやOB・OGと宮崎のいろんな場所に行けるよ。宮崎に来るのが初めての同期同士だと、初めての場所に対する新鮮なコメントをしあえて楽しいんだけど、主催者やOB・ OGに関しては、土地への愛が伝わってくる! 

 そうすると思うんだよね、自分の場合はどうだろう、自分の地元や人ってどんなだったかな〜ってね。すると意外と自分が根無草な感じがしてくるワケよ。自分のお気に入りの場所は? 好きな地元の食べ物は? あれ、実家と学校しか往復してない人生だった? なんてね。

 大人の人と(20歳前後のキミに対しては、10歳くらい年上っていう意味で大人と言うね)みっちり話したことある? 彼らから見て、自分はどう見えているんだろうね。先輩以上、親や教師未満の年齢帯の人間関係って意外とレアなんじゃないかな。 

 実はとても楽しいんだこれが。表現するのが難しいんだけど、素直に尊敬できる人...…なのかな。

 いやいや、年齢だけじゃないよ! このプログラムで出会える大人たちはみんな魅力的なんだぜ? 詳しくは会ってからのお楽しみなんだけど...…話していると、今まで見たことなかった視点から自分を捉え直せるんだ。この感覚(くすぐったいに近い?)はとても重要、胸を張れる自分になろうっていう気分になる。 

 もちろんOB・OGと話すのだって楽しいよ。学生は全国から集まってくるから本当にバックボーンが多彩。お互いにオープンな気持ちで話せる(そういう場だってわかっているから)から、気持ちのいいコミュニケーションが取れるはず。

参加するか迷っているキミへ

 ホームページを見る限りなんかちょっとキラキラしてて楽しそう。でも、一ヶ月もニチナン市っていう宮崎の下の方にある辺境の地で暮らすのか、見ず知らずの人たちと...…ウーン。

九期生募集HPより なんかキラキラしてる...…?
足の親指の付け根みたいな場所にある街、日南市

 確かに一ヶ月間も知らない土地で生活するっていうのは決断力がいるよね。予定も空けなきゃいけないし、両親に不信がられるのもちょっと面倒だし、単純に飛行機代高いし、それに僕、人見知りだし...…。

 でも、こんなプログラムに興味を持つくらいなんだから、キミの心の中には例えばこんな思いがあるんじゃあないかい?

  • 今までとは一味違う有意義な夏休みが過ごしたい

  • 知らない土地で生活してみたい

  • 普段とは違う人との出会いを経験したい

  • 自分がどういう人になりたいのかがわからない

  • そもそも、自分ってなんや...…

 ちょっとカッコいい崇高な理由じゃなくてもいいんだぜ? 例えばこういうのはどうだろう。

  • 就活で話せるエピソードが欲しい!

  • 九州の美味しい食べ物と酒を味わいたい!

  • いろんな種類の友達が欲しい!

  • 都会が嫌になった!

 欲張りさんだなぁ、キミは! でもいいんだぜ。まずは自分の欲求を知ることが大事なんだからさ。日常に追われているとうっかり自分の欲求を忘れちゃて、周りから与えられる欲求を手っ取り早く借りちゃうもんだし。

 え? 周りから与えられる欲求って何かって? そりゃこんな感じさ。

  • テストでいい点数をとる

  • 有名な企業に就職する(就活を頑張る)

  • バイトでお金を稼ぐ

  • 両親の求めるような行動をとる

  • 安定した生活をする(いつも同じってこと)

  • サークルで与えられた役割を全うする

 別に否定しちゃあいないさ。でもそれって、一回自分で考えた? ホントに好きでやってる? 全部ほっぽり出したいな〜、なんて考えたことはない?

 要はさ、キミは毎日頑張っているから自分と向き合う時間が取れていないんじゃないかな。つまり、目的地が漠然としていたり自分が今歩いている道を地図で確認したりするのを忘れちゃっているんじゃないかな。

 わかるよ、地図を確認するのって勇気いるよね。もし今自分が進んでいる道が間違いだったら引き返さなきゃいけないんだもん。だったらこの先にイイカンジの目的地があるって信じて進む方がまだ希望が持てそうじゃん?

 でも、自分じゃない何者かが用意したイイカンジな目的地ってどうだろう。不動産屋さんが用意してくれた物件を内見なしで契約する? 詳しい資料を見ないで医療保険入る? 初めて入ったラーメン屋でメニュー見ないの? 

 キミを糾弾したいワケじゃないんだ! つまり、「地域を通して、人と自分と向き合う」経験が得られるってことが言いたいんだ。 地域に向き合うんじゃないんだ、あくまで自分。

 そんな経験が必要だなって、ちょっとでも思ったら、飛び込むべきはこの機会しかないよ!!!!

”とい”のヤッチャ

 体験談とか言いながら、自分の話全然してなかった。けどね...…、ちょっと話すことが多すぎてパンクしそうなので写真集ってことにするべ。

棚田を散歩する
ヤッチャ期間中にカメラ(10万)を始めるコウール
釣具屋のおっちゃんに家にあげてもらったら魚拓自慢してくれた
都井岬と哀愁の初心者マーク
長風呂チャレンジ(三時間)
自炊レベルが上がりつつ...…ある?
鍋バトル赤コーナー、すき焼き
鍋バトル青コーナー、地層レモン
ピアノ弾く
薪割り
一生分のピーマンを収穫する
ハート!
日南キャッツ
バトルライントーナメント

最後に

 なんだって今までと違うことをするって大変だよね。僕だって丸亀製麺の「シェイクうどん」がいまだに怖くて試せてないもん。

 でもね、今これをやらなきゃ後悔するぞっていうタイミングあると思う! 考えれば考えるほど、やめるべき理由ばかり浮かんでくるよね! 

 でも、一番最初の「やってみたい」の稲妻を忘れちゃダメだ! その雷光にはきっと意味があるよ。それを忘れずに...…決断するんだね!

 そうそう、一つ書き忘れていた。このプログラムはこういうものだってさっき言ったよね。

 主催者が宮崎県の好きな場所に学生を連れ回したり、尊敬している大人に合わせたりしながら楽しく遊ぶプログラム 〜そして最後に残る一つの大きな問い〜

 「最後に残る一つの大きな問い」っていうのは、じゃあキミはどうするのってことだよ。一ヶ月のプログラムを終えると、次に始まるのは60年以上続く人生なんだから! 遊んで楽しいだけじゃないよ(当然だよね!)。思う存分前に突き進んでみるといいさ。

 僕も9月上旬くらいにお邪魔するので、僕のファン!!!になったよって人もウエルカムだからね(小声)。

〈了〉


毎日コメダ珈琲店に通って執筆するのが夢です。 頂いたサポートはコメダブレンドとシロノワールに使います。 よろしくお願いいたしますm(_ _)m