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【サラリーマン生活】病気に気づかない

わたしはサラリーマンだ。
どちらかといえば昭和のサラリーマンだ。

なぜかサラリーマンは病気になっても気づかないというか、信じないという現象が起こりがちだ。

わたしの同期は、盲腸が破れて腹膜炎を起こしているにもかかわらず、
その間2日も普通に営業をしていた。
熱もだいぶ高かったらしい。

確かにハラが痛いと言っていたが、それ以外はいつもと変わらなかった。

さすがになにかおかしいと気づいてから、
脂汗をたらしながら自分で運転して病院に行ったというのだからすごい。

あと少し遅ければ…とドクターに言われたらしい。
コトの顛末を説明しに会社に来た奥さんは泣いていた。

そしてわたしの話だ。
38℃の熱があったが普通に仕事をして、
昼休みついでに会社近くのクリニックに行った。

もちろんこれは武漢肺炎以前の話だ。

風邪薬を処方されても熱が下がらず、
仕事はその間も普通にこなし、
2日後、同じクリニックで肺の写真を撮った。

右肺が真っ白だ。

熱は40℃近い。

ドクターは焦っている。

そのまま紹介状を持って徒歩で総合病院に行くと、
受付ではストレッチャーが待っていた。

だが歩いて呼吸器科に行った。ストレッチャーなんて大げさだ、歩けるぞ。
なんなら会社に戻って仕事を片付けたいんだ。

呼吸器科に行くと問答無用でストレッチャーに乗せられCTから診察、点滴とすべて寝たまま進み、
入院の手続まで始まった。

この病院のパジャマ服はダサすぎるので入院は無理だ。仕事もしたいし。
家人に迎えに来てもらい、看病してもらうから、いい子にするから、とドクターに懇願して帰宅した。

1週間の絶対安静だ。

家に帰ったとたん動けなくなったが、会社にいたらまだなんとか働けていたのかもしれない。

サラリーマンは会社にいると病気に気づけない。

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