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【サラリーマン生活】オレのシマに手を出すな

わたしはサラリーマンだ
どちらかというと昭和のサラリーマンだ。

今の会社では会議で凄むことはあっても、隣の部署のマネージャーを蹴り倒したりしていないせいか、どうも舐められている気がする。

そんなことをぼんやり感じていた日に起きた出来事だ。

その日は、わたしの専門分野にまったくの素人役員が横から手を突っ込んできた。その結果、10年に一度クラスの大仕事が白紙に戻って社内大混乱というカオスが発生した。

遡ること3か月前、わたしの作った案に役員たちのOKが出たのだが、ひとりの素人役員が「もうちょっと検討したい」と言い出してそれから3か月こねくり回した。そして期限ぎりぎりになって原形をとどめない形に改変された案が戻ってきた。

机上の空論で構成された案などリリースできるはずもなく、それに気づいた当該役員が白紙に戻しリリース見送りとなった。

その結果、社内はカオス。あちこちで火の手が上がった。火消し担当はわたしだ。
一方、当該役員はオレ関係ないもんねの顔をしている。

ここで黙っていてはまた舐められるので、なにか言っておかねばなるまい。

役員が居並ぶ会議で「役員様がすべてひとりで考えて白紙に戻していただき、わたしが仕事をしなくてよいようで大変ありがたい。次回以降もわたし抜きでおひとりで責任を持って対応していただくのはどうか」と、性格の悪さを全面に押し出した提案をした。

その後、別の役員がフォローに来たが「他の役員の暴走を止められないお前も大概だ」的なことを言い捨ててその場を去った。

サラリーマンは自分のシマに手を出されると本気で怒る。
さて、今後どうなるか。

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