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GTOBaseとGTO Wizard、両方使ったので比較する

GTOBase、ベータ版として無料で使えた時は『タダで使えるGTO Wizardがあるぞ』と少し話題になりましたが、有料化してからは存在感を失ってしまいました。

しかし自分はGTOBaseにお金を払って利用しています。なぜかというとGTO Wizardがクソ高いからです。

今回はGTOBaseがWizardと比較してどうなのかをお伝えします。

GTOBaseの良い所

値段が安い

これに尽きます。というか、これだけです。自分が使っているのは最安プランで、年額$320(=月額$26)です。

Wizardの場合、安い方のプランは機能が少なすぎて微妙ですよね。一方、GTOBaseの場合は最安プランでも大半の機能が使えます。

一応GTOBaseにも高額プラン(年額$1200)があり、
・リバーの集合分析
・より詳細な集合分析
・エフェクティブスタックやポジションごとの戦略の変化
等が閲覧できたり、
・ハンド履歴のアップロードが200000ハンド/月 まで可能
になったりします。

最安プランではハンド履歴のアップロード上限が2000ハンド/月です。
一見少ないのですが、PokerTracker 4やHand2Note等のトラッキングソフトで必要なハンドだけを抽出すれば充分かなと思います。

一応中間として年額$600のプランもあります。ただ、最安以外のプランを使うぐらいならWizardを利用した方がいいと思います。

GTOBaseの悪い所

重い

それなりの頻度でフリーズします。

ソリューションのバリエーションが少ない

ポストフロップはNL500 2.5BB Openしか無いです。
プリフロップは
レーキがNL50, 100, 200, 500, 1000, Chip EV
オープン額が2BB, 2.25BB, 2.5BB, 3BB
があります。

ベットサイズの選択肢が少ない

ベットサイズについては、フロップとターンは33%, 75%, 150%, AIの4サイズのことが多いです。
流行りの10〜25%や250%プローブ等は検証できません。

トレーニングの機能が貧弱

・ドリルがソートできない
・スクイーズ等のスポットをまとめて練習できない

ハンドをアップロードしても結果を表示しないスポットがある

プレイしたハンドをまとめてアップロードすると、GTOにおけるEVロス等をまとめて表示してくれる機能があります。しかし以下のスポットはソリューションが存在するにも関わらず、なぜか表示されません。自分でライブラリを開いて確認する必要があります。
・SB vs BB SRP
・LJ-CO vs BTN SRP

iOSアプリが微妙

主にトレーニングについてですが、
・PCで保存したドリルが使えない
・トレーニングからソリューションに飛んで他のアクションを検証できない
・ミスした部分から再開できない

この先アップデートされるか怪しい

2024年4月時点で前回のアップデートから10ヶ月が経過しています。iOSアプリに至っては1年以上です。

まとめ

GTOBase、コスパは充分に良いと思います。

至らぬ点も多いですが、なにせGTO Wizardの半額以下ですからね。それで初期のWizard程度の機能は使えるというのは強い。

自分はしばらくGTOBaseを使い続けるつもりです。

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