ポーカー1年生が過去のガチ初心者な自分に伝えたいこと
ポーカー歴1年の初心者です。これから上達したときに自分で振り返る用に、最初期の自分が犯していた誤解やミスを思い出して、どうすべきだったかを、今わかる範囲で記しておきます。
GTOについて
コンセプトを正確に理解しましょう
GTOに関しては『ポーカーとゲーム理論』『ポーカーとゲーム理論2』(著:アンドリュー・ブロコス/訳:松山宗彦)が本当に勉強になりました。ポーカー関連の本はこれだけ読めば良いんじゃないかとすら思います。
学習ツール(PokerSnowie, GTO Wizard)
SnowieのIntermediateプランはアカン
時間の無駄でした。Intermediateではハンドレンジが見られないので…
正解・不正解やエラーレート/EV Lossを確認して満足してはいけない
これ結構ありがちなミスだと思います。SnowieやWizardに限らず、ポーカーツールは現実の対戦相手との最適な戦い方を思考する練習に使うものだと今は思っています。トレーニングモードやハンドレビューで正解・不正解だけを確かめるものでも無ければ、模倣するためのものでも無いです。
Snowie使うならお互いのハンドレンジが確認できるProの方が良いです。
その上で「人間の相手はターンでこんな250%potベットをしてこない→自分がフロップでナッツをチェックバックする誘因が減る」等、現実の相手のレンジを考え、その場合の戦略の変化まで想定したいです。
前述の書籍『ポーカーとゲーム理論』はGTO (SnowieはGTOではないけど) から乖離した相手に対するエクスプロイトを解説しているので、その点でも参考になりました。
今はGTO Wizardを使っていますが、相手や自分のハンドレンジ、ベットサイズを自分で弄れるソルバーが欲しくなっています。ハイスペックPC買うハードルは高いですが…
GTO学習法に迷ったら、リリアンさんの記事(有料)を読むと良いと思います。
最頻アクションがBestになるが、それではパッシブになりすぎる
トレーニングモードにおいて、例えば
Check 25%
33%Pot 20%
50%Pot 15%
75%Pot 20%
125%Pot 20%
の場合、Checkがベストアクションとして判定されるのですが、Check or Betで考えると25:75ですね。もしもWizardのベストアクションを目指してしまうと(そもそもその考え方がずれているとは思いますが)、実戦でチェックしすぎ、パッシブすぎになると思います。
ハンドレンジ表:スーテッドハンドが多く見える
ハンドレンジ表、大抵13×13のマス目になっていて、全てのマスは大きさが同じですよね。
しかし実際はスーテッドは4コンボ、ポケットペアは6コンボ、オフスーテッドは12コンボなので、1マスあたりのコンボ数は最大3倍違うわけです。
AKs-A2sとAKo-AToは同じ48コンボですが、視覚的にはスーテッドが多いように見えてしまいます。
そのため自分は、感覚的にフラッシュやフラドロの割合を多く見積ってしまいそうになります。
脳内で左下は3倍…と変換しないといけません。
エクイティ(EQ)グラフの見方:縦軸と横軸の数値は相対的
エクイティグラフ=Hero(自分)の各ハンドのEQ、Villain(相手)の各ハンドのEQをプロットしたグラフ。横軸は「各プレイヤーのレンジ内で」そのハンドが上位何%か。縦軸は「相手の全レンジに対して」そのハンドのEQが何%かを表す。
これ大抵の場合、両者のグラフを重ねて表示しますが、軸の基準が2つのグラフで違うんですよね。絶対的ではなく相対的。感覚的に「トリップスは80、トップペアは70」みたいな共通基準があるような誤解をしてしまっていました。
GTO Wizardはコーチング動画とDaily Doseが有用
GTO Wizard、値段が高いですよね。本当に高い。なので出来るだけ元を取りたいところです。
ということで、過去のコーチング動画を見まくり、勉強になった部分をメモしましょう。Daily Doseも読みまくりましょう。
ポーカー学習全般
英語は大事
英語が読めると、前述のDaily Doseや、Upswing Poker等の海外サイトでも戦略記事を読めます。Upswing Pokerは無料で読めるのが驚きの優良記事が多いです。
記事自体は確かに自動翻訳でも読めるのですが、欲しい情報が載っている場所に辿り着くためには、英語力が必要だと思います。
英語が聞けると、Wizardのコーチング動画を含めた動画教材を見ることができます。
Wizardの動画はいくつかYouTubeで無料で見れるものもあります。
ポーカーのために英語を学習するのもアリかもしれません。学習に割ける時間との相談ですが…
その他、勉強になった記事等
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