おがちゃ杯の反省会

おがちゃ杯の振り返りを行います。

結果詳細は下記より。

作品「ダイナマイト/Superfly」
結果 4位/10名

・制作背景について
実は元々は別な曲での参加を考えていたのですが、想定よりも作詞難易度が高く断念したというのがまずありました。今回最終的に制作したダイナマイトについては、曲が個人的に好みでよく聴いていたというのもあり、また、アップテンポで分かりやすいながらも歌詞が短く、歌詞の完成度を求められるであろうおがちゃ杯の方向性に合致すると考えて採用しました。

・どうすればより上位に行けたのか
4位に終わった理由については、主催であるおがちゃさんが結果詳細にまとめてくださったので割愛します。しかし、せっかくおがちゃさんが事細かに指摘してくださったので、どのような作詞だったらより上位に行けたかを、指摘をもとに考えてみます。

指摘1
3回ある「(新時代へゲーム)チェンジ」、原曲の「チェンジ」の歌い方がA段寄りに聴こえなくもないので、そちらに合わせた作詞がされているが、ここは個人的に元歌詞の字面に合わせてE段の音に合わせてくれてもよかった。

KOHの作詞
1回目 インチェ 海部 ベイル 蔡
2回目 申 千賀 池辺 村井
3回目 銀次 ダイ ヘンゲル マーキ
※1回目、2回目は「新世界へゲームチェンジ」3回目は「新時代へゲームチェンジ」が元歌詞

個人的にも迷った個所ではあるのですが、私としてはA段寄りの歌い方に聴こえたのでそこに合わせた作詞にしてしまいました。代替案としては、蔡、村井、マーキ全てチェンに変更でしょうか。ケージとかも選択肢には入るかとは思いますが、そこまで「ジ」の発音を優先しなくても良いのかなと。

指摘2
英字歌詞「I get tired!」の処理はもうちょい何とかなった感。

KOHの作詞 平良海馬

この部分だけ英語なので、細かく刻むよりは1選手でバシッと決めたいと思っての選択だったのですが、流石に雑すぎですかね。キャスで与田さんがコメントしていた「アイケルバーガー」、その手があったかと唸りました。無難に行くなら「相羽 平良」とかでしょうか?

指摘3
・「エゴを」→江藤、「色を」→伊藤 みたいな当て方はあまり好きではない。可能なら最後の「を」に相当する音をきっちり残してほしいところ。

KOHの作詞
江藤 藤井弘 志農(エゴを武器に勝負しよう)
伊藤 ブーマー・ウェルズ(色を奪ってゆく)

エゴを武器に~については、「江渡 大貫」まで考えたけどその後がうまく作れず「江藤 藤井弘 志農」となりました。今思うと、「江渡 大貫 ヒンショー 藤王」の方がベターだったかなと。色を~については、ブーマー・ウェルズを思いついてしまったばっかりにこのようになってしまいました。今だったら「井戸 大村 白」ですかね。

指摘4
「脆くなっちゃ」→「ポロ 桑田」だと小さい「っ」の処理ができていない。

「ポロ 具 難波」がベターでしょう。今回はあえて「具」のような短い選手名を極力避けて制作したのですが、ここではそれが裏目に出たかもしれません。

指摘5
「省エネで生(きたい)」→「條辺 鉄平」がちょっと歌うのキツい。原曲歌詞の「エ」「ネ」に対して、條辺の最後の「べ」の「b」の音と鉄平の最初の「て」の「t」の音、それぞれの子音の主張が強すぎるのかな。
仮に滑舌を頑張って何とかかんとか歌えたとしても、この2か所の子音の発音が強すぎるせいで原曲歌詞との乖離が目立って聴こえるので、自分は歌っていて違和感が大きいというか、元歌詞とのシンクロ感をあまり感じられない。それでは歌詞として「巧いな」という印象は自分は持てない。

指摘6
また、鉄平の「い」の音を強調して「生(きたい)」に当てているのもあまり好きではない。

KOHの作詞
條辺 鉄平 北井(省エネで生きたい)

ここは正直難しかったです。蕭を使ってしまうと、「エネで」が重くなる。しかし、泰は前フレーズの「安定を選びたい」で使いたいので、ここは北井を使いたくなる。百歩譲って條辺を残すとしたら、「條辺 面出 李 北井」ですかね。あるいは、「歴史を超えましょう」で使用した蕭を正津orショートに変更したうえで、「蕭 面出 根市 谷」or「蕭 面出 デニー 北井」とか。今思うと色々選択肢があるのですが、ちょっと安易なやり方に逃げてしまっていたように見えます。ここの解釈については、ぜひ主催者のおがちゃさんや有識者の皆様の意見も頂戴したい所です。

・総評、天丼杯に向けて
個人的には同形式の祝杯(7位)よりは上位に行ける手ごたえはあり、実際順位も4位と、今年参加の大会では最高順位を出すことができました。ただ、それでも上位3作品との差はあるなと感じたのも事実です。

次回の天丼杯は、素点以外に天丼点という評価要素があり、私としては今年一番のチャンスだと感じています。これまでの大会でも何度か天丼作品で上位入りしたことはあったのですが、あくまでも他の参加者が正攻法で制作したからこその奇襲成功であり、全員が天丼作品となるとまた違った戦いになると思います。曲被りのリスクが大きいことも気がかりではありますが、次こそは優勝できるよう、おがちゃ杯で得たものを糧にして臨みます。

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