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まじめに読書感想文ー3

勤務中、昨日の病院から電話がきた。

血液検査でひっかかったらしい。なんか、血栓の値?Dなんとかの数値が悪かったとのこと。ここでリテラシーの低い人は「Dの一族」と言ってしまうのだろう。私は言わない。

自覚症状がないなら1か月後に再検査でいいと言われたが、自覚症状がわかる自信がない。なぜなら私は年中具合が悪い。体調がいい日は一日もない。「今日は体調が変だな」とかないんだ。今朝も通勤途中で駅のトイレに2回いったし。目下、一番具合が悪いのは目の結石なんだ。

とにかく1か月後の受診が読書チャンスなのは間違いない。

相変わらず、『キリンに雷が落ちてどうする : 少し考える日々 / 品田遊』の電子版が出ていない。

今日は、昨日書いた感想文のことを考えていた。昨日の感想文が雑だったので、もう少し踏み込んで自分の感想を考えてみたいと思ったのだ。

”エッセイや日記というより思考の連続”と評したが、この本を読んでいる時に何度も頭に浮かんだフレーズは「徒然」だった。とりとめのない内面の様子、事実+感想+思考のみ。ちゃんと読んだことないけど、枕草子にも似通う書き方に感じた。

私はたまにエッセイのアンソロジー本を買って、おもしろいエッセイを書きそうな作家を探すのだが、だいたいみんなしゃらくさい書き方をしている。文章に波があるのだ。余分な修飾や小説のような起承転結が鼻につく。あとなんか素敵な雰囲気と変わった人間を装いたがりすぎ。(個人の感想です)

この本にはそれがない。とてもフラットで心地よい。ひとつひとつの項目が普通のエッセイの10~30%の量しかないのだが、他の作家の書くエッセイの余分な部分を除いたらちょうどこの分量なんじゃない?と気づいた。

信用できる。余計な飾りがない分、思考が伝わる。人って一日中こういうこと考えてるよねとすんなり腑に落ちる。こういう抑揚のない文章が苦手な人もいるのだろうが、ドキドキワクワクしたくないから小説は最後の方から読む私にはとてもよく合った。

そんな中、著者がプールで平泳ぎしていることに衝撃を受けてしまったことは前述した。(昨日のnote)なぜあれほど気持ちを揺さぶられてしまったのかを勤務中も折に触れ考えていた。

だが今日はここまでだ。子の寝かしつけに行かないと。

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