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戦国武将と味噌汁の話

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<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタ…
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#ショウガ

第7椀 信長の天下取り味噌汁

初出:2015年2月10日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌シリーズその2 「信長の天下取り味噌汁」 戦国武将は味噌の重要性をよく知っていたという話のシリーズ2回目です。 愛知の郷土三英傑と言われるのが、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。この愛知出身の軍勢が何故強かったのかというと、実は豆味噌の功績が大きかったのではないかと言われてます。愛知の豆味噌というのは、大豆に直接麹菌をつけた「豆麹」と塩だけで長期間熟成したもので、水分量も

第10椀 政宗の牛汁

初出:2015年4月22日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌シリーズその4 「政宗の牛汁」 戦国武将は味噌の重要性をよく知っていたという「戦国武将と味噌」シリーズ4回目です。 伊達政宗は、もう少し早く生まれていたら天下を獲っていたかもしれない…と言われたほどの武将ですので、もちろん味噌についてもぬかりはなかったようですね。秀吉の命で朝鮮出兵した際、伊達軍の持っていた味噌だけが夏場の暑さにも変質せずに美味しいままだったので、他

第19椀 道三湯(どうさんゆ)

初出:2015年11月10日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌シリーズその6 「道三湯(どうさんゆ)」 *** 戦国武将は味噌の重要性をよく知っていたという「戦国武将と味噌」シリーズです。 以前に大久保彦左衛門の回で、戦場では刀で削った鰹節と味噌をお椀に入れて、熱湯を注いだだけの即席味噌汁がよく飲まれていた。そしてこのお味噌汁は、いまでも沖縄で飲まれている「かちゅーゆ(鰹湯)」と全く同じもの…という話を書きました。 私の