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初出:2017年6月11日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌シリーズ11 「謙信の集め汁」 ちょうど今頃は旧暦の五月五日あたりで端午の節句ですが、昔は端午の節句に邪気を払う清浄な食べものとして、干した魚介類やツミレ、さまざまな野菜・豆腐・椎茸・油揚げなどを一緒にお味噌で煮込んだ集め汁というものをいただいていたそうです。読んで字のごとくいろんなところから食材を集めて作るので集め汁と言われたという説があります。 この集め汁は戦国
初出:2017年12月12日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから テーマ:戦国武将と味噌シリーズ12 「鬼島津の薩摩汁」 畑でサツマイモがとれたので、よし!薩摩汁にしてみようと思い少し調べてみたのですが、実は今までサツマイモの入ったお味噌汁のことを薩摩汁というものとばかり思ってましたら、なんとサツマイモは必須の具ではない…とな? 薩摩汁は簡単に言うと肉の入ったお味噌汁のことだそうです。肉は鶏や豚のほか兎や羊でもよいそうです。江戸時代までは肉の入
初出:2022年9月7日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから テーマ:お味噌諸国漫遊 「高遠(たかとう)そばのからつゆ」 毎月記事を書かせていただき100椀を越えたところで、今月から隔月で、お味噌「汁」にはこだわらず「お味噌諸国漫遊」として、各地のお味噌文化について紀行文的に深掘りしてみたいと思います。これからもまた楽しんでいただけましたら幸いです。 「からつゆ」というのは、長野県伊那市高遠町の「高遠そば」のつけ汁のことです。この「高遠そば」と