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戦国武将と味噌汁の話

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<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタ…
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#豆腐

第6椀 信玄のほうとう風お味噌汁

初出:2015年1月23日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌汁の話その1 「信玄のほうとう風お味噌汁」 今回から、ワタクシの大好きな戦国武将と味噌汁の話を数回シリーズで書かせていただきます。 岐阜県飛騨地方の「朴葉味噌」という料理は、野菜やきのこなどと味噌を朴葉にのっけて、下から炙りながら食べるというものでして、調理器具も食器もいらない極めて実用的な野戦食だったそうです。ごはんをつぶして串に刺して味噌(醤油)だれをかけて焼く「

第10椀 政宗の牛汁

初出:2015年4月22日 <お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから 戦国武将と味噌シリーズその4 「政宗の牛汁」 戦国武将は味噌の重要性をよく知っていたという「戦国武将と味噌」シリーズ4回目です。 伊達政宗は、もう少し早く生まれていたら天下を獲っていたかもしれない…と言われたほどの武将ですので、もちろん味噌についてもぬかりはなかったようですね。秀吉の命で朝鮮出兵した際、伊達軍の持っていた味噌だけが夏場の暑さにも変質せずに美味しいままだったので、他