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写真紀行 旅のひと時 波打つ建物の下で : カサ・バトリョ、バルセロナ、スペイン

バルセロナの目抜き通りであるグラシア通りに現れる美しくも風変わりな建物。天才アントニオ・ガウディのカサ・バトリョだ。
ガウディは自然界には曲線しかないという信念で建物をデザインしていった。なるほど、この建物にも曲線が多用されている。

ところで、カサ・バトリョは何を表現しているのであろう。これには種々説がある。例えば、カタルーニャ伝説に出てくるドラゴン退治を表しているとか、屋根が喜劇に出てくるアルルカンの帽子に似ているとかなどがある。

私はカタルーニャ伝説やイタリア喜劇説より、やはり海を表現しているように見える。波打つ曲線と貝殻のような装飾は、海の世界ではないか。

私にはグラシア通りに「海が現れた!」というのが、しっくりきているが、皆さんはどうであろう。答えはガウディのみ知るだ。

Photo and Writing by Hasegawa, Koichi

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