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#9 NURTURE/実践的な講座

植物の生存戦略は、それぞれ違う。

基本的に、植物は動かない。
でも、動ける唯一のチャンスが訪れる。
昆虫が受粉してくれた後、種子になってからだ。

ある種は、小動物の身体に付着して、移動する。
ある種は、羽のようなもの身に付け、移動する。
ある種は、自ら土の中に潜る。
ある種は、根っこを地面から離して、風に吹かれて移動する。

そうして、次の世代に種族を運ぶのだ。

それは人も同様と思う。
あなたは、自分の生存戦略をどうやって考えていますか?

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(これは、種のアップした写真。美しさを感じる。)

「世界で一番美しい種子図鑑|著者〉ロブ・ケスラー/ヴォルフガング・シュトゥッピー /訳〉武井摩利」

ぼくは、この図鑑が好きで好きで堪らない。そもそもファッションのアイデアソースの意味合いが強かったけど、いつからかのめり込むように読んだ。友人が来たら、この本を見せる。兎角、翻訳が良い。

植物が作り出す構造のなかでも最も複雑な器官、それが種子です。
陸上植物の進化の最大の鍵となった最初の種子はおよそ3億6000万年前に出現し、以来極めて精密な構造を持つ繁殖体への進化してきました。

種子は「タイムカプセル」時間と空間を旅する乗り物です。正しい場所と正しい時を得れば、どの種子も新しい植物を誕生させます。数千マイルの距離を旅することもできれば、必要なら発芽まで数百年じっと待つこともできます。

それぞれの種類によって発芽する為のいくつかの条件があるように、人にも自分の実力以上の能力が発揮(発芽)する為の条件があるはずだ。

その環境を自覚した上で、整える。そして、自身の答えを磨き、挑戦(行動)して、仲間に離して客観性を得て、次の戦略を練る。更に行動する。

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(赤い部分が、種。緑の部分が蜂の巣のような構造で守っている。)

でも、それはひとりでは、むずかしい。自身の主張が強い方が良い効果が出る場合もあれば、共感が強い方がより良い効果が望める場合もあり、自分では察知できない領域も当然ある。

今年は、NURTURE(育む)という、実践的な講座を開く(予定)。

それぞれがそれぞれの生存戦略によって、それぞれの形に変容していき、花をさかせるものもあれば、枯れるものもある。自然界は無慈悲だけど、ぼくらの世界は、形を変えて何度だって挑戦できる。

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(くっつき虫。鍵のようになって、動物や衣服に付着して移動する)

その全ての経験が、養分になると思う。

結局のところ、
自分で自分の核を磨くしかないし、誰かがやってくれる事はないから。みんなの影響が及ぶ程度の距離感で、挑戦できる場が必要なのは、分かってる。だから、「NURTURE/実践的な講座」の場をやる。
とはいえ、まだ先だけど。

問いとして、「あなたの生存戦略」を考えてほしい。

お奨めの動画を添付して、終えます。
ありがとうございました。
▷サトーコーヨー


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