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#53 宛先を眺めて

sanakaは、まだ一歳と五ヶ月。
みなさんと出会うために、各所でお披露目をしてきました。

1_\\\\(ame)展:長島・霧島・名古屋・鹿児島
2_ash 2020:食堂あさひや(長島町)
3_ひかり写真館と合同展:coffee5(大分)
4_新古今展:加世田麓武家屋敷(南さつま)
5_いとをかし展:レトロフトmuseo(鹿児島市)
6_スキモノ参加:きららの学校(さつま町)
7_うきよ展:ギャラリールーモ(福岡警固)
8_えそらごと展:はなうた活版堂(宮崎市)
9_てんでん展:マザルバギフト(春山)
10_着物解く会:d&d Kagoshima (鹿児島市)etc

経て、
直接反応をもらって、修正しつづけて、
sanakaと云う存在や価値をじんわり確かめながらやってきました。

プロダクトの修正をやってこれたのも使ってくれてる方から修理依頼を受けたり、直接の声を頂いたりするからこそで。本当に有難いことばっかり。

ありがとうございます。

お陰でさまで、sanakaのすすめ方で「三つの周期」がみえてきました。
その話を少しだけ。

「食と服」

食は、その瞬間に目の前の人を喜ばせることができる。
服は、条件が合えば(壊れない限り)喜びが持続する。

食は、賞味期限があるからこそ、近い人に渡すことができる。
服は、賞味期限はないから、遠くの人に届けることができる。

食は、その瞬間に胃袋に消え、その人の腹を満たす。
服は、繰り返し着続けたあと、ようやく役目を果たす。

ぼくらは、服を渡してきた。
今まで在った衣服(着物)を解体して再構築しているのだから、1を1に変えていて、世界から物の数を増やしたわけではないのに。すぐ消えないものを生み出すと云う責任めいたものは、常に感じる。

果たして
どのペースで、どのスケールでやっていくことが心地良いのか
常にあたまに漂っている。

「巡る理由」

服は、一つの場所でやっていくことに向いてないのかもしれない。といつぞやのぼくは仮説を立てた。長期間で消えていくものの在り方や渡し方がある筈だと思った。

その在り方を探る、九州行脚。(熊本、佐賀、長崎はまだ決まっていないが)一年程かけて、ゆっくりと九州を巡ってきました。

「家に眠る着物を捨てるに捨てられない」と云う共通のいつか向き合わなければならないことを抱えている人たちの様々な気持ちと、出会ってきました。(宮崎で1000枚の着物を頂きました。家、パンパン。)

sanakaは、
その悩みをほぐす一つの案を提示することに意義を感じています。

1つの場所に留まるのでなく、定期的に訪れる各地で再会の約束をして、毎年みんなに会いにいく。40歳を迎えるまでは、そのスタイルで行くつもり。

「同じ場所で1年周期で」

実は既に来年の九州行脚の予定がほんの少しみえています。

2022年度
3/456_大分佐伯市/コーヒー5
4/未定_鹿児島/レトロフト
5/未定_福岡警固/ギャラリールーモ
6/345_大分日田市/鹿鳴庵
10/未定_宮崎/はなうた活版堂

其処で、心地良い場所を開いているすきな人たちと年1で再会しながら、その人たちを通して、そのエリアで暮らしている人たちと会う。

着物を手放すタイミングは、人それぞれ。
そのときに思い出してもらえるように、形見のような布を捨てるだけの方法じゃないことを提案したい。

「小さな巡業と小さな市」

居住地の鹿児島でも、小さな巡業と小さな市を開催していく。
理由は、sanakaとしてお店をもたないけれど、直接みて触れる機会を作っていくために。

基本的に鹿児島市内では、レトロフトmuseoさんでやっていく、と
誠に勝手ながら、お店の方に了解もなく決意しました、、、

とはいえ、鹿児島は広い。
二時間、車で走り続けても鹿児島から抜け出せないくらい、広い。
大隈半島と薩摩半島北部の方でも定期開催しようと考えています。

そして、
定期開催の市場、月市(tsuki ichi)を開催します。https://www.instagram.com/tsuki1ichi/

(この企画は、本来誰がやってるか分からないように進めようと思っていましたが、めちゃくちゃ告知しづらいのでやめます。笑)

sanakaが月に一度開催する市場です。
試着してみたいと云う要望に答えられるようにすること。九州行脚で出会ったすきな作家さんを知ってもらうこと。その土地で出会った民藝のような物みてもらうことを目的としました。

鹿児島市内で、月に一回みて頂くことができますので、もしよかったら。
オーダーウィークも重ねて行っていきますので、ご相談も直接そちらで。

「天体のように」

活動のイメージは、太陽を軸とした天体の推移のように。
「九州を巡る周期」と
「鹿児島を巡る周期」と
「同じ場所で、毎月やる周期」と云う感覚ですすめていきます。

もし仮に皆既日食のようなことが起こったら、それは単なるダブルブッキングで、大ピンチですから気を付けていきます。

sanakaのすすめ方が見えてきました。
三つの周期を大切にしながら、sanakaを生み出して、大切にできるペースやスケールをみながらすすめていきます。

どうぞ、よろしくおねがいします。





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