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簡単に他人の言葉を信じては行けないらしい

気づけばもう深夜。明日書けば良かったんだけどどうしてもこの感想を吐き出したいので殴り書いてから寝るよ。

今日は『おんなのこきらい』という邦画を見た。
自他ともに認める可愛さを持つ主人公のキリコちゃんが同性からは嫌われるけど異性からはチヤホヤされているお話。
でも彼女は過食症でメンヘラぽくて所謂めんどくさい女だから結局セフレ止まり。

キリコちゃんには大好きなバーのお兄さん(ユウト)がいて、これまた沼そうな顔の男なの!最悪!これはズブズブになるよねキリコちゃん!!
でもユウトはキリコちゃんの事は精々セフレ程度しか思っていない。だからキリコちゃんの連絡は全無視。自分が呼びたい時だけ連絡してくる。
キリコちゃんは本気でユウトが好きだから「世界中の人に嫌われてもいい、ユウト君にだけ好かれていたい」(要約)と告白のような事も言う。なのにユウトの返事は「世界中の人に嫌われるのは無理だろ」(要約)と一言。

………はい?何かもう少し言うことない?これほぼ告白だよ?恋愛経験少ない私でも告白だってわかったよ??
結局この後バーに働き始めたさやかと付き合うユウト。
キリコちゃんがぽっと出のさやかに『簡単に現れて簡単につまみ食いしてヘラヘラつまんないこと言ってんじゃねーよ』とバーでキレたシーンはスッキリした。

この時キリコちゃんには幸太というキリコちゃんの取り繕った"かわいい"を見破った男の子が現れる。この男が過食症後のボロボロのキリコちゃんを優しく介抱したり、公園で楽しそうに過ごしたり、ラーメン食べに行ってくれたり、車で送ってくれたりと普通の彼氏のような事をしてくれる。最高だぜ!
これにはキリコちゃんも視聴者の私も好きになってしまったので満を持して幸太に告白をしに家へ行く。

そしたら現れる女。もう視聴者の私もキリコちゃんも大パニック。誰よその女!状態。
その彼女がまた鍋を作ってくれてキリコちゃんに優しくするもんだからもっと惨めになる。しかも男は何も言わない!何なんだコイツ!?!?
結局耐えきれなくなったキリコちゃんが家から帰ってしまうのだが幸太がキリコちゃんを追わないの!何お前?早く追えよ、責任取れよ!!?!?(ブチギレ)
この後彼女に「行きなよ」(要約)と言われキリコちゃんの元に行くんだけど『俺も好きだよ』とは言うがキリコちゃんを選ばない。
キリコちゃんが行かないで、と言っても「ごめん、家に待ってる人が居るから」と言ってキリコちゃんの前から立ち去ってしまう。

これで映画はおわり。

作中何度も男の口から「かわいいね」「好きだよ」といった言葉が出てくる。でも誰も責任取ってキリコちゃんを幸せにする気は無くて、優しくして都合が悪くなったらポイっと捨てる。
あんな映画見たらもう異性からの優しい言葉なんて何も信じられないよ。幸せになんか一生なれないのかも。
ああいう物を見る度に恋なんかしないで大人しくお金落として推しにその金額分の愛を返してもらう生活の方が本当は幸せなんじゃないかと思う。それもいつかは虚しくなるのかもしれないけれど。

それでもかわいくは居続けたい。キリコちゃんのように誰にも負けない可愛さを持って生きてたい。


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