次の時代に,何を想うか.
平成から,令和へ.
今,まさに時代が変わろうとしている.
世間のお祭りの様相とは異なり,今僕の心の中はとても静かだ.
停滞の時代と言われ続けた平成の時代.
経済の低成長,ゆとり教育,政治とカネの問題,凶悪な犯罪.
思い返せばたくさんの問題を抱え,
それでも経済の成長が続いていた昭和の時代と比べれば,
幾分か不満の重なる時代だったのかもしれない.
平成の終わる4月30日.
いつもと何も変わらない一日だ.
令和の始まる5月1日も,
きっといつもと変わらない日常になるだろう.
今日があり,明日がある.
生命の続く限り,そうやって時は続いていくものだ.
ただ,新たな時代が来るということ.
もしそれが,みんなにとって一つの区切りになるのであれば,
何かが変わることに,ほんの少し期待をしたい.
それでも僕は,
令和の時代に,そこまでまだ期待ができない.
令和になったから,何かが解決されるということはないから.
明日は,今日までの積み重ねでしかないから.
よりよい令和の時代にするためには,
一人一人が,今日を積み重ねるしかない.
平成は,最後まで様々な問題が露わになり,
暗雲が立ち込めるような感覚を抱いた.
その暗雲は,未だ払い切れていない.
僕らは,未来へのかけらを,確かにこの手につかんでいる.
でも,光射すにはまだ足りない.
このかけらが鍵に変わるには,もう少し時間がかかりそう.
そんな感覚だ.
次の時代,さらに次の時代,
いつだって何か事象がそこに存在するなら,
それが幸せであることだけを願って.
そんな世界が訪れることを願って.
僕は22世紀に想いを馳せて,
今この瞬間を生き切り続けたい.
きっと,令和という時代も変わらず,
22世紀を目指して,
今日を積み重ねていく.
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