CoinbaseのThe State of Crypto Q2レポート「The Fortune 500 Moving Onchain」を要約

  • 米フォーチュン100企業のブロックチェーン・Web3関連プロジェクトは前年比39%増加し、2024年第1四半期に過去最高を記録。フォーチュン500企業の56%が消費者向けの決済アプリなどのオンチェーンプロジェクトに取り組んでいる

  • ビットコインETFの運用総額は630億ドル超に達し、イーサリアムETFも承認間近。米国債のトークン化も進み、トークン化された米国債商品の価値は2023年初めから1,000%以上増加し、12.9億ドルに

  • 2030年までにトークン化資産市場は16兆ドル規模に達する見込み。これは現在の欧州連合のGDP規模に相当

  • 大手企業はステーブルコインやその他のトークンの活用に注目。特に、より速く安価な取引の実現に期待が集まる。フォーチュン500企業の7割がステーブルコインの活用事例について知りたいと回答

  • フォーチュン500企業の86%が資産のトークン化によるメリットを認識。35%が現在トークン化プロジェクトを計画中

  • 中小企業の68%が、仮想通貨が手数料や処理時間などの金融面の課題を解決できると考えている。76%が仮想通貨のメリットに興味を示す

  • 米国のデベロッパーシェアが過去5年で14ポイント減少し、現在は26%にとどまる。フォーチュン500企業では、規制への懸念よりも人材不足への懸念が障壁として浮上

  • フォーチュン500企業の79%が米国の提携先と取り組みたいと回答。米ドル連動のデジタル通貨による経済競争力の維持に72%が同意

  • 仮想通貨は貨幣の未来であり、コインベースは企業と消費者の両方に利益をもたらす金融システムの更新における、仮想通貨・ブロックチェーン・Web3技術の役割について啓発活動を行っている

原文はこちら。

https://assets.ctfassets.net/o10es7wu5gm1/2n9KtrCyq59uQ4uOCF18hi/21fd908639c6c87e9d36a994ccacda51/Q2_2024_State_of_Crypto_final.pdf


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