戯言3

https://news.yahoo.co.jp/articles/23a0f400f7941fec48f40b03e1f3bc491c8e44b5

約4割が「黒字リストラ」好業績なのになぜ? 背景にコロナとデジタル化への対応〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース 中高年の労働者が、正規、非正規にかかわらず相次いでリストラの対象になっている。早期・希望退職を募集する企業が赤字というわけではなく、好業績でも人員削減に踏み切る企業があるほどだ。その背景には何があhttps://news.yahoo.co.jp/articles/23a0f400f7941fec48f40b03e1f3bc491c8e44b5



今日はちょっとシビアな話をします。

この記事を読んでほしいんですが、「黒字リストラ」というものが増えてきています。

特に大手企業で多く、企業自体は利益が出ているにもかかわらず、希望退職者を募り、実質的なリストラが増えているというものです。


みなさんはなぜ黒字リストラが増えているかわかりますか?

答えは明確で、デジタル化、自動化が進んでいる為、そしてそもそも日本経済の停滞による終身雇用制度の崩壊が主な理由です。



【なぜデジタル化、自動化がリストラに繋がるのか】

これは考えればすぐに答えは見えると思います。今まで人が人力でやっていた仕事を、様々なWEBサービスやアプリが出てきたことやAIやロボットが自動的にやってくれることで、わざわざ人を雇う必要がないという判断に至る経営者が多いということです。

そりゃ50歳のおっさんに毎月40万払って、AIよりも作業効率が悪く、ミスもあるってなったら、リストラしたくなるのも頷けます。

そうじゃなくても、世の中が便利になればなるほど、「誰でもできる仕事」はどんどん自動化され、仕事がなくなる=リストラになる可能性はあるということを理解しなければいけません。


【停滞する日本経済】

なんとなくNEWSなどで見たことがある人も多いと思いますが、日本はバブル崩壊後以降、経済は停滞したままでGDPも横ばい。理由は日本の税制問題など様々ありますが、事実として日本経済は全く成長していません。

「現状維持は衰退」という言葉があるように、アメリカやインド、中国など他国が成長していく中での現状維持は衰退と同意義。

元々終身雇用自体もバブルの中で作られたものであり、経済成長が右肩上がり前提での制度です。

それが成長が止まり、企業としても終身雇用をしている余裕がない、というのが現状です。


【我々はどうすべきか】※ここからが重要

「じゃあ結局僕らはどうすればいいの?」という話ですが、結論から言います。

『個人でも生き抜けるだけの力を付ける』

この一択です。

国に頼れない、企業に頼れない、なら自分で力を付けて守りたいものを守るしかない、シンプルですがそういうことです。

今はM&Aといって、会社、事業を売却する経営者もかなり増えています。これも理由があって、その方が受け取る際の税金が安く済むからですが、M&Aによって意思決定機関が変わり、会社の方針が変わったら、それに伴った人材整理、組織異動なども増えます。
自らが望んでいなくても、会社を辞めざるを得ない環境になる可能性も、昔よりも上がっているということです。


安心してほしいのは、現段階でうちの会社は売却もリストラも考えてません。むしろ人を増やし、いろんな事業展開をしていこうとしているところなので、真逆です。

ただ、みんなを死ぬまで雇用し続ける、という保証は、したい気持ちはあれど、確約はできません。もし明日俺が死んだら?もし大災害が起きて会社が継続不可能になったら?勿論どういう状況でも会社が存続し、みんなの雇用を守れるようにしていく準備はしていますが、何が起こるかわからないというのも事実。

そして、うちの会社で働き続けるにしても、そうじゃないにしても、個人でも生き抜けるだけの力を付けることは、これからの世の中では必須だと思って下さい。

具体的には

・プログラミング、動画編集、マネージメント、マーケティング、音楽制作など、スキルを身につける

・コミュニティを持つ(SNSフォロワーやサロン等)

・資産を作り、そして運用する

こういうったことを意識し、行動に移すこと。

勿論、営業で身に付くノウハウ、特に責任者で学べるマネージメントなどについてもスキルの一つです。ただ、「誰でもできるレベル」では意味がないということ。


みんなはまだ若いと思いますが、これから結婚、出産などをしたり親が歳を取り、守りたいもの、守るべきものが間違いなく増えていきます。その時になって後悔するのではなく、今からみんなで力を付けていきましょう。

会社ではその環境を最大限用意するので。

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