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【みどころ】広重の可愛い動物達 、風景@あべのハルカス美術館

こんにちは!アート王子です。
今日は先日紹介した「広重-摺の極-」展の見どころを紹介します!
特に動物達や風景画をおすすめします。

美術展自体の内容はこちらから↓

亀は万年橋

名所江戸百景
深川万年橋
個人蔵
※前期のみの展示。図録記載番号192番。

名所江戸百景 深川万年橋

亀が吊るされたた大胆な構図です!
亀越しに見えるのは隅田川と富士山。
万年橋の欄干の前に手桶を置き、取っ手に亀を吊るしています。
「亀は万年」にかけた絵になっているのも面白いです。

ニャルソック越しに見る富士山

名所江戸百景
浅草田甫酉の町詣
ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
※後期のみの展示。202番。

名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣

11月の酉の日に吉原の西にある鷲大明神にお参りする酉の町詣の人々を描いています(分かりづらいけど)。
外を眺めてニャルソック(警備)する姿は江戸の時から変わらない愛らしさがあるんですね。

鳴門のうずしお、浮世絵にするのめちゃくちゃカッコいい

六十余州名所図会
阿波 鳴門の風波
中外産業株式会社 原安三郎コレクション
※前期のみの展示。184番。

六十余州名所図会 阿波 鳴門の風波

北斎に影響を受けて書かれているんじゃないかという絵です。
それにしてもめちゃくちゃカッコいい。
荒れ狂う波を表現しているのに、なんとなくシンメトリー(左右対称)でスッキリしている印象です。
千鳥は葛飾北斎へのオマージュと考えられています。

違いが見れる!

名所江戸百景
大はしあたけの夕立
ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
※後期のみ展示。193番。

名所江戸百景
大はしあたけの夕立(舟二艘)
個人蔵
※後期のみ展示。194番。

後期展示なのでまだ分かりませんが
おそらく並んで展示されると思います!
背景の蔵の壁が白く、右端に二艘の舟がシルエットではいってます。おそらくこっちが(194)先ではないかとの事です!
水の色や草木の鮮明さもビミョーに違いますね!

鷲の迫力エグい!

名所江戸百景
深川洲崎十万坪
ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵
※前期のみ展示。205番。

まさに広重!っていうような作品ですが、ホンモノはすごい迫力でした。
棺桶を狙っているようで「ホンマや!」と思い、カッコいいだけでなく、ちょっとゾッとしました…。


狙い目の作品はお見逃しなく!

僕がいいなー!とかまさに広重作品!というのを紹介しましたが、会場には多分150作品くらいあるので(前期後期合わせて338作)、好きな作品を見つけて欲しいし、見たい作品は早めにチェックして、タイミングを逃さないようにしてください!

あべのハルカス美術館開館10周年記念
広重 ―摺すりの極きわみ―
2023.7/6-9/1

前期:7/6-8/4
後期:8/6-9/1

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