女は、すきな男のプレゼントで、得なんかしたくないのよ

ぼくは益田ミリという漫画家の漫画がすきでよく読むんだけど、

さっき読んだ「僕の姉ちゃん」というマンガの一節が顧客を満足させるとはどういうことなのかにもつながる話だなと思ったので、引用。

主人公(弟)とその姉ちゃんの会話。平凡でパッとしない20代前半の弟と、20代後半くらいのちゃっかりした感じの姉というキャラクター。

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姉:なんかあんたって彼女にいらないもんあげてそう

弟:うるせーよ 

姉:今までまでどんなもんあげてきたわけ? 

弟:オレ? うーんあげるってゆーか一緒に見に行って買ったり 

姉:おっはじめて悪くない答え 

弟:ほめられてる気がしないけど 

姉:で、どんなもん買ったの? 

弟:コートとか喜んでくれた 

姉:(ワインをゴクリと飲んでため息をついて)はーっ。コートって洋服のコート? 

弟:そうだよ 

姉:そりゃコート買ってもらったら嬉しいだろうよ 

弟:じゃあいいじゃん 

姉:けどそれってさー 

弟:(話をさえぎるように)なんかそのつづき聞きたくねーなー 

姉:(弟の反応を無視して話を続けて)家電をプレゼントするようなもんだよ 

弟:家電? 

姉:そういう大物のプレゼントって「うれしい!!」っていうより「得した!」なんだよね。おばあさんになってさーふと若かった頃のことを懐かしむとき、電子レンジをもらった男を思い出す? 

弟:コートだけど・・・・ 

姉:女は、すきな男のプレゼントで、得なんかしたくないのよ 

弟:じゃあ、姉ちゃんが男にもらって一番うれしかったもんってなんだよ 

姉:第二ボタンだよ(席を離れて自室へむかいつつ)おやすみ~

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「女は、すきな男のプレゼントで、得なんかしたくないのよ」は名言だし、お客様の本音なんじゃないかな。

この女の子は決して高尚な女の子な設定ではなくて、どちらかと言えば俗っぽいキャラクターで、その言葉だからこそ響くよね。

ぼくはお客様に第二ボタンみたいなものをあげたいなと思うよ。

上記の会話は以下漫画の1シーンからの引用です。興味を持った人はぜひ漫画を。

増田ミリ 僕の姉ちゃん

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