メディアプロダクションからパブリッシャーへの道のりと、プラットフォーマーへの道のりについてのメモ

大きな出版社の多くが、当初は1種類の雑誌をつくるために作られた組織(版元ではあっても編集プロダクション的な)から始まり、その雑誌がヒットする事の副産物として、読者が大量につく事や流通チャネルとの関係強化、外部の著者とのネットワークが拡張すると言った事がおき、それを活用する方法論として出版プラットフォーム化(プロダクションからパブリッシャーへの変化)してきたという事があると思う。

僕がいつも思うのがプラットフォームを形成する上でもっとも筋がいいのがこういう形成の仕方で、あたまっからプラットフォーマーたろうとするよりもマーケットに求められる形でプラットフォーム化していく感じがする。

ネットまわりだとZOZOタウンのプラットフォーム化がまさにこれで

単一のアパレルECサイト運営会社

多業態のアパレルECサイト運営会社

多業態を一つのモールに集約し直営店舗のみのモール運営会社

他社も利用できるアパレルECプラットフォームへ

という流れに無理がなく、こういう成り立ちだからこそほとんどすべてを内製でやれる体制を持っている。

最近だとKADOKAWA/DWANGOもZOZOの世界と本質的に近いところを目指すための統合に見える。

本質的に言えばgoogleも良き検索メディアを目指して、それを実現した副産物を生かそうとした結果プラットフォームになったんだろうし、appleも良きパソコン、良き音楽プレイヤーをつくる事によって生まれた副産物を生かしてプラットフォーム化したと思う。

元々意図してた、あるいは意図とは言えないくらいの期待をしてたみたいな事はあるだろうけれど、入り口の注力する先としては、プロダクションとしての機能だと言うのが一つの仮説。

プロダクションとして最高のメディアをつくる事で突き抜けた時に、おのずとプラットフォーム化していくという姿を目指したいよなー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?