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週刊牛乳屋新聞#95(日本でチャイナマネーを巻き上げる方法)

こんにちは、金儲けをしたいけど、まだ上手くいっていない牛乳屋です。今回は華村さんの記事を読んで、チャイナマネーを巻き上げる方法について僕なりに考えてみました。

魑魅魍魎のチャイナマネーが蠢いていることにリスクがあるといいますが(中略)中国人のやり方をきっちり理解した上で対抗策を練り、日本が牛耳られないようにしながら、そのチャイナマネーをふんだくってやる勢いでやっていけばいいじゃないですか。(中略)無意味に怖がっているのではなく、これをちゃんとビジネスチャンスにしていくべきではないでしょうか。

まさに、その通りですね。それでは、僕の独自の視点を書いていきます!


1.どこまでもブローカー気質のチャイナ

2019年の初夏、たしか平日の夜の21時頃だった気がします。風呂から上がってスマホを開くと、知り合いの中国人(仮名:張さん)から連絡が来ていました。「今、新宿の〇〇(在日中国人御用達のレストラン)にいるんだけど、すぐ来て」。だるっ…と思いながらも、僕は1時間近くかけて向かいました。

「今週の土曜日、中国から100人近い高校生が来るんだけど引率してくれないかな??」と言われて、全力で断りましたが、それならこの時間に〇〇セミナー会場で講演をして!と言われました。週末ということや、それなりにお金をくれることになったので渋々引き受けてしまいました。

中国語で自己紹介をして、そのまま話そうとしたのですが、日本語を勉強している中国人の高校生だということがその場で判明しました(こういうのは先に言え!)。。。確か、テキトーにyoutubeを流して、日本のアルバイト事情について日本語で話して終わりました。

せっかくなので講演(?)が終わった後に、高校生と話しました。遼寧省、江蘇省、江西省と様々な出自ですが、全員に共通しているのが中国現地の高校の国際部日本コースに所属していることでした。国際部日本コースでは日本の大学進学を前提としたカリキュラムを学んでいます。

日本の大学へ進学を目指す中国の高校生が増加傾向であることや、彼ら・彼女ら周辺にビジネスチャンスがあることを理解している人がいますが、ある程度の母集団を作る必要があります。そのためには中国の高校や現地政府の役人との人間関係の輪に入り、深い関係になることが前提となります。どれだけ中国に長い間滞在しようと、中国で最も有名な日本人になろうと、日本人は未来永劫「我々」の外に存在する人間なので、太い商売になるような母集団を創るのには限界がありそうです・・・。

2.ガラパゴス思考を極めることが活路

島国に入り込むチャイナマネーを受け取るのも中国人に思えます。実際、日本で生活している個人事業主の中国人は、女性であれば不老不死や永遠の若さを求める中国人の通訳として医療ツーリズムを請け負っていたり、男性であればM&Aコンサルや不動産コンサル等のコンサル業を請け負う傾向にあります。島国の民が一寸たりとも入り込む余地がなく、ビタ一文も稼げないように思えます・・・。果たして、日本人は一切商流に入れないのでしょうか?

いや、そんなことは無いと思います。チャイナマネーや人が押し寄せてきても、行きつく先は日本人が仕切る場所やモノです。不老不死や若さを求める中国人の診察を行うのは日本人医師ですし、M&Aや不動産も売手はほぼ日本人の企業です。

上述の学校も、中国人が母集団を作って高校生の親から多額の金を巻き上げていますが、最終的に送り込む先は日本人が運営している大学や専門学校です。横流しをすることによる刹那的な金稼ぎを狙う人の割合が日本よりも多いのかもしれません。

チャイナマネーは刹那的なトレンドに大量に流れる傾向がありますが、時間をかけてモノ、産業やブランドを創るのは苦手な傾向があります。そして、彼ら彼女らが苦手なことは日本の人々や企業が得意としていることかもしれません。また、中国資本の企業は日本っぽいブランドを借りることができても、日本発のモノを創れません。これは日本ブランドを名乗りながらも広東省のガラクタを売っていたメイソウの様子を見ても明らかではないでしょうか。


チャイナマネーを巻き上げる方法は、中国人に迎合して同じようなことを日本でするのではなくその逆です。グローバルとは真逆の方向に突き進み、日本人の島国根性を極めた上で、モノ(箱物)、ブランドやコンテンツを創っていくことではないかと思っています。

徹底的な内向き志向の中で生まれてくる独自の精神文化が、実際に、世界で評価される場面もあるので、ガラパゴスを卑下しすぎることはありません。日本に行きたいと思う中国人を一人でも増やし、日本人が作り込んだモノ、ブランドやコンテンツがあの手この手で値上げしまくって中国人からふんだくる。更に税金でふんだくる。

中国市場で儲けようとたくらむよりも、よほど筋が良くて現実的な稼ぎ方ではないでしょうかね。



ちなみに、張さんのサマースクールは講演、予約なしのキャンパスツアー、湘南ツアー(海辺の散歩)と金をかけない行程だったので参加者がWeChatのモーメンツで不平不満を書いていました。在日歴十数年でも、中国人だけと仕事していると仕事の進め方は中国流のままみたいです・・・そして、どれだけ中抜きしたのかは・・・秘密です。

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