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【小春の着付教室】第53号●着物:着付け小物

こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。

着付け小物

今回は着付小物についてです。
長襦袢の時とほとんど変わりませんので、おさらいとして「第37号●着付け小物の組み合わせ」をもう一度お読みくださいませね。

初めのころに、腰紐があれば着付けは出来ますとお伝えしていますね。
ですから腰紐さえあれば、着物を着ることができます。

しかし、着崩れしないように開発された着付け便利小物を上手に取り入れることで、快適に着物で過ごすことができます。
着物の時に新たに必要となる着付け小物は?とイメージしてくださいませ。

着物に必要な着付け小物

 ◎腰紐(ウエストゴムベルト等を含む)
 ◎コーリンベルト(着物ベルト等を含む)
 ◎伊達締め(留め具付き伊達締め等を含む)

この三種類が、着物に必要となる着付け小物ですね。

使用する箇所は、

 ◎裾を決めた時に腰紐
 ◎衿を決めた時にコーリンベルト
 ◎おはしょりを整える為に伊達締め

イメージできますでしょうか?

これらの着付け小物の準備はできていますでしょうか?
何か足りない小物がありますでしょうか。

長襦袢に使っていた小物を着物に回すこともできますね!
まずはお手持ちの着付け小物を、長襦袢用と着物用に分けてみましょう。

そして、どうしても必要だと感じたら、足りない着付け小物の購入を考えましょうね。

■組み合わせ

長襦袢の時にも書きましたが、組み合わせは幾通りもあります。
お好みで、また手持ちの着付け小物と相談して決めましょう!

組み合わせ方に間違いというのはありません。
ですからいろんな方法を試してみてくださいね。

間違いはないけれど、より良い方法になるよう組み合わせ方法を探していくのです。ご自分にピッタリの組み合わせが見つかります。

着付けに慣れてきましたら、着付け小物を少しずつ減らしていくことも出来ます。多くの着付け小物を使用すれば着崩れ防止に役立ちますが、窮屈感があったり、手間がかかったりします。着慣れないうちは不安もあるでしょうから、多めに使用するのもアリですが、慣れてきましたら省けるものはどんどん省いて着付け時間の短縮と快適さを求めて参りましょう。

選択の基準

着付け小物は種類が多く、伊達締めひとつにしても購入の際にはとっても迷いますね。迷いましたら、着姿に影響がないように・・・と考えると、選択が出来ると思います。

着付け小物の用途が一緒なら、まずは薄手のもの、邪魔にならないもの、
着ていて楽なものを選びましょう。

今お持ちの着付け小物に、着物を着ている時に違和感がある場合には、次回購入の際にどの点を改善したいのか、よく考えてみましょう。

答えは出てきますわ(^_-)-☆

自装と他装の違い

着付け小物はその時々によって変わる場合があります。
自装と他装では、使用する着付け小物が違う場合がありますね。

いずれ人様へお着付けされることをイメージできる方、着付け師を目指していらっしゃる方は、まずは腰紐のみのお着付けを充分に体感されてくださいませ。基本中の基本となります。

そして腰紐の着付けに慣れましたら、様々な着付け便利小物を使ってみてくださいませ。便利小物を全て知っている状態、知り尽くしていることが着付け師には必須となります。知らない着付け便利小物は使うことができませんものね(*^^*)

着付け師さんを目指している方でなくても、いろんな着付け小物を知っておくことは大切ですが、まずはご自分の着付け小物について、充分に理解しておくことが大切ですね。
理解した上で、幅を広げていきましょう。焦っていろいろな着付け小物を使ってみようとはせず、一つの着付け小物の特徴を理解してから新しい着付け小物を手にすると良いですね(*^^*)

ご自分で着物を着ていればこそ、必要性が分かってきますし、不要な小物をどんどん省いていくことができます。

ご用意された着付け小物を全て使うのではなく、必要最低限の着付け小物で上手に着付が出来ることが最終目標として練習して参りましょう。

それでは早速、ご自分の着付け小物を再確認してみてくださいね。
長襦袢に使用するもの、着物に使用するもの、分けておきましょう。

おわりに

出張着付けに伺うと、いろんな着付け小物を見かけます。
年代物の着付け着物や、新しく用意された着付け小物、幅広くお持ちの方もいらっしゃいます。

新しく用意された着付け小物に関しては、どうしてこんなに同じものを用意されているのでしょうと、不思議に思うこともあります。
ご本人様も、どうして購入したのかよく分からないご様子でしたり。

呉服屋さんに「とりあえず買っておけば安心」「お買い得だから」と言われて購入された感じです(汗)

解らずに呉服屋さんへ足を運ぶと、不要なものまで用意することになりがちです。よ~く下調べして、購入しましょうね。
着付け小物は長年使用することが出来ます。普段着物を頻繁にお召しの方でしたら、予備の着付け小物をお持ちでも良いかもしれませんが、そうでない方はおひとつずつお持ちでしたら充分です。
コレクションにされるのでしたら良いですが、とりあえずのご購入は勿体ない・・・と思ってしまう私です。

それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■次回予告

*ウエストゴムベルト

※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。

● 小春日和*小春流着付*着付師さん応援ブログ


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