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【小春の着付教室】第80号●帯結び:半幅帯用枕

こんにちは。着付師・着付講師の *小春*です(*^^*)
本日もよろしくお願いいたします。

半幅帯用帯枕

浴衣の帯結びの練習の際に、お授業でも登場しますね。
お持ちの方もいらっしゃると思います。
お持ちの方はお使いになっていますか?

半幅帯の蝶々結びを上手にできる方は良いのですが、仕上がり後、時間とともに、どんどん背から離れてしまって・・・と、不安な方には最適な帯枕となりますね。

枕の上部には、蝶々やお文庫などの羽根を、ずれてしまわないようにマジックテープや紐で結びしっかりと固定できるようになっています。
ですから、使用方法通りに進めれば、絶対に落ちることはありません。

これでしたら初心者さんも安心ですね。
気になる方はチェックしてみてくださいね。

なくても良い帯枕

今、「凄いんですよ~」とお伝えしたと思ったら、今度は「なくても良い帯枕」だなんて(^-^;

失礼いたしましたm(__)m
でも・・・本当なの。

半幅帯は、帯枕がなくてもしっかり結ぶことが出来るのです。
背から離れないコツをつかめば、どなたでもしっかりと背につかせた、落ち着いた帯結びが可能となるのです。

ですから、わざわざ購入しなくても大丈夫とお伝え致します。

ただし、半幅帯によっては、慣れないうちはとても滑りやすかったり、ゆるみやすい帯に苦手意識が働きます。そのような帯を結ばれる時には、先程の半幅帯用帯枕のご使用は最適です。
お持ちの方は、そのような帯に使ってみてくださいね(*^^*)

またこちらの半幅用帯枕を使用しますと、結び目が下がりませんので帯結びが良い位置で固定されます。時間の経過とともに帯結びの位置が下がってだらしなくなってしまう、ということも無くなりますのでずっと良い位置で固定してくれる優れものでもあります。

ポイント

お持ちの方は、せっかく使うのでしたら、上手に使いたいですよね。
いくつかの注意点などをお伝えしますね。

  • 胴に巻く帯は緩くしない

  • 上部に羽根を乗せる際、真上からしっかりと乗せる

  • 結ぶ際、羽根の向きをずらさない

このくらいなのですが、これはとっても大切です。
半幅帯用枕を使わない帯結びの時でも、これは一緒です。
ここのポイントを押さえておきますと、今までよりもさらに上手に帯結びが出来るようになります。
浴衣の季節には、素敵な帯結びで過ごしたいですものね。
ぜひ参考にしてみてくださいませね。

おわりに

私は半幅帯結びの際に、この枕を使用することはありません。
初めの頃はとても不安だと思いますので、帯結びに慣れるまでは、使用することも、ひとつの手だと思います。

そのうち慣れてきますと、半幅帯に枕を使用することの方が面倒に思えるでしょう。

初心者さん向きとなりますが、半幅帯を簡単に、そして安定した結びにできる便利小物ですので、上手に取り入れてみてくださいね(*^^*)
お持ちの方は少し遊んでみてくださいませ。
懐かしさと、新しい発見があるかもしれません。

それでは、また明日に続きます♪
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

■次回予告

*帯結び:手結び枕

※この内容は、私が販売する着付け・帯結びテキストご購入者様向けに2009年より配信していた内容を一部修正および加筆編集し一般公開として掲載しております。

● 小春日和*小春流着付*着付師さん応援ブログ


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