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猫を飼って子育てについて考えた

わたしには子どもはいない。
今のところ妊活もしていない。
産みたくない明確な理由があるわけでもなく、産めない理由もたぶんない。
友人のほとんどは子どもがいて、2人目、3人目の話をしている。わたしより後に結婚した子もほとんど母親になった。


前の記事にも書いたとおり、夫が単身赴任していたりと一緒に過ごす時間が極端に少なく、結婚数年は子どもどころではなかった。
わたしが仕事を辞めて一緒に暮らし始めると、周りから「そろそろ考えないと…」と静かな圧力を感じているが、みんなわたしの性格を知ってかそれ以上深掘りすることも説得されることもないので、特段深刻に考えずにのんびりと過ごしている。


夫とは、子どもをどうするかという話は定期的にしている。
その結果、「今じゃない」という結論に着地するのだが、じゃあいつなんだろう、と思う自分もいる。
いつになったらわたしは「子どもを産んで、育ててもいいかも」と思えるのだろうか。


そんなこんなしているうちに、子どもより先に猫を迎えた我が家。
猫を迎えたら、子どもいらないってなりそうだななんて思っていたけど、本当にそうなりそうな気がしている。

生後約半年の子猫、めちゃくちゃ元気。やんちゃ。暴れん坊。(笑)
当たり前だが言うことなんて全然聞かないし、落ち着いてほしいのに落ち着かない。入ってほしくないところこそ入るし、触ってほしくないものほど触る。

わたしに余裕があれば、
気が済むまでたくさん遊ぶし、
危ないところにいっても逐一抱えて連れ戻せるし、
危ないところにいかないよう構ってあげられる。
でも、毎日余裕があって、毎日調子がいいわけじゃない。
いつもなら許せることも許せない日もある。

それこそ日中はわたし1人対子猫なわけで、家のことをしたり自分のことをしたい時間と猫のまったりタイムが合致するとは限らない。もうとにかく、いま、目が離せないのだ。

ところが夫、猫を放置しがちなのである。
夫と猫しかいない空間で1人すやすやと寝たり、携帯片手に猫の相手をしたり。
そのおかげで猫は自由奔放やりたい放題。
この前はお風呂に入っていたら猫がキッチンにあった夕飯の余りをひっくり返すという事件発生。夫は寝ていた模様。

お前、猫育て舐めてるだろ!!!!!!!
と思ったことは言うまでもない。
(でも夫には言わなかった。置きっぱにしてた私も悪い。)

なんか、こういう愚痴、子育てでよく聞きません?笑
ようやく歩くようになって、後追いする、なんでも口に入れてしまう赤ちゃんを持つお母さんと、危機感のないお父さん。なんか、よくみる図だな。

子どもに比べたら猫は手がかからない。
うちの猫は粗相はしないし、トレイもきちんとする。好き嫌いなく食べ、水もよく飲む。もちろん食事の介助もいらない。あまり夜鳴きもしない。朝まで一緒にぐっすり寝てくれる。本当に手がかかってない。
それでもやっぱり時々苦しくなる。自分のペースが乱されるのがたまらなくつらいときがあるのだ。

猫1匹でこんな風になってるわたし、子ども育てられるのか?

しかも、猫は1歳をすぎるとだんだん遊ばなくなり落ち着いてくるともいう。
一方人間の子どもは…?考えただけで気が遠くなった。

え〜、、、猫ごときで根を上げてたら、子どもなんて到底無理じゃない????
と思ってしまうわたしは、やはり子どもを産み育てるのに向いていないのだろうか。

猫はと〜〜ってもかわいいです。みてください、このきゅるんきゅるんのうるうるな瞳を。


みんな、苦しいことがあったり、悩んだり泣いたりたくさんしても、我が子がかわいくてかわいくて仕方ないんだろうなぁと思う。だから産んで育てられるんだろうなぁ。

それがわたしにできるかなぁ。と思った。

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