ヲタ恋10巻特装版OAD「トモダチの距離」尚光の民による感想
尚ちゃんこーくん
改めて、主役のアニメーション作品おめでとう!本当に嬉しいです!
ヲタ恋10巻読んだときはあまりの感情の揺さぶられっぷりに気持ちは最高潮だったんだけど身体はボロボロになって全回復するまで3日かかったので、覚悟して見始めます。
※ネタバレ、個人の解釈を含む。長い。
※あくまで自分はこう受け取ったよって話。
※一部センシティブ表現を含みます。
・ああああーーーあああーーこーくんが尚哉の服の裾ひっぱってるううあーーー肘あたりのところ引っぱってるあああ無言でぐいぐいひっぱってるうううううあああ
・こーくんの唇がアップになったあああーーーーーーあああああーーーああああーー
・待って待って待ってこーくんこれ以上観てる人の劣情を煽らないで やばいよそれは なんで唇にそんなやたらハイライト入ってるの?今までそんな風に描かれたことなかったじゃん すき
・てかこの時のふたりの距離近!!!
・えっ この劇物みんな通しで観たの……?心臓バックバクで一時停止しないとままならん
基本的に映像作品は一気見するものだと思ってたのに人生で一番止めながら進めてしまうんだが?
・こーくんのお父さんがカットされてる……
・画面越しに尚哉のメッセージ読んでるこーくんめちゃくちゃかわいい
・尚哉の「助けてこーくん」はちょっとかわいすぎてちょっと かわいい
・こーくんの声めちゃくちゃかっこいいよー凛々しいこーくんもすき
・オリジナルシーンの尚哉めっちゃほっこりだ……
・オリジナルシーンのこーくんはちょっとかわいすぎる 一息つきながら女の子の顔してるじゃんーー
・ぬいぐるみ腕クロスしてぎゅっとしてるこーくんかわいいよぉアニメで夏服になってさらに破壊力アップだよぉかわいいよすきだよ
・尚哉の手おっきいのすきだーこーくんに向けてお手手ふってるのすき
・「こーくんがいてくれたら『みんな』楽しいと思う」…… いやいやいや「おれが」でしょ!?最高か!!
・宏嵩がこーくん連れ回してるシーンで複雑な顔してる尚哉がアニメでさらに強調されてて最高です 原作の中でも特に好きなシーンなんだここのひとコマは……尚哉はずっと自分で気づいてないし言葉にしてないだけで態度や行動でこーくんに好きって言ってる感じがするんだよ
・猫背こーくんかわいい
・とりあえずゲーセン戻りましょうかって言われた時の尚哉の嬉しそうな笑い方こっちまで嬉しくなる
・なんでPVの時点でこーくんのスカートを
「成海さんに選んでもらった」って言ったんだろう?と思ってたけど、服選びのくだりがカットされたからなんだね。いろんな都合があったんだろうけど、
ちょっとここは語らせて欲しい。
こーくんのおめかし、はなちゃんの貢献なくしては生まれてないんだよ。
原作ヲタ恋の中ではなちゃんはこーくんに若いから!とホットパンツをすすめて断られるくだりがあるけど、
一方でちゃんと成海がピンクのスカートを勧めたときはたしなめてるんだよ、
これはね、めちゃくちゃ意味あると思うんだよ。
ヲタ恋小説版で、はなちゃんは初デートの時樺倉さんに喜んでもらいたくてショートパンツを初デート服に選んだんだ。
本人はふだんかわいい系の格好をあまりしない中で、自分なりにかわいく見える服を選んだわけ。
でね、それを樺倉先パイに実際に褒めてもらえた。
だから、若いから!と軽いノリですすめているようで、はなちゃんの中でホットパンツは人を魅力的に見せる服のひとつとして認識されてる部分があるんだ。
だってピンクのスカートには
「みんながみんなピンク好きとは限らない」っていう視点が持てるはなちゃんが
「ホットパンツは若い子がみんな着たいはず」
っていう価値観を持っているわけない。
はなちゃんなりの甘酸っぱい成功体験から出たセリフだと個人的には受け取ってるんだ、あのくだり。
だから、『そんな経験をしてきたはなちゃんが、こーくんを魅力的に見せるために選んだ服』っていう意味ではなちゃんは今回の話に欠かせないんだ。
アニメはどうしても色んな都合があったんだろうけど、
尚ちゃんとこーくんの恋の発展には、間接的にとはいえ、樺倉さんとはなちゃんがふたりで築いた絆が脈々と受け継がれて形を成してる、と個人的には思う。
5巻では宏嵩と成海、8巻では間接的に樺倉さんとはなちゃん、
尚ちゃんとこーくんは間違いなくヲタ恋の世界の中で、2組のカップルの後に送り出された、仲間たちに背中を押されて前に進んだんだって思える。
・「全然そんなことないよ!」の尚哉の必死感めっちゃすき
・ここでこーくんの回想入るの最高ーー最近好きだって気づいてしまった張本人にいま手を引かれてるっていうのが強調されててヤバい ああーーもう恋に落ちてるのに恋に落ちる音がするーーー
・映画までの距離ずっと手繋いでたのかなああああああーーーああああーー
・伏し目こーくん一生見ていたい
・お互いの回想をデートシーンに混ぜるの神演出だなぁーニヤニヤギュンギュンしちゃうなぁ
・ダイジェスト尚光(最高)
・じ、実は今日…って言い始めたこーくん見てこっちまで手が震えた
・こーくんがうつむいた足下移す→不安げにぎゅっと握った手を映す 画面の構成がこーくんの気持ちをていねいに描写していて最高 誰だこの最高なアニメーションを作ったのは
ありがとうございます
・原作の時も思ったけどこーくんそんなやすやすと人にそんな魅力的な首からうなじにかけてのラインを見せたらダメだよ……尚哉には大丈夫 ふつーにエロい
・原作ヲタ恋で展開わかってるのにすっごいバクバクした。こーくんなんて言うんだろう?尚哉なんて返事するんだろう?って思ってしまった。すごいな……
・ここでちょっとどもる感じぃ……!!こーくん……!!すきすきすきすき
・今ここでこんなかわいいこーくんが一所懸命自分の気持ちを伝えてるのに、同時にその気持ちを諦めようとしてるとか脳の処理が追いつかんパンクする 萌えればいいのか泣けばいいのか
・電車のドアに映る顔が切ないんだけどきれいだ……ってなってしまう 女の子じゃなくて女性の顔だよそれは こーくんなんで諦めるのだけそんなにうまいの そんなになるまで今までどれだけ傷ついて譲って諦めてきたの こんなに受け入れてくれた尚哉でもこーくんのものさしだと諦めようっていう選択になってしまうのがもう胸締め付けられてグゥーってなってしまう
・尚哉帰ってなかったのか 公園でひとりで考えるってまんま10巻のこーくんじゃないですか そういうところでリンクするの萌えるなぁ
・セリフが違うあああああーーーーこれ原作と意味変わってくるやつだあああーー
だってこれアレじゃん、原作の
「これでよかったのか?」だと
尚哉、こーくんのバイト始めたっていう報告にただ戸惑ってる感じに見えるけど、
OADの方パターンで
「このままじゃダメだよな」
って思った矢先にバイトなのでーって言われて出鼻くじかれるのでは全然意味変わってくる
尚光に分岐がある…だと…!?最終的に同じルートにいきつくしどっちも最高です
・尚哉の決意の顔が格好いいなぁ 諦めるこーくんと決意を固める尚哉 なんて素敵な対比だぁ
・エンディングが音ゲーの筐体から入ってくるの素敵な演出だな
◇おわりに
制作会社が変わっていたのでどうなるのかなぁと思ってたけど個人的にはとても楽しかった!
アニメでストーリーを楽しむ感覚というよりは動画っぽいというか、尚光のおいしいシーンをダイジェストでお届けみたいな感じなので原作ヲタ恋をせめて8巻まで読んでおいた方がより楽しめるかもしれない。
まさか4巻のシーンまで入れてくれるとは思っていなかったので本当に詰め込んでくれたんだなぁと感じました。
尚光のみのエピソードは8巻まで半分以上はアニメ化されたのでは……?実際に数えたわけじゃないけどそれくらいのインパクトがあった。
◇おわらない想いブチまけ
尚ちゃんとこーくんがまた単行本の表紙を飾って、
お互いの気持ちが通じて、
ふたりが主役のアニメーション作品ができて
そんな日が来るなんて夢にも思わなかった。
こんなに大好きになったふたりが、ここまで行き着くところまで見せてもらえて、
もうこんな形で味わう幸せな気持ちは人生で最初で最後だと思う。
しかもOADだもんなぁ……個人的には単行本についてるOAD作品が好きなので、そういう意味でもこんなに嬉しいことはないです。
作画、特に色はふじた先生のヲタ恋アニメ一期のころに描いてた全員集合のイラストの色使いにちょっと似てる気がして、とてもきれいだと思った。成海の前髪のグラデーションとか。
ふじた先生のヲタ恋をていねいに汲み取って再解釈してくれたのかなと思って、嬉しかったです。
何度でも見返したい大切な作品です。