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ヲタ恋10巻 尚光の民による感想

※ネタバレ、個人の解釈を含む。長い。
※あくまで自分はこう受け取ったよって話。
※記事主はふだんCOMIC BAVELとか読むタイプの人間なので見方が偏ってる。


ヲタクに恋は難しい10巻発売おめでとうございます!

今回、併せてグッズの販売も色々あってとても嬉しかったー!過去ふじた先生の絵で特に好きなものがたくさんリバイバル登場してて幸せ。早く届かないかなぁ。


◆カラーページ

・尚ちゃんとこーくんが表紙の巻になるとカラーページめっちゃ遊んでません?

・ハナちゃんエロくて最高〜って思ってたらナルミの上目づかいに吹っ飛ばされた。んーかわいすぎる!2021年になってから成海はちょっとかわいすぎる。最近FANZAの方でも腐女子萌え広がってる気がするんですけどどう?私のおすすめはまれお先生。

・ヒロタカシファーなの?ヒロタカはルシファーなの?羽でナルミ暖めてるのめっちゃかわいい

・まだ友達。……「まだ」!!

・大天使ナオエルとコーくんの一コマがめちゃくちゃかわいすぎる……めっちゃかわいい……構図最高!



◆episode…71

・11ページのページ下コメすこ

・ウソで〜すマジでかわいいんだよなぁ……ずっと成海のターンか?この鼻が開いてるのがかわいい

・この回好きなんだよなぁ……って毎回Twitterで言ってる気がするしたぶんこの回の時も言ったわ


◆episode…72

・なんでそれぞれで画面起動した後に樺倉先パイははなちゃんの画面の前に行ったん?そんなんしたら萌えてしまうやん?それがさも当たり前ですって感じの顔してるはなちゃんにも萌えてしまうやん?10巻って樺花巻だったっけ?

・はなちゃんってヲタ恋の中でも親しい人に対しての甘え方がいちばん子どもっぽくてかわいいんだよなぁ……

・尚哉のこの反応さ……初見時、なんか◯◯っぽいなぁって思ったんだよなぁ……うん……まあ想像の域を出ないし私は尚光好きな人間なのでニッコリです。下着姿が恥ずかしいと思うってことは運動部とか入ったことなさそう。偏見。

・赤スパといえばふじた先生のpixiv sketch配信いつもギフト機能閉じてますよね?投げようと思っていつもチェックするのに投げられないもん。ぜひ開けてくださいお願いします何でもはしませんから!


おまけ絵のiPad成海、Twitterで見たとき衝撃すごかったんよな!シンプルなのにめっちゃかわいくて、先生すげーってなったの覚えてる。



◆episode…73 step…1

・よっくんへの愛?的なものを感じるけど気のせいだったらごめん。小説版とかでもけっこう大きめにコマ用意されてるよねよっくん。

・よっくんすげー語るけどきみの嫁は艦娘じゃないのか?リアルの恋愛の方もいけるんか?

・おいケンちゃんこーくんの役するなら足閉じろ。

・39ページの尚哉の顔とこーくんの笑顔が好きすぎて無言スクショした。

ちょっと自分のツイート引用。

・これに気づいてからの「がんばれよ」ケンちゃんはちょっと不意に温かい気持ちになってしまった……いい奴……



◆episode…74

・この回好きなんだよなぁ(2分ぶり◯回目)

・こーくんもきれいだよ?絵きれいだよ!世界一かわいいよ!!お前が少女マンガになるんだよ!!

・樺倉先パイとこーくんの出会い、PVのメタ視点?が先だったからめっちゃ楽しみにしてた。ヲタ恋の疾走感が凝縮されててめちゃくちゃ好き。

・ページ下コメントの妙がすごい。単行本読む人だけがニヤニヤできる。



◆episode…75

・75…尚光回!と思ったら樺花回です。扉絵が大優勝。はなちゃんにおかえりと言われたい。

・はなちゃんのさ……エプロン姿のこの…紐クロスしてるところとこう腰の感じがこう……好きですね……

・心の中で樺倉さんのこと先パイ呼びしてるはなちゃんやばいよな!?かわいいなぁ!

・おそろいのパジャマですか……なるほど……ゲンドウポーズとっても萌えが散らせない顔のゆるみが抑えられない。んで樺倉先パイの首からチラッと見えるおそろいネックレスのチェーンな……。バカップルかよぉ!?夫婦だった!!好き!!


・おまけイラスト明治コラボのやつだー!応募したよー2通くらい!この時の成海の部屋の壁紙かわいかったんだよなぁ色合いが
あと宏嵩いたのもほっこりした。



◆episode…73 step…2


・今巻尚哉がいっぱい表情変わる……なんかすごい……怒涛の尚哉回収……

・なんか尚哉ならではの人脈活かして解決していく感じ、ヲタ恋の他の誰でもなく、宏嵩の弟ではなく、尚哉の物語って感じがしてとても嬉しい。嬉しいなぁ……いつも他人の気持ちに寄り添うことばかりしてた尚哉が自分の気持ちも向き合ってるの嬉しい。

・そうだよ尚哉。小説版でも語られてたけど最初こーくん本気で怖かったんだよ。アカウントどころかゲーム機持ってない異性の子がいきなりゲームしよう友達になろうって言ってきたんだよ。怖すぎるでしょ。それでもこーくん尚哉のこと受け入れてくれたんだよ。
アカウントの鍵開けて一日待っててくれたんだよ。

・……尚哉ーーーー!!!うわあーーー

(メインでまわしてるブログの方で尚哉に対する考察というかこじつけ話を書いたんだけど、その時に“尚哉はもっと自分の感情と向き合え”的なことを書いてたのでいまシンパシーがやばい。)

・ひとり“ぼっち”っていう言い方に尚哉の無意識の価値観がにじんでる気がするんだよね。やっぱりひとりに対して恐怖心持ってるのは尚哉の方に見えるなぁ。
はなちゃんと尚哉ってけっこうさみしがりだよね。



◆episode…76

・LINEスタンプ希望。なるみのあえ顔。

・ネタ切れになってるってことは成海は今好きなカップリングにけっこう長くハマってるのかな?

・今でしょ!!

・今です!!

・この、やりたいことできたから帰るわ!!おう、行ってらっしゃい〜ってできる宏成の関係性がとても好き。


・ローソンコラボの絵かわいい!!




◆episode…77

・ケンちゃんとよっくんがこーくんがイヤなこと言わないように代弁してくれてる……ように見える。別にこーくんに清廉潔白でいて欲しいとは思ってないしこーくんにドロっとした感情があっても個人的にはこーくんへの愛は変わらないけどな……
いうてこーくんのネガティヴ感情の矛先っていつもこーくんに向くからなぁ。

・↑……と、連載で読んだ時は思ってたんだけどこれ描き下ろしで回収できたね。事前に尚哉から相談を受けてたからふたりはフォローにまわってくれてるんだ。何でこんな会話になってるんだろう?こーくんのこと変に庇いすぎな気がするな……と思ってたらそういうことか。
友だちの好い人だからカバーしてくれてるのね。なるほど。

・「こーくん!」の回収の仕方が神がかってる。実際9巻episode…69の時は尚哉来てくれた!→ちがった……ってなったからここで本当に尚哉来たのすごすぎて鳥肌だった。
実際に声が聞こえてこないマンガならでは表現手法なのも素敵。ここヲタ恋の中でも屈指のシーンだと思う。大好き。


◆episode…73 step…3

・step3ってことは描き下ろし最後の章だ……終わらないで……いやだ……読み終わりたくない……

・尚光は描き下ろし最終章に入るとすぐギャグ顔するじゃん!!8巻の待ち合わせのくだりじゃん!!真面目に恋愛マンガしろよ!!ヲタ恋はそういうマンガだよ!!かわいいかよ!!

・ヘヘっが好きすぎてちょっともう……何も言えない……。
こーくんと笑い合ってる時に見せる尚哉の独特の口元の感じ好きなんだよなぁ……ちょっとだけいつもより口角クッと上がる感じの……
8巻の太鼓◯達人やってるシーン見てきてほしい。あの感じ。
こーくんも目尻キュッとする感じ……尚哉にしか見せない笑い方するじゃん……すきすきすき

・え!?じゃあ尚哉とこーくんって数ヶ月単位ですれ違ってたの……ええ……。
何それーー……ひとコマずつ丁寧に胸がしめつれられるんだけど……。

・「“逃げてしまって”すみません」って言えるこーくんの潔さよ……。逃げたって認められるの凄いことだと思うよ。こーくんは傷つきやすいし、人を傷つけるのは耐えられないのかもしれないけど、本当にまっすぐだね。だから傷つくのかもしれないけど。こーくんのそういうところが大好きだよ。






・ちょっとごめん、むりだ……ごめん、ちょっとなく


・尚哉、言えたじゃん……こーくんのために、じゃなくてちゃんとおれがそうしたいって言えた

・めちゃくちゃ好きなセリフがあるけど伏せておく


・こーくん……





もうなんか言葉にならん。




◆いったん区切り

ふじた先生のあとがきに書いてある尚光の部分、ああーそうだよなーああーってなってしまった。
いやいや、むしろ付き合うまでのエピソードを描き切ってくれて本当に嬉しいです。

個人的に、尚光はワンチャン友達枠〜みたいなノリでスルッと行くのかもしれないとも思ってたので。


ヲタクに恋は難しいは人生で一番買ったマンガだし、
一番読み返したマンガだし、

間違いなく人生で読んだ恋愛マンガの中で一番の感動です。
ありがとうございます。
 


◆尚哉について

この単行本を待ってる間も、ずっとずっとこーくんと尚哉のこと考えてたんだよね。

どっちかというとこーくんかわいいって追っかけてることが多いなーって思って、尚哉しっかり読み込んでみようって思ってここ最近は過ごしてて。

尚哉ってこーくんに対してちょっと執着見せるくらいで、それ以外の感情がクッキリ見えてこないなーと思ってて。

で、宏嵩と成海がつき合い始めたとき泣いてたなぁと思って。そこから色々考えたときに、尚哉の中にさみしい、怖いっていう気持ちがあるように見えたんだよね。

私は正直すぐに気づけなかったし、たぶん少しずつ少しずつ見せてくれてたんだなぁと。
改めて、ふじた先生のマンガの妙を感じました。

今巻でそこが言語化されてるってことは、尚哉もこーくんも両方とも、自分の気持ちとちゃんと向き合えたんだなって思って、それがほんとに嬉しいです。

こーくんも友達でいてくださいじゃなかったもんね。ああー。嬉しいなぁ。嬉しいしか言ってないなぁ。



◆蛇足


人との繋がりを失うことに対しての恐怖は、ヲタ恋全体にちりばめられてるテーマでもあるよね。

樺倉先パイが初めて後輩から飲みに誘われた時とかも、初めて誘ってもらったからって自分の好きなマンガの特装版と天秤にかけて飲みとってるよね。
腐女子を隠してる成海は言わずもがな、コスプレを結婚式で披露したいっていうはなちゃんも、逆説的にはそうだよね。

自分のことを他者に認めてもらおうとすると、ずっとそれがついてまわるよね。

そのへん、成海たちはどういう選択するのかなーって、今後のヲタ恋ってどうなっていくのかなーって、とても気になってます。


ふじた先生も、ずっと読者とか色んな人からの期待に応え続けてきてくれてるんだろうなぁと勝手に思ってます。
自分が読者としてできることなんて、本買って、読んで、面白かったってネットに書いて、ファンレター送るくらいがせいぜいなんだけど。

なんかそれじゃ釣り合ってねーなぁって感じるほどにはヲタ恋10巻、大好きな一冊です。

感動をありがとうございます。



2021.2.26 6:00くらい追記

・描き下ろしで尚哉とこーくんが飲んでるのはアレか、ふだん尚哉が飲んでるいちご「ミルク」とこーくんが飲んでる「コーヒー」のかけ合わせでラテなのね。細かいなぁ。

・尚哉はずっとさみしい、こわい、だけじゃなくて、
こーくんに対して“わからない”って思い続けてきたんだね。思いがけずに傷つけたから。
なんて純粋な恋心なんだろう。

・スポットライト当たる表現は8巻のこーくんのシーンでも出てくるね。尚哉もこーくんもお互いを意識することで緊張したり、寂しくなったりしてたんだなぁ。これからはお互いで肩を寄せ合っていけるよね。

・ダイブとかこーくんあのさ…とか色々あるけど繰り返しで少しずつ心理状態の変化を伝える表現が素晴らしすぎる。マンガ体験として読んでて幸せすぎる。

・尚哉から手を差し出して、最終的にこーくんがその手を受け取る。こーくんがあの…途中まで一緒に…ってこーくんが踏み出すことで成り立ってるところが最高に最高です。

思えばこのふたりはずっとそうだったよね。アニメのヲタ恋でも尚哉はこーくんが自分の質問にとつとつ答えるところ、じっと見ながら待っててくれるし。こーくんも、尚哉に対してはつっかえながらもちゃんと自分の意見言うもん。つっこんだりするし。ああ。好き。

・てっきり尚哉とこーくんはふたりで笑い合ってると思ってたらこーくんはつられ笑いしてたのね……ちょっ……かわいい。好き……

・「きみと友達になりたいんだ」
「ずっと友達でいてください」
「恋人になりたいです」
今どきこんなまっすぐな言葉のかけあいする恋愛物語ってある?ちょっとステキすぎるよ


2021.2.26 8:17くらい追記
・最近多かったラスト1ページの構図ってヲタ恋3巻で尚哉がこーくんを学内で見つけて話しかけに行くシーン踏襲してるじゃん!!ケンちゃんとよっくんが外から見てるこの構図!演出が神すぎる!!