日曜の特別な時間
日曜の朝。
目が覚めた子どもたちが、目が合うとニコッと笑い、順番にわたしの布団に入ってくる。
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おはようと抱きしめて、ぎゅうぎゅうと身体を寄せ合って、髪を撫で、額や頬に口付ける時間が何よりも幸せに感じる。
長女は来年中学生になる。
末っ子も今年小学生になった。
子どもたちみんながこんなふうに甘えてくれるのは、あとどのくらいなんだろうか。
ついタイムリミットを気にしてしまうようになった。
こんな日曜の朝はいつ終わってもおかしくなくて、ママとのハグやキスはもういいなんて日ももう間も無くくるのかもしれない。
日に日に成長していく子どもたちを見て、嬉しく思う反面、そんな日がいつかやってくる切なさも感じる。
今朝も目が合うと微笑んでくれる子どもたちに
ありがとう、と毎回思う。
そうは言っても、平日はバタバタしてそんな時間もなかなか味わうこともなくて。
「早く起きなさい」
「学校遅れるよ」
「ほら、ご飯食べて」
「行ってらっしゃい。気をつけてね。」
毎度慌ただしくランドセルを背負う子どもたちを見送っている。
急かす言葉掛けばかりになってるね。気をつけよう。
土曜の朝はゴミ捨てにわたしが早く起きるから。
日曜の朝は、やっぱり特別。
時々、遅起きの夫が珍しく混じるときもあって、そんな時間はもっと好き。