虫嫌いにはありがたい天皇陵巡り~古市編~
とんぼの めがねは
水いろ めがね
青いおそらを
とんだから とんだから
とんぼの めがねは
ぴか ぴか めがね
おてんとさまを
みてたから みてたから
とんぼの めがねは
赤いろ めがね
夕焼け雲を
とんだから とんだから
そろそろ秋本番ですね。
まだ昼間は暑い日がありますが、
夜はクーラーもいらないほど
涼しくなってきました。
いきなりですが、筆者は虫が大嫌いです。
秋になるととんぼが飛んだり、
バッタが跳ねたりといろんな虫が飛びますね。
うさぎならまだしも、可愛げのない動物が
いきなり飛ぶと筆者は逃げます。
というわけで今回は
初秋の天皇陵巡り~古市古墳群編~
前々回に百舌鳥古墳群を訪れましたが、
「古市・百舌鳥古墳群」として世界遺産に
登録されていることから残った古市古墳群を
訪れてみました。
1. 古市古墳群とは?
古市古墳群は、古墳時代の最盛期であった
4世紀後半から5世紀後半にかけて築造された、古代日本列島の王たちの墓群です。
ちなみに百舌鳥古墳群が「海側」にあって、
古市古墳群が「山側」にあります。
天皇陵に関しては、古市古墳群の方が
数が多いです。
羽曳野市と藤井寺市に集中しているので、
今回はそこを訪れます!
2. 安閑天皇陵
準急・河内長野行きでまずは古市へ🚃
もちろん徒歩ですよ♪
駅を出て最初の信号を左に曲がって
10分ほど歩いていくとあります。
駅チカで助かる….
とりあえず古市古墳群の古墳は
とにかく古墳の規模がデカいので、
「いやもう絶対あれやん」
とすぐに分かります。
一緒に葬られている継体天皇皇女神前皇女は、
安閑天皇の異母兄だそうです。
なぜ、一緒に葬られているのかは
妃だったから?などいろいろと理由が
考えられているそうです。
3. 清寧天皇陵
安閑天皇陵から清寧天皇陵までは
徒歩で16分くらいです。
(ちなみに筆者は、京都市右京区にある
後花園天皇陵に行くために、バスターミナルが
ある周山から天皇陵まで徒歩1時間半あるの
にも関わらず歩く人間なので、徒歩30分以内
なら都会だろうが田舎だろうが歩きます。)
上記の写真の近辺に歩道橋があるのですが、
左に曲がり少し狭い住宅街の道を進んでいく
とあります。
住宅街の中にあるとはいえ、
めちゃくちゃデカいです。
4.日本武尊陵
清寧天皇陵からは4分ほどなので、
すぐに着きます。
(それにしても、天皇になったわけではない
皇子の陵にしてはめちゃくちゃデカいな…)
白鳥(しらとり)という名は、日本武尊が
死後に白鳥(はくちょう)となってこの地に
降り立ったからという理由で名付けられた
そうです。
そして、日本武尊といえば草薙剣ですよね。
草薙剣は、八咫鏡と八尺瓊勾玉と
共に三種の神器として日本の歴代天皇が
古代から皇位継承の際に最も重要な象徴となる
物品として伝世してきました。
ちなみに草薙剣は、愛知県にある熱田神宮に
あるとされています。
5.仁賢天皇陵
日本武尊陵までは歩いて17分くらいです。
この天皇陵も住宅街の中にあります。
山になると虫が飛んでるので嫌になるので
ホントに助かります…
6. 仲哀天皇陵
仁賢天皇陵からほぼ真っ直ぐに
20分ほど歩きます。
仁賢天皇陵までは羽曳野市でしたが、
仲哀天皇陵は藤井寺市にあります。
全体写真が撮れるような場所がなかったので、少しわかりにくいですが仲哀天皇陵も
拝所の写真に全体が収まってないので、
とても大きいです。
7. 応神天皇陵
応神天皇陵からは20分ほど羽曳野市に
戻る形で歩きます。
応神天皇陵と聞くとあまりピンと来ない人も
いると思います。
しかし、「誉田御廟山古墳」と聞くと
少し分かるかもしれません。
「誉田御廟山古墳」は日本で二番目に大きな
古墳ということで、日本史の教科書や問題集に
チョロット載っています。
(いや一部の人にしかわからんやろ)
8. 宮内庁書陵部 古市陵墓監区事務所
応神天皇陵の側には
「宮内庁書陵部 古市陵墓監区事務所」
があります。
ここでは、御陵印を頂くことができます。
この御陵印帳は、杉本工芸さんという販売店で
しか売っていません。
もし、興味がある方は楽天で購入できますので
買ってみてください♪
9. 応神天皇皇后仲姫命陵
次の天皇陵に行く途中に発見。
10. 允恭天皇陵
応神天皇陵からは近鉄南大阪線・土師ノ里駅に
向けて歩いて16分ほどです。
11. 雄略天皇陵
允恭天皇陵からは歩いて40分ほどです。
しかし、他にも行くところがあり、
ちょっと時間が危ういので1駅だけですが
電車で移動です🚃
藤井寺といえば、野球が好きな方だ藤井寺球場
を想像される方も多いのではないでしょうか。
筆者が小学生のときに解体されたそうですが、
記憶にはありません。
現在は跡地にモニュメントが建っています。
個人的には藤井寺と聞いて思い浮かべるのが
もう一つあります。
日本ハムと楽天で監督をされた
梨田昌孝さんが、現役時代に藤井寺に新居を
建てようとした際に新居予定地の土地調査を したら縄文時代の遺跡が出てきたという話が
あります。
今ははさみ山遺跡という名前ですが、
当時は梨田遺跡とも言われたそうです。
雄略天皇陵は藤井寺駅から歩いて
18分くらいです。
雄略天皇陵といえば、
倭の五王の「武」として知られていますよね。
ちなみに倭の五王が誰に該当するのかは
諸説ありますが、「讃」は履中天皇、
「珍」は反正天皇、「済」は允恭天皇、
「興」は安康天皇とされています。
もう既に全部の天皇陵を訪れていますね♪
倭の五王に関しては、
この本を読むと非常に理解しやすくなります。
12. 継体天皇陵
「よし!これで全部回ったぞ!」と思いきや、大阪府の天皇陵まだ訪れていないところが
あるんです。
それが「継体天皇陵」です。
なんと場所が茨木市。
隣が高槻市ということで京都に近いところまで移動しなければなりません。
高鷲(近鉄南大阪線)→大阪阿部野橋(〃)→
天王寺(JR大阪環状線)→大阪(JR京都線)→
JR総持寺(〃)
で移動していきます。
駅に着くと本来はバスで移動がいいのですが、なんだかめんどくさくなったので、
23分歩いて行きました。
茨木市にあるのかは諸説ありますが、
継体天皇の生まれが奈良盆地ではなく、
現在の福井県であり、奈良盆地に入る際に
この辺りに一旦陣取ったからだとか。
近年では、高槻市にある今城塚古墳の方が
正しいのではないかという指摘もあります。
中の立ち入りが自由なのでオススメです。
これまでもいくつか堀がある天皇陵に
訪れましたが、継体天皇陵の堀はこれまでの
よりも堀が浅いためか少し水が溜まりすぎて
いるような印象を持ちました。
これにて大阪府の天皇陵は
全て訪れることができました。
残りは、奈良県・兵庫県・
山口県・東京都の4都県!
ほな、また👋
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