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【花】がビジネスやったら、超繁盛するやろな。と思ったについて。

「面白くて眠れなくなる植物学」という本を読んでいて
これってマーケティングの考え方やん!?
ということに気づいたので、メモ。

人間は花が好きで、購入したり、家に飾ったりするが、花は人間のことなんか一ミリも考えていない。人間は片思いをしているのです。

では、花たちは何のために咲いているのでしょうか。

まず植物の花たちの基本戦略は下記の流れです。

  1. 花を咲かせて飛ぶ虫を呼ぶ

  2. そいつらに花粉をくっつける

  3. そのまま飛び回ることで受粉を狙う

植物は、動くことができないので
動ける虫に働いてもらっています。

基本の戦略は上記ですが、
「花」の種類によって細かい戦略があるようです。

黄色い花の戦略

黄色い花といえば、ナノハナや、タンポポなどが挙げられます。

実は、黄色い花というのは、「アブ」が好む色です。

黄色い花の戦略としては、
花粉を運ぶ虫=アブ
ということになります。

しかし

「アブはめちゃめちゃ頭が悪い」

というのが問題点です。
なぜなら、受粉はどんな種類の花でもいいわけではなく
ナノハナならナノハナ、タンポポならタンポポに行って欲しいのです。

アブは賢くないので、手当たり次第、そこら辺の黄色い花めがけて突進していってしまいます。すると、植物としては困ったものです。

そこで、黄色い花たちがとった戦略というのが

同じところにいっぱい咲く

というものです。

同じところにいっぱい集まって咲いていたら
少し遠くのところにアブが飛んでいく必要がありません。

また、別の種類の花に行くことも少なくなります。

でも、

それとマーケティング何が関係あるの?!

と思われるかもしれません。

しかし、花たちはマーケティングの基本に沿って進化してきたのです。

【マーケティングの超基本】

  • 何を提供するか(価値)

  • 誰に提供するか(対象)

  • どのように提供するか(販促)

これを、先ほどの黄色い花に当てはめて考えてみましょう。

  • 何を提供するか=黄色い花、蜜。

  • 誰に提供するか=黄色い花が好きな頭悪いアブ

  • どのように提供するか=アブは頭が悪いので、まとまって咲く

簡潔にまとめると

自分の価値をまず認識します。
その次に、ターゲットとなる人を見つけます。

そのターゲットの特徴から、
どんなふうに提供するかを決めたというような感じです。

かなりシンプルに聞こえますが
かなり理にかなってることがわかると思います。

ここから学べること

このケースから学べることは

  • どんな人がターゲットなのか深掘りする

という点が超大事だということです。

黄色い花たちは、アブがどんなやつなのかを知っていました。
だからこそ、適切な戦略が取れたのです。


この考え方はビジネスにおいてとても重要な考え方ですね。

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