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女性の自己決定権を広く制限すべきであると主張していた「人権ゴリゴリ」であったはずの神原元弁護士

土井香苗ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表による神原元弁護士評

 <夫は「女性枠」問題で共に闘った男性>
 司法修習が終わった2、3カ月後に私から「結婚してください」と頭を下げました。初めは「レーダー外(眼中にない)」だったのに。夫も弁護士で、「日の丸・君が代問題」での処分撤回や刑事、労働問題などを担当しています。人権ゴリゴリで、家でも「他に話はないの?」みたいな感じ。女が飯を作るという発想もない。自宅を新築した際に「台所は要らない」と言い出す始末。さすがに小さい台所は作り、食事も時々作ります。

毎日新聞2010年3月8日 東京朝刊

「おっぱい募金」をめぐる神原元弁護士の見解

 リベラリズムとは、人の自由な生き方を尊重し、それを阻害する障壁はなるべく少ない方が好ましいという考え方であると学びましたが、かつては「人権ゴリゴリ」であったはずの神原元弁護士は自らの価値観に合わないとしか理解できないような理由で女性の自己決定権を制限しようとしていますし、ずいぶんとリベラリズムから遠いお考えに行き着いたようです。

単純に計算すると、1人1000人(1日500人)に胸を触られたことになるが、その理解でいいのかな?仮にその計算で正しいとすると、心底「ひどい企画だ」と感じるね
「おっぱい募金」来場者7000人突破!600万円以上集める

@kambara7

事実を確認しろ~!と叫ぶ山口先生は、未だ俺の事実誤認を指摘できない。俺は、報道で知った添付の事実を前提に意見を言ってるし、そう明言している。報道に基づいて意見を言うのは当たり前で、それがダメなら市民は大抵のことに意見が言えなくなる。
(自己のツイートの引用)
7人の女性の身体を7000人の男が触るという悪夢のような光景が未だ信じられない。きっと俺の勘違いなんだろう。推進派の優しい男性諸君、お願いだから、俺の事実誤認を指摘して下さい。

@kambara7

労働法の分野を例にあげれば分かるとおり、個人の自己決定権は、絶対的なものでもなんでもない。自己決定権に一定の枠を科すことによって弱者を保護するのは、20世紀の標準的な法思想である。自己決定権を絶対化して制約を否定するリバタリアニズムは、先祖帰りの保守反動であり、警戒が必要である。

@kambara7

@kambara7 @otakulawyer おっぱい募金に参加したAV女優の方の声です。「おっぱい募金に関してもやりたくてやったお仕事です♪」と述べています。

@hiroujin

(参考)松沢呉一さんの「おっぱい募金」に関する見解

・「エイズ対策のために真剣に戦っている人に失礼」
「おっぱい募金」は、「BSスカパー!」のテレビ番組が毎年行っているチャリティイベント「STOP! AIDSチャリティー 24時間テレビ エロは地球を救う!2015」で、公式サイトには「(募金をした)帰りにおっぱいを揉んでハッピーな気分になってもらおう」などと記載されている。
署名キャンペーンの発信者である「おっぱい募金を終わりにしてほしい有志一同」は、イベントについて、「女性の体も募金も、チャンネルの視聴者を増やし、企業が利益を上げるための口実でしかありません」と批判。「おっぱいを揉みたいという本音につけこみ、あたかも募金という良いことをしたように思わせながら企画への関心を集めるこの仕掛け。エロをエロとして扱わないことで公共性を高くしているという点でも、余計罪深い」と指摘している。
さらに、「募金は本来、支援先に共感してお金を出してもらうものです。しかし来場客はおっぱいが揉みたくてお金を出しただけ」とし、「このような、偽善的で、性差別的なイベントを公に行う理由づけとしてエイズ撲滅を謳われては、エイズ対策のために真剣に戦っている世界中の人たちに対しても失礼ではないでしょうか?」などとして、イベントの中止を求めている。

弁護士ドットコムニュース

エイズ対策とエロが無関係とする無知
「そもそもエイズ対策と、おっぱいは関係がありません」とも書いていますが、エロと性感染症は関係があるに決まっているでしょうが。HIVの場合は輸血やドラッグの注射で感染することもありますが、今現在、9割が性的接触によるものです。

「おっぱい募金」中止を求める署名の愚劣‐HIV対策の妨害者 松沢呉一のビバノンライフ