反差別運動家やそれを支援するジャーナリストの言動が酷すぎる件
レイシズムやヘイトスピーチを止めるとは言わない反差別活動家たちと石橋学神奈川新聞川崎総局編集委員
神奈川新聞川崎総局の編集委員に石橋学さんという方がいらっしゃいます。その石橋学さんが土日など多くの企業が休日としている日に恒例のように発信する次のようなツイートです。
#ヘイトパトロール
#川崎駅前読書会
差別を許さない市民たちの隣で、侵略戦争に反対する労働者の訴えが始まった。川崎駅前にレイシストはいない。
私はこの呼びかけに違和感を感じます。レイシストであろうと排外主義者であろうとヘイトスピーチやヘイトクライムという言動や差別をなさなければよいのであって、なぜヘイトスピーチ、ヘイトクライム、差別ではなくレイシストを排除する必要があるのか不思議で仕方がありません。そもそも、反差別運動自体がレイシストや排外主義者が内心は別としてヘイトスピーチ、ヘイトクライム、差別をなすことを防ごうとした運動だったのではないでしょうか。レイシストや排外主義者がいたとしても、そのレイシストや排外主義者がヘイトスピーチ、ヘイトクライムや差別をなさずに日常を生きている社会と、レイシスト、排外主義者がいないにもかかわらずヘイトスピーチ、ヘイトクライムや差別が横行する社会を比較すれば、後者が圧倒的に不健全な社会であるといえます。そうであるにもかかわらず、石橋学神奈川新聞川崎総局編集委員や反差別活動家たちは「レイシスト」の存在にこだわるのでしょうか。
「水キムチあらい」こと朴敏用さんのツイートに見る違和感
令和4年4月13日に石橋学神奈川新聞川崎総局編集委員と同様の違和感を感じるツイートが「水キムチあらい」こと朴敏用さんから発信されました。
在日コリアンの青年がヘイト街宣の現場に出くわして抗議をする動画を数年前に観た。
抗議する青年を挑発するレイシスト。
青年はたまらずレイシストの胸ぐらをつかんでしまう。
倒されたレイシストは「警察を呼んでくれ」と叫ぶ。
反差別運動をしてる在日が反差別運動をしてる日本人から「あいつは右翼から金をもらってる」ってデマを流された。
自尊心を踏みにじられるようなデマを流された在日は日本人を殴ってしまった。
暴力はあかん絶対に。
けど、ほんまに差別に反対してるならそんな言葉は出ないでしょう。
「エル金は友達」ですよ。
何があかんの?
事実関係を整理すると、北新地大学院生リンチ事件の被害者の大学院生は、「エルネスト金」こと金良平さんと彼らカウンターが対峙している対象である矜持会の竹井信一さんと親しくしていることや竹井信一さんから金銭を受領しているという噂を聞いたことで悩み、「ぼん」こと李普鉉さんに相談したところ、いつの間にか男組をはじめとする反差別運動家たちの間で大学院生が金良平さんを疑っていると噂が広がっていたというのが事実です。北新地大学院生リンチ事件の民事訴訟などに関心を持っている方ならご存じのことですが、大学院生はデマを流したわけでないと念のために申し上げておきます。
本題に戻りましょう。このツイートで「水キムチあらい」こと朴敏用さんは、二つのことを述べています。一つは、差別に反対しているなら反差別運動をしている在日コリアンを疑ってはならないことと、もう一つは、「水キムチあらい」こと朴敏用さんがツイートしたことをきっかけとして燎原のごとく広がっていった #エル金は友達 祭りについて北新地大学院生リンチ事件と関連があることを「水キムチあらい」こと朴敏用さんが匂わせたということです。
Twitterでエル金は友達ってつぶやいたらFacebookで悪口書いてもらえます。
みなさんもぜひお試しください。
エル金は年下やけど尊敬する男やし友達
俺が見えへんとこで好きなだけ言うとけや、クソガキが。
けど、エル金は友達。
友達のことを友達ってつぶやいて何があかんねん。
エル金と友達の人はみんなで「エル金は友達」ってつぶやこう!
どちらかと言えば後の視点に関心を持つ方が多いのではないかと思いますが、私は前の視点の方がより深刻であると思います。北新地大学院生リンチ事件では、加害者の金良平さんが在日コリアンのコミュニティを強調しながら、そのコミュニティでは極めてマイノリティである日本人である大学院生に対し、日本人である大学院生に味方する者などいないと示唆して心を折ろうとしながらリンチを続けました。これは在日コリアンによる日本人被害者に対するヘイトクライムであるという解釈が十分可能である深刻な事案であるわけですが、「水キムチあらい」こと朴敏用さんは加害者である金良平さんを擁護しているのです。その理由として「水キムチあらい」こと朴敏用さんが挙げているのは、反差別運動をしている在日コリアンだからしか思い当たりません。
しかしながら、在日コリアンに対する差別に「エルネスト金」こと金良平さんら在日コリアンが反対するのは当事者として自らの人権のためにたたかっていたのに対し、北新地大学院生リンチ事件の被害者の大学院生は日本人でありながら在日コリアンの人権のためにたたかっていたわけです。このような明らかに異なる意識で反差別運動に加わっている日本人の参加者に対して在日コリアンは感謝の意を示すべきだなどとは思いませんが、そのような意識を全く持たずに反差別運動に加わっている在日コリアンを疑ってはならないなどと述べるのは、反差別運動内で在日コリアンを「天皇」にしたいという意識が根底にあるとしか思えません。