事実が歪められて伝えられている群馬の森朝鮮人追悼碑問題 1
朝鮮人追悼碑の建立を申請した団体と追悼碑の維持管理を行っている団体は別団体である
県立公園である「群馬の森」に設置された朝鮮人追悼碑の設置許可更新をめぐり、群馬県と維持管理を行う団体との間で紛争となっています。
この朝鮮人追悼碑の設置にあたっては、追悼碑を建てる会が群馬県と入念に調整を行い、政治的な活動を行わないことを条件として設置許可がなされました。その後、追悼碑を守る会が追悼碑の管理運営を行うこととなり、今回の群馬県との紛争に至っています。
この経緯を見て私は関西の反差別団体「友達守る団」を思い出しました。この友達守る団は凛七星さんが立ち上げて在日特権を許さない市民の会、チーム関西などの差別的な街頭宣伝活動などに抗議する活動を行っていました。しかしながら、代表の凛七星さんが生活保護の不正受給容疑で逮捕された後で不自然な動きをし始めます。京都朝鮮第一初級学校の児童らが反差別団体に対してお礼の言葉を述べるセレモニーで社会不在の凛七星さんに代わって花束を受け取ったのは、凛七星さんに「スカウト」されて最前線で抗議をなしていた日本人大学院生でもなく、同じように最前線で抗議活動を行うとともにSNSなどで積極的に発信していたあらまー。さんでもなく、金魚のフンのように抗議活動について行っていただけとも言える金良平さんでした。
追悼碑を建てる会は、追悼碑を設置の許可を得るためにかなりの譲歩をしていました。それは、日本と韓国、北朝鮮との友好と歴史的な清算を進めていこうとする意図があったものと思います。追悼碑を建てる会の歴史認識は私のそれとは大きく異なりますが、その目的のために群馬県との話し合いを繰り返して実現へと導いた行動は立派であると思います。
しかしながら、追悼碑を守る会は、報道されている「強制連行」を主張するだけでなく、南北朝鮮の統一をも主張するという政治的な発言をなすことでその努力を完全に無にしました。そればかりではなく、朝鮮総連の群馬県支部の来賓に至っては、日本と北朝鮮の友好のために追悼碑を建立した追悼碑を守る会の努力を無にするように、朝鮮学校の無償化除外を批判する発言をなしているのです。日本人が日本と韓国、朝鮮との友好を守るために追悼碑を建立した努力を何だと思っているのでしょうか。ひょっとしたら日本は韓国・朝鮮人より下であるから尽くすのは当然とでも考えているのでしょうか。
更にわからないのは代執行がなされるまで追悼碑を撤去せずに放置している点です。これほどの思いの詰まった追悼碑ですから、追悼碑を守る会は傷を付けないように大切に扱いながら新たな設置箇所が見つかるまで倉庫などできちんと保管しておくのが普通であると思うのですが、追悼碑を守る会ほどの思いを持たない県の役人が代執行するまで放置する神経が私には分かりません。
エルネスト金こと金良平さんが追悼碑問題にいっちょ噛み
確認してみたら、北新地大学院生リンチ事件の加害者の金良平さんがいっちょ噛みしていました。
金良平さんは韓国・北朝鮮に日本を謝罪させようとする前に、きちんと被害者の大学院生に会いに行って謝罪する方が先ではないでしょうか。民事訴訟の当事者尋問で「謝罪」をする場面がありましたが、頭と目線を下げることがどうしても嫌だったようで、被害者の大学院生を睨みながら腰を曲げるという滑稽な格好で謝罪もどきをやっていました。許されざる行いをやっていながら、反省も謝罪もしないからいつまでも批判されるわけですから、きちんと謝罪することが得策であると思います。